【放課後NPOの遠足】「Bunkamura x Wrapple」コラボ!額作りプログラム
こんにちは。アフタースクール36号です。
放課後NPOの遠足、第二弾は「Bunkamura x Wrapple」のコラボレーションです!
現在Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「レオナール・フジタ展」は、フジタ作品の国内最大級のコレクションを有するポーラ美術館の収蔵作品約を中心に約200点で構成された圧巻の展覧会!! フジタは第二次大戦後のパリ時代、〈小さな職人たち〉シリーズをはじめ子どもを描いた作品を多く制作しました。フジタはまた身の回りのものをはじめ、自身の作品を収める額縁なども手作りしたことでも有名です。
今回の遠足プログラムは、フジタに倣って「額縁」を作ろうという企画です。展覧会見学で「学び」、そしてワークショップで「やってみる」という放課後NPOの遠足が今始まります!
放課後NPOの遠足といえば「思い出に残るしおり」です。受付でお渡ししたとたん、ワクワクすること間違いなし!中身が気になってオリエンテーションの前にページを開く子もいます。
オリエンテーションでは、「おしゃべりしないで静かに作品を見ようね、走り回ってはダメですよ」という注意事項を伝えつつ、説明を真剣に聞く様子に運営スタッフはとても感心しました。
そしてBunkamuraの担当者様よりワークシートの使い方とレオナール・フジタ展について説明がありました。このワークシートはBunkamuraのウェブサイトからダウンロードできますので、お出かけになる際はぜひご活用ください!(ワークシートはこちらからhttp://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_fujita/worksheet.html)
いよいよ展示会場へ入ります。ひとりひとりチケットを係員さんに渡して半券を受け取ります。どんな作品があるのでしょうか?期待が高まる瞬間ですね。
展示会場は静けさに包まれているものの、作品から溢れ出る愛の仕業か、温かい空気が感じられます。その中でワークシートに取り組む親子の姿がありました。親子で同じ作品を鑑賞しても、感じ方はそれぞれ違います。子どもならではの感性に気づかされますね。(今回はBunkamura様より特別に展示会場内での撮影許可を頂きました)
お父さんが作品を指差してなにやら解説する姿もありました。「おとうさんってなんでも知ってるんだね!すごーい!!」「そうだろ、おとうさんは偉いんだそ!」そんなやりとりが聞こえてきそうです(笑)
展覧会見学後は、徒歩5分ほど離れているPARCO Part1へ移動します。4FのWrapple(ラップル)さんに移動してワークショップです。
Wrappleさんは包装紙や箱・リボン・シールなどのラッピング材を扱う専門店。その取り扱い点数はなんと約8,000種類!!
ラッピングやD.I.Y.のワークショップも随時開催しています。
今回のワークショップ講師はクラフト作家のコクボマイカ先生。「おとなのずがこうさく」というワークショップを主宰されています。カワイイ笑顔は一瞬で子どもたちの心を掴みます。コクボ先生と子どもたちはとってもいい雰囲気で作業を始めるのでした。
今回は、レオナール・フジタ展の作品番号Ⅱ−12<姉妹>を参考に「オリジナル額縁」を作ります。色を塗ったり、シールを貼ったり、リボンをつけたりして独創的な作品を目指します!これはコクボ先生が事前に創作したもの。さすがのクオリティですね。
まずは額縁の下地づくり。好きな色の絵の具で塗るのですが、使うのはスポンジ。平らな面で一気に塗る子や角を使って模様をつける子もいます。作業開始から3分後には個性全開です!
下地ができたら乾くのを待ってデコレーションです。両面テープがなかなか取れない・・・(>_<) でもそんな真剣な姿も絵になりますね!
包装紙を好きな形に切って貼るようです。「おいおいっ!ハサミの手元見なくても大丈夫??」とファインダーを覗きながら心配になるカメラマンでした(笑)
水引(飾り紐)を器用に結んでなにか作っています。その眼差しは真剣そのもの。おともだち同士で教え合いっこしている姿が印象的でした!
紙テープも用意しました。カラフルなものや柄ものなど、個性をカタチにする素材がいろいろ揃っています。となりでは指を使って色づけしていますね。
どうしようか迷っていれば、優しいお姉さんがさりげなくサポートに入る、そんな姿が見られるのも放課後NPOの遠足の特徴かもしれませんね。
いよいよ最終段階です。コクボ先生は子どもたちの独創的な作品に驚き、そしてたくさん褒めてくれます。「素敵だね!可愛いね!かっこいいね!」子どもたちが今日一番の笑顔になる瞬間です。
最後はみんなで記念撮影です。どれひとつとして同じ作品はありません。みなさんもお気づきかもしれませんが、この額縁は顔がすっぽり入るサイズ。スマートフォンのカメラアプリにも様々なフレームが用意されていますが、このフレームは世界にひとつ。お家に帰ったらぜひ親子で一緒に額縁に収まってパチリと一枚撮ってみてくださいね(^_^)/
今回お世話になったBunkamuraさんでは10月14日までレオナール・フジタ展を開催しています。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_fujita/index.html
また、ワークショップの会場および素材提供でお世話になったWrappleさん、一日いても飽きないお店です。
最後にワークショップの講師コクボマイカ先生、子どもの個性を引き出す素晴らしいご指導ありがとうございました。