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【住】インテリアプログラム

前回に続き、家づくりのリフォームを行います。

今回は大工の下村棟梁に加え、
一級建築士の小沢卓さんを協力な助っ人先生として迎え、
さらにパワーアップしたリフォームになりそうです。

小沢さんは、世田谷区に一級建築士事務所を構えて
多数の建築を手掛けられおり、さらにはこちらの小学校の卒業生でもあります。

さあ、どんなデザインの家になっていくのでしょう。

作業に入る前に、約束をします。

・怪我をしないよう注意する
・のこぎりや金槌など、やっていない子を優先して譲り合って作業する
・周りに危ないものがあれば拾う、片付ける

慣れてきた2回目の作業は、
油断して怪我をしがちなため、特に注意が必要です。

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さて、今回は3つのチームに別れて作業を進めていきます。

・2階の床を広くするチーム
・テーブルをつくるチーム
・部屋を明るくするチーム

各チームに分かれて作業内容を確認し、リーダーを決めます。
テーブルチームは2年生の女の子がリーダー、
部屋を明るくするチームは全体リーダーでもある5年生の男の子、
2階チームは3年生男女2人の立候補がありました。

さっそく2階チームは増築部分の木材を切っていきます。
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のこぎりの扱いはお手の物、子どもたちだけで次々と作業を進めていきます。

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まだまだ不慣れな女の子も、
チームリーダーのサポートのもと、懸命に取り組みます。

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切った木材は下村棟梁が釘で固定していきます。

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どんな風になっていくのかな?と、覗きこむ子どもたち。

続いて、テーブルチームの状況を見てみましょう。
こちらは2年生女の子チームで
下村棟梁のお兄さんがサポートしてくださります。
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「角を切ってみたい人?」
「はい、はい!やりたい!」と、元気に手があがります。

テーブル部分は、一枚の板の角を切り、楕円形にしていきます。

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角を自然に丸く切るのは至難の技です。
慎重に、少しずつのこぎりを動かします。

「私は切ったから、次いいよ。」と、声を掛け合い、
譲り合うことも出来ています。

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四隅の形を整えた後は、全体に紙やすりをかけていきます。

初めて手に取った紙やすりは様々な印象のようで、
「わーざらざら!」「感触がぺったりしてる・・・」との声が。

さっそくやすりをかけると、「楽しい!」「粉が舞うー」
「すごい!スベスベになってる」「ずっと触っていたくなる~」と
大好評なようです。

テーブルの表、裏、角、すべてを丹念にやすりがけしていきます。
繊細で丁寧な工程は、女の子にはぴったりのようで、みんな夢中です。
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ひと通りやすりをかけた後は、テーブルの足をつけていきます。
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足を接続する金具をネジで固定していきます。
こちらも初めて手にする電動ネジまわし機で、効率的に作業を進めていきます。
これなら、子どもでも簡単にネジがつけられますね。
協力して、一つひとつ丁寧に取り付けます。

金具を固定した後は、そこに足を取り付けていきます。
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固定した足にも丁寧にやすりをかけます。
細部にも抜かりがない、職人作業ですね。

一方、部屋を明るくするチームの状況はどうでしょう。
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こちらはまず、前回つくったテラス部分の強化として
釘打ちに取り組んでいるようです。

部屋だけでなく、ポップな色合いを残しつつ、
外観のデザインを変えていくのですが、テラスも外観の大事な部分です。

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次に、外観をどのように変えていくか、小沢先生と相談します。
先生の案をもとに、イメージの認識合わせを行います。

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相談した結果をもとに、鉛筆で下書きしていきます。

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見本図面を片手に下書きしていく後ろ姿は、まるで建築士のようですね。

その頃、他のチームは…?

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おっと、2階チームは増築が完了し、釘打ちに入っています。
金槌の扱いにも、かなり慣れた様子です。

そして、テーブルチームは?
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どうやらこちらも最終仕上げに入っているようです。
とにかく丁寧に、丁寧に、やすりをかけています。

さぁ、まずは2階部分。
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このように仕上がりました!
上に乗っても安心。しっかりと頑丈です。

そして、完成したテーブルも中に入れてみます。
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サイズもぴったりですね。

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男の子チームはいきなりリラックスしている様子。

そうこうしているうちに
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本日の作業が終了した途端、家の中が満員に!!
もちろん2階にもたくさんいます!

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本日は、各チームに分かれての作業でしたが、
それぞれ、自分たちのチームの仕事を分担して進めることができました。

特にテーブルチームの女の子たちは、
想像以上の完成度に大きな喜びを感じているようでした。

「のこぎりで丸くするところが大変だった」
「紙やすりをたくさんかけたから、汗がだらだら出てきた」
「テーブル裏や、足とか、見えないところにも全部やすりをかけた」
などなど、興奮ぎみな感想が。

「売るとしたらいくらで売れると思う?」との質問には、
「100万円!」
「いや、でも絶対に誰にも売らない!」との答え。

丹精込めてつくったテーブルは、
売値なんてつけられないほど価値がありますね。
短時間でつくったとは思えない、立派なテーブルでした。

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テーブルをテラスに置いても素敵です。

さて、次回は最終工程の予定です。

本日下書きした外壁は一体どのように変わるのでしょう?

少しだけヒントを。
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下村棟梁こだわりの木材と、小沢先生の斬新なデザイン、
そして子どもたちのパワーで、素敵ないえが完成しそうな予感です。

次回をお楽しみに。

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