みなさん、こんばんは!14号です。
今回は、放課後NPO<初>となりました
「放課後遠足」が開催されました。
放課後NPO初めてとなる本当にだれでもOKの公募企画です。
その企画をご一緒させていただいたのは
Bunkamuraザ・ミュージアムさん
http://www.bunkamura.co.jp/museum/
そして、ワークショップの講師と進行をしてくださったのは
日本デザイナー学院の学生さんたちです。
http://www.ndg.ac.jp/index.html
Bunkamuraさんで6月19日~7月29日まで展示されている
スイスの絵本作家、クライドルフの展示に合わせて
日本デザイナー学院の方々による
「絵本作りワークショップ」がプレミアムとして行われました。
今回の参加者は8組18名で、
当日の流れはこんな感じです。
1、展示見学(親子用ワークシートを持って各自で)
2、絵本作り
3、親御さんによる読み聞かせ(作品発表)
それでは、さっそくスタートです!
初めは各自で見学へ。
こちらの詳細はぜひ、美術館に足を運んでご覧くださいませ。
戻ってきたら皆さんお楽しみのワークショップの始まりです。
最初はずらりと並ぶ学生さんたちの自己紹介から
子どもたちの自己紹介をしてお互い知り合ってからのスタートです。
子どもたちもきちんと立ち上がり、椅子をしまって自己紹介をしました。
日本デザイナー学院の学生さんたちが教えてくれた絵本の作り方は
①主人公決め
②お話しづくり
③キャラクターを描く
④タイトルをつける!
の順番!
それに向けて、いいアイデアが浮かばなかった時のために
こんな「おたすけBOX」が用意されていました!
例えば「大きくなる」のBOXに手を入れると
「ジャンプ」などと書かれたヒントカードがはいっており、そこから連想して
「ジャンプ・・・して大きくなった!」
などと物語を考えられる仕組みに!
本当におたすけ!
全部を与えられるわけではなく、
引いたカードにより最後は自分で作れるような良いヒントが得られ、
子どもたちの中には何度もひいて自分の発想を助けてもらっている子もいました。
こちらの子は主人公や登場人物を描くのにたくさん置かれた
見本の絵本を見に来ました!
可愛い動物の絵本、恐竜の本、お花の絵本など
こちらもヒントが豊富です。
この他にも「主人公カード」というものが用意されていました!
これは、主人公をどんな子にしたらよいかアイデアが浮かばない子のために
今回のクライドルフ展に合うようなキャラクターを学生さんたちが考えてくれ、
さらに、ポーズのバージョンをいくつも用意したシールになってありました!
立派に製本された白い本を目の前に
最初は悩んでいた子どもたちも徐々にペンがのり始めます。![]()
親御さんと学生の豪華なアドバイスの元、
子どもたちの創造力にもエンジンがかかります。
中には主人公シールを使って
その主人公に「リボンちゃん」と名前を付けて話を進めていく子、
近くにいる学生さんを主人公にしてしまい
「ミスターガチャガチャ君とクレイジー」(学生のあだ名)を
タイトルにしていたり!
こちらは、まさに「おたすけBOX」利用中でございます。
何が出るかな!?
さてさて、そうこうしているうちに1時間はあっという間にすぎていき・・・
でも、すごいことにみんなお話し完成!!
最後の10分間のみんなの集中力は半端じゃなかったです。
最初がやがやとしていた会場がやや静かになり、
親御さんも
「こんなに集中しているわが子を見るのは初めてです!」と驚いていらっしゃいました。
こちらの子はタイトルから素敵です!
本の中身がどんなものか創造力が掻き立てられます!!
みんなの本がぎりぎり完成したところで最後は親御さんによる朗読タイム
「主人公が薬を飲んでちいさくなっちゃったり」
「道を聞いた人に「知らん」と言われたり」(笑)・・・
いざ、自由に考えて作り出す時間を与えると
子どもたちの発想力は本当に広がります。
![]()
きっと子どもたちにとっては初めて自分が作った立派な作品。
帰ったら出来上がった物語にさらに絵を加えてさらに素敵な本にしてくれると嬉しいですね。
子どもたちの発想を大事にして親御さんがサポートして
最後には親御さんが読み聞かせをした今回、
親子での共同作業により、相互理解も深まったのでは!
なんて思いますが、本当に短い間にもかかわらず
みんなの物語の完成度に
思わず講師をしてくれた学生も
「今回は大成功ですね!」と!
さらにこういった本作りが美術館でできちゃう!
とはなんとも楽しいものです。
Bunkamuraザ・ミュージアムのみなさん、
日本デザイナー学院のみなさん
今回は本当にありがとうございました!!
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このプログラムは、日本財団助成事業により実施することができました。
ご支援誠にありがとうございました。
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