【文化】虎屋で秋の和菓子を学ぶ
こんばんは。
アフタースクール5号です。
港区赤坂地区総合支所による
「赤坂・青山子ども中高生共育事業」の一環で、
本日は和菓子の名店虎屋さんにより、
和菓子プログラムが実施されました。
虎屋の社員の方が、
小学生を対象に和菓子の奥深さと職人の技を教えてくれます。
参加者は小1から小5までの親子。
なんと1名も欠席者が出ないという快挙です。
さて、まずは虎屋文庫のご説明。
虎屋は9月28日から11月6日まで、
虎屋文庫資料展「和菓子を作るー職人の世界ー」展を開催しており、
ここでのみどころを紹介してくださいました。
それから全員で実際に展示見学へ。
糖度(甘さ)を計る糖度計や、
職人の技が垣間見られる和菓子づくりのビデオなど、
親子でメモを取りながら各所で見入っておりました。
さて、それから最初の部屋へ戻り、
和菓子製造にたずさわっている方の和菓子の製作実演を見学。
一人前になるには約10年もかかるそうで、
季節ごとに変わる和菓子をその都度、
覚えなくてはならないそう。
ここで、大切なメッセージ。
「なんども練習して、頭ではなくて身体で覚えることが大切です」
「漢字も同じように一生懸命書いて覚えるでしょ?それと同じ」
子どもたちの顔も真剣そのもの。
柿をはじめ花や白鳥までつくってくださり、
その手つきにこどもたちも感動。
「えー!」「かわいー!」を連呼します。
お母さんたちもその技に感激。
子どもたちがここまで目をきらきらしている場面は、
そう簡単に見られるものではありません。
参加したお母さんからは、
「子どもが今日初めて羊羮を食べました!」と
興奮ぎみにおっしゃっていましたし、
「お父さんにあとでメモを出して自慢してました!」と
後日感想をくださったり。
一見敷居の高そうな和菓子ですが、
実際に作っている職人さんを目の前に子どもたちは親しみを感じたようです。
最後には試食タイム!
和菓子の基本であるこし餡・白餡と小倉餡を味わい、
そして羊羮をペロリと食べきる子どもたち。
皆さんでおいしい和菓子をいただきました。
「ごちそうさまでした」の声も、
いつもより大きく聞こえました。
ひとつひとつの和菓子に込められた思いを、
言葉ではなく身体で、虎屋さんは教えてくださいました。
虎屋の皆様、
本当にありがとうございました!