【文化】日本の食を学び、おもてなしを世界へ伝える-和菓子編-
おはようございます。
アフタースクール5号です。
日曜日に、赤坂・青山子ども中高生共育事業で、
「日本の食を学び、おもてなしを世界へ伝える-和菓子編-」
参加者は地元小学生14人。
今回の企画の目的は、
和菓子をつくることだけではありません。
和菓子のつくり方から始まり、
日本における和菓子について学び、
最後におもてなしを学んで外国人に和菓子を食べていただきます。
そのなかで日本という国を学び、世界にどう伝えていくかを考えるきっかけになれば、
そんな思いで今回の企画を立ち上げました。
講師は赤坂の和菓子屋、赤坂松月の西尾さん。
とても優しく、丁寧に教えてくれます。
今回つくるのは練り切り(うぐいす)と饅頭。
どちらも日本を代表する和菓子です。
しっかりとハカリではかって和菓子をつくります。
難しいところは西尾さんがサポート。
こういったこねる、成型する工程は、子どもたちの得意分野ですね。
おまんじゅうは、丸くなったらそこに色をつけます。
今回は梅を描いてみました。
こんなふうにおしゃれに可愛くなりました。
そして、次はおもてなしを学びます。
講師は日本文化体験交流塾の伊藤さん。
まずはお辞儀の練習をします。
正座をするのが難しい子も、今回こそはとチャレンジ。
それからお茶の入れ方、そしてお菓子の出し方、生花に関しても学びます。
たった30分の間に、小学校の和室がおもてなしの空間に早変わり。
「自分たちの心を込めてみんなで空間をつくりましょう」
そして、できあがった可愛いおまんじゅうを、
来てくださった外国人の方におもてなしの気持ちを込めて食べていただきます。
参加してくださったのは、韓国の方、中国の方、ロシアの方、ベトナムの方、そしてシンガポールの方。
子どもたちがおもてなしを学んでいる間、別室で日本文化を学びます。
講師は、大郷さん。
普段は日本で、ミシュランで星がつくレストランをプロデュースする仕事をしています。
そしていよいよ和室に入ります。
みなさん、今日という日を楽しみに来てくださったようです。
和室という独特の雰囲気を持つ部屋に入ると、子どもたちの真剣な眼差しと独特の緊張感が。
子どもたちの素晴らしいおもてなしに、一同驚きです。
おまんじゅうとお茶を出し終わると、全員で交流タイム。
日本語や英語が入り混じる不思議な和室。
日本という国に生まれていながら、
「日本ってどんな国?」と問われてもなかなか答えることのできない日本人。
私たちは今回の企画を通して、
「私たち、僕たちの国ってこういう国!」と自信を持って言える子を、
一人でも増やしていきたいと考えています。
先生方、本当にありがとうございました!
来週は「和食編」、こちらもご期待ください。