【学び】『地球の歩き方 赤坂・青山版』を作ろう!最終回!
こんにちはアフタースクール10号です。
先月開催された本プログラムの第1回
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/1-9728.html
そこでは、トラベルライターという仕事と取材のポイントについて学びました。
その後約1か月かけて各自の担当場所を取材し、ガイドブックに載せる記事を書いてきてもらいました。
今回はそのリライト作業を行いました!
まずはリライトの前に、1人1人取材した場所の発表と実際に取材をした感想を発表しました。
人前で発表するということで最初はどの子も緊張していましたが、
取材した場所の話になると一生懸命伝えようとしている姿が印象的でした。
必ずしも取材場所に詳しい人がその担当になったわけではないので、
取材前は不安に思っていた子も多かったのではないかと思いますが、
取材を終えるとその場所の魅力を知り、愛着が湧いているようにも見受けられました。
その場所のエピソードを聞くと、ついつい行きたくなってしまいました。
その後、藤岡社長に登場していただき、
今回の記事をよりよくするために
基本となる点を解説していただきました。
① もう一回読んでみる
② 語尾を統一する(今回は「です・ます」に統一)
③ 年号を統一する(今回は西暦に統一)
④ 自身の感想を書く
「ガイドブックを読む人はそこに行ったことのない人がほとんどです。
そのため、行ったことのない人にその場所を分かってもらうように書きましょう」
とアドバイスを頂きました。
それから、各記事に関してもポイントポイントに解説を入れていただきました。
こちら、藤岡社長によるチェックタイム。
大変わかりやすくかつ丁寧に、リライトポイントを一緒になって考え、
アドバイスをくださいます。
親子で参加している方々は、
仲睦まじく一緒にリライト中。
一緒になって考えている様子もほほえましいですね。
こちら、子どもたち同士で参加している子が、
藤岡社長に相談中。
文言の修正はもちろんのこと、
「よかった」、「おすすめです」だけではなくなぜそう思ったのかという自分なりの理由を書く、といった点を指摘していただきました。
40分のリライト作業が終了し、今回の講座は終了となりました。
「子どもたちの視点が非常に面白く書かれていて、本当にいいガイドブックになった」
今回出来上がって来た子どもたちの記事を見て、
藤岡社長はそうおっしゃってくださいました。
また、参加者の皆さんに向けて、最後にメッセージをくださいました。
「他人にその場所の魅力を伝えるのは本当に難しいこと。しかしそれを伝えようと努力することこそが大切」
取材をした感想を聞いて驚くことがありました。
事前に取材場所について調べるだけでなく、実際に訪れた際にその場所に詳しい方に話を聞くなど、プロ顔負けの取材をしてきてくれていたのです。
前回のトラベルライター講座で、プロの取材の方法を学んだのですが、それが本当に活かされていて嬉しくなりました。
子どもたちの感想をいくつか紹介いたします。
「ガイドブックを読んだ人に“行きたい”と思ってもらうためにどうしたらいいか考えました」
「突撃取材をしてきました!」
「たくさん話をしてくださったので、メモをとるのが本当に大変でした」
「取材して分かったことを伝えるのが大変でした」
取材をして終わりではなく、それを伝えようと努力したことに感動しました。
前回のメッセージが子どもたちにきちんと届いていたようです。
完成した17つの記事を含む、
『地球の歩き方 赤坂・青山版』は、今月末に完成する予定です。
このガイドブックには、
地元の子どもたち独自の視点が入っております。
非売品ではありますが、赤坂・青山の地にいらした際には、
児童館や区民センターでぜひご覧ください。
他の地域の方には、これを読んで赤坂・青山を知ってほしい、
赤坂・青山地域の方には、これを読んで赤坂・青山をもっと好きになってほしい、
そんな思いが詰まったガイドブックとなっております。
ダイヤモンド・ビッグ社の藤岡社長、石谷様、
お力添え誠にありがとうございました。