【被災地支援】復興アントレプレナー 2014 - 15 in大槌・釜石(岩手)day 1
【被災地支援】復興アントレプレナー 2014 - 15 in大槌・釜石(岩手)
こんばんは。
アフタースクールの事務局スタッフ押塚です。
本日好評の『復興アントレプレナー 2014-15 in 大槌・釜石(岩手)編』の第1回を行って参りました。
本プログラムはバークレイズ証券株式会社のご支援を頂き、
被災地である、仙台、福島、大槌・釜石(岩手)の中高生と『起業と小売り』について学び、
子どもたちが地元の本当に良いものを自分たちで選び、仕入れ、
最後に東京六本木の本物のマルシェで、本物の小売りや農業を営む方々に混じって販売する、
連続講座のビッグプロジェクトで、今シーズン第2弾の幕開けとなりました。
新幹線は新花巻駅でおりて釜石線で釜石まで向い、
その後路線バスで大槌へと向う約7時間の長旅ですが、
この日は釜石線が強風のため、途中までしか進まずバスでの振替輸送となりました。
聞けば釜石線は風、鹿の接触事故で遅れ、運休はよくあるとの事で、
これもこの地域ならではの歓迎のようなものかと、
少しワクワクした気分でスタートする事ができました。
昨年に続き、現地コーディネートにご協力頂きました『おらが大槌夢広場』の事務所が今回の会場です。
道すがら、まだまだ復興が現在進行している風景を観ながらの移動となりましたが、
事務所について最初に目にしたのは、震災前の大槌町の模型でした。
しっかりと屋根の色まで再現されたジオラマで、各ご家庭のお名前や、
記憶のメモまで残してあります。神戸大学のワークショップで作られたものとの事です。
私たちが通って来た風景とあまりにも違った事、
人々の記憶に残っている風景をこのような形で再現した、
被災した方々の思い出溢れる記憶を形にする成果物を目の前に、胸が詰まりました。
大変素晴らしいものを見せて頂きました。
時間になって子どもたちが集まります。
この日は参加者のクラスがインフルエンザで学級閉鎖/自宅待機対応となってしまい、
約半数の子どもたちが集まっての実施となりました。
本プログラムで必ず伝える想い、
『震災の復興はもちろん、様々な課題を日本は抱えている。
それを解決するのは私たち大人であり、また次世代を担う皆さんのような若者です。
今私たちが知っているやり方を少しでも伝える事、体験してもらう事も、
私たちにできる事の一つだと信じて、
みんなでこのプログラムを真剣に進めて行きたいと思います。』
ということを宣言して第1回がはじまります。
まずは起業って?会社ってどうしたら作れるの?
そんな学びを手を動かしながら進めます。
さらに小売りについても学び、小売店の目指すところはなんなのか?
どんな店が良い店で、お客様が買いたくなる店か?
そんな事をチームで話ながら考えて行きます。
地元の頼りがいのあるお兄さん(おじさん?)として、
おらがの皆さんも子どもたちに問いかけながら学びを深めます。
アイデアが広がって来たところで、
お店のコンセプトなどを決める出店計画をまとめていきます。
ここでもしっかりとチーム内で話し合います。
3チームそれぞれ話し合い内容が異なり、わいわいと楽しく話し合うチーム、
すごく真剣に話し合うチーム、1チームは昨年も参加してくれた子たちが中心となって、
昨年の反省を踏まえた品揃えなどを話し合っています。
まとめた出店計画は皆の前で発表します。
店舗名は?品揃えは?大事にしている事は?この発表如何で資金が調達できるかどうか?
となると、みんな緊張した面持ちでプレゼンテーションをしています。
『大槌・釜石の魅力を伝えるお店』が共通キーワード。
それでもチームの特色が生まれ、
みんなとても個性的で想いのこもった発表をしてくれました。
『子どもから大人まで喜んでもらえるお店にする』
『地域の人との交流をはかる事を大事にする』
『大槌の魅力を伝える。友人の家で作っているすごく美味しい海産物を売りたい。』
そして仕入れ予定の商品を聞くと、
東京ではあまり目にしないような商品が挙げられていました。
(商品に関してはマルシェ当日のお楽しみに!)
プレゼンテーションがうまく行ったチームには目録の仕入れ予算が渡されます。
全チーム無事に予算を調達する事ができました。この資金をもって、
次回の仕入れに臨みます!
少し間が空いてしまいますが、大槌・釜石のマルシェ出店予定は、
2015年3月21日(土)10:00〜14:00 赤坂ヒルズマルシェです!
また次回の様子などこちらでレポートしますので、
ぜひマルシェに応援、良いもののお買い物に来てくださいね!!