【食】『第10回食育推進全国大会inすみだ2015』 子ども商店街・事前学習
こんにちは。アフタースクールインターンの大井です。
今週末は墨田区にて6月20日、21日に開催される内閣府と墨田区の事業である『第10回食育推進全国大会inすみだ2015』の『子ども商店街』に向けて事前学習を行ないました。
今回の『子ども商店街』は墨田区に住むたくさんの子どもたちが自分の街の『食』にまつわる商店のことを知り、地元の魅力的な食べものを販売し、墨田の魅力を沢山の方に伝えるというプログラムになっています。
今回その前半の部分である「取材をして準備をする」という箇所までを多くの方々のご協力を経て進める事ができました。その様子をご紹介します。
児童館に集まって、しおりを見ながら今回のミッションややくそくをみんなで一緒に確認します。「ありがとう」「よく知ろう」「たいせつに」という3つのやくそくは頭に入ったかな?
それからチームに分かれて、児童館にてまたはお店や工場に実際に出向いて、お店の方からお店のことや商品の事を教わります。インタビュー形式で調査シートに沿って商品の魅力やお店の歴史を聞き出します。
私が同行したお総菜屋さんでは厨房で実際にお店で売る商品を作る行程を見せてくれました。そしてなんと試食まで!「自分で食べた印象って残るんですよね」とお話しされながら魅力を存分に伝えていただきました。
それから児童館にてお店の看板と、商品紹介のポップ作りです。何も言わなくてもさっさと紙を並べて、写真を切り貼りして素敵な個性あふれるものが出来上がりました。
最初は「どうしたらいいの?」とずっと聞いていた子も「ここは何色がいいよね!ここにこれを書こう!」と自分の思いを紙に載せられていました。そしてチームでの協力や会話もここでは重要。「私ここからここまで書くから○○ちゃんはそこからそこまでね」と役割分担、「これ貸してー!」「はい」「ありがとう」の掛け合い(やくそくだ!)もできていて感心しました。
「食育」「お店屋さん」という情報だけを頼りに何をするのか不安そうだった子どもたちも、お店訪問やインタビューを通してだんだんやる気に満ち溢れてくる過程がこちらとしてもとてもうれしかったです。
子どもたちにとってこの学習の機会は驚きや発見の連続だったようです。あたりまえに食べているお菓子やごはんが、何からできているのか、どうやって作っているのか、どんな人がどんな思いを込めて作っているのかなど、きっと初めての情報ばかりでお店の方々の話を目を輝かせて興味津々で聞いていました。そんな子どもたちの様子を見て児童館の方々からは『あの子が2時間も集中して参加できるなんて!』『生きた学びってこんなにも子どもたちが変わるんですね!』というお言葉をいただきました。
墨田区の多くの商店や企業の方々には、忙しい時間をぬって子どもたちのために様々な工夫を凝らしてわかりやすく説明していただきました。また、たくさんの子どもたちが毎日来る忙しい中、参加者募集や付き添い、会場設営にご協力いただいた児童館の方々には子どもたちのフォローもしっかりとしていただきました。そして、この企画の事務局である電通と東京新聞の皆様には連絡、スケジュール等細かい調整に動いていただきました。本当にありがとうございます。
このような機会をいただいて、一度にたくさんの子どもたちが輝く姿が観れてスタッフ一同本当に嬉しく思っています。まだまだこれからが本番ですが、本番に向けてみなさまのご協力に感謝して私たちも子どもたちの学びの機会を全力で提供していきたいと思います。
「地域活性」「地域復興」が叫ばれる中で、墨田区には下町のよさを脈々と受け継いで当たり前のこととして地域や人を大切にする文化があるんだなと実感しています。大切なことは日々の生活の近くにあるんだということをこのプログラムの主旨である食育、そして地域のイベントを通して子どもたちと共に私自身も学ばせてもらっています。
さて、実際にイベントで販売は錦糸公園にて6月20日(土)、21日(日)行なわれます。子どもたちのお店が各日9店舗ズラりと並びます。会場の他コンテンツも大変美味しそうなものが並んでいます。当日は是非お誘い合わせの上、墨田区へお越し下さいませ!!
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