【被災地支援】復興アントレプレナー2014-2015 in 岩手 day2
こんにちは。
アフタースクール本部スタッフの押塚です。
バークレイズ証券株式会社の皆さんにご支援を頂いている、
被災地の子どもたちにおくる復興支援プログラム、『復興アントレプレナー』。
2月14日のバレンタインデーに、
福島の高校生+青年と販売〜振り返りのファイナルセッションを行った本プログラムですが、
今年度の最終章は岩手大槌・釜石編です。
大槌でご協力頂いている、おらが大槌夢広場さんの事務所でday2を行って参りました。
この日はまた東京からバークレイズの社員のみなさんが、
応援に来てくださいました。
まずは子どもたちへ自己紹介をして頂き、
バークレイズ証券株式会社ってどんな会社?どんな人が働いているの?
そんな事をお話頂きました。
子どもたちは自分たちの住む町にはない証券会社、
そして外資系企業のお話を、興味深く聞いていました。
前回起業と小売りについて学び、チーム毎に店舗計画を立てて、
プレゼンテーションを行い、無事仕入れ予算の4万円を手にした子どもたち。
この日は販売する商品を決め、収支計画を確定させます。
まず簡単なアイスブレイクを行い、その後商品仕入れのレクチャーを行いました。
その後、子どもたちは事前に仕入れる商品の下調べを行い、写真におさめて来ていたので、
レクチャーが終わった後は東京からやってきたバークレイズのみなさんに、
商品の魅力を伝えてもらいました。
「これはめっちゃ美味しい!」
「大槌の人はだいたいみんな食べてる。」
「お酒のおつまみにいいって言ってた」
確かにどれも美味しそうです。
みんなでバークレイズの皆さんの反応を伺いながら、
「この商品は売れそうだ」
「この商品は美味しいけど、どこにでもあるもののように見えてしまうのではないか?」
などと各チームどんどん議論が進んで行きます。
販売する商品のイメージがついたら、今度は収支目標の立て方をレクチャーします。
仕入れ、売値、必要経費、利益の事などを学び、今回の出店計画の収支目標を立てます。
「この商品をどのくらい仕入れよう?」「いくらで販売しよう?」
「どの商品を厚めにとろう?」「値引きはできるのか?」
そんな事を話し合いながらチームで考えます。
高校生、悩みます。
でも傍らには、今度は起業コンサルタントに変身したバークレイズのみなさんが居る!
なんと贅沢なことでしょうか!
「どの商品が主力?」「利益の目標は?」子どもたちに問いかけながら、
考え方を学ばせ、チームを導いてくださいます。
子どもたちに教えるのではなく、問いかけ、子どもたち自身が考える。
それも楽しみながら。とても貴重な学びが子どもたちの脳にぐんぐん入って行く姿が、
目に見えるようです。
各チーム考え方に個性が出てきました。
この日メンバーが揃わなかったチームは、昨年の経験者も居て
「主力商品をある程度決めて、あとはもう少し話し合いながら決める。
昨年この商品がすぐ売れたからこれは扱いたい」
他のチームでは、
店長「この二つは美味しいけどそんなに多くは売れないよね。」
みんな「うんうん」
店長「これを減らす?それともこっちを減らす?みんなでせーので指差そう」
みんな「せーの!これ!」という民主主義な店舗。
もう一方では
扱いたい商品を扱いたい数、全部仕入れたら・・・7万円!
じゃあどうする?これを減らす?これは?あとは仕入れの値引き交渉で頑張る?
議論は白熱し、あっという間に時間が過ぎて行きました。
気がつけば3時間、休憩なしノンストップでこの日は終了。
50分の授業だって集中するのは大変なのに(私だけでしょうか)、
子どもたちは誰一人飽きる事なく考え抜いて収支目標を立てる事ができました。
最後にバークレイズのみなさんから今日のプログラムと、
応援のメッセージを頂きました。
メッセージの中で、マーケティングの4つのP、
みんなが楽しみながら学び、考えている事は、
まさに大人がマーケティングの世界でやっている事と同じ。
この4つのPを意識しながら、今後も頑張ってください。
子どもたちも一緒に真剣に考えてくれた大人たちのメッセージを、
真剣に聞いていました。
心で繋がった瞬間です。
次回はPOPづくりや商品知識を深めるなど販促のセッション!
その後子どもたちが自分で仕入れ交渉に行って、
3月21日(土)東京のマルシェで販売を行います!
引き続き応援をお願い致します!!