【赤坂・青山子ども中高生共育事業】共育理科体験教室〜ロボットづくり〜
こちら、”懐かしい”と感じる方も多いのではないでしょうか。
こんばんは。
アフタースクール5号です。
春の陽気が感じられた本日、
青山にある先端技術館@TEPIAにて
理科体験プログラムを行ってまいりました。
赤坂・青山地区で実施しているプログラムとしては、
初めての理系プログラムになります!
講師はTEPIAの皆様と村田製作所の皆様。
TEPIAさんは南青山にある科学博物館で、
最先端技術の数々を展示しております。
村田製作所さんは、皆さんにもおなじみ、
ムラタセイサク君やセイコちゃんでも有名な、
電子部品を生産している企業です。
まずはTEPIAのライブラリーにて、
ロボットの映像を鑑賞。
ロボットのイメージが湧いたところで、
場所を移動しロボットづくりへ。
ずらりと並べられた材料。
16組の子どもと保護者が一緒に参加します♪
村田製作所の会社説明と本日の内容を簡単に説明し、
さあお待ちかねのロボットづくり!
本日作るのは"ブルブル星人"。
村田製作所特製のロボット製作キットになります。
リモコンと本体の2つを作ります。
作り方は非常にシンプル。
はんだを使って基盤を温め、
そこに取り付けたい部品を乗せて
はんだを当てて溶かし固めます。
保護者の方々には懐かしのはんだこてを使用します。
子どもたちにとってははんだこてはなじみのないもの。
熱されたはんだこてにどきどきしながら
慎重に部品を取り付けます。
取り付ける部品はトランジスタ、コンデンサ、
LEDランプ等々。
本日は村田製作所さんが作っている
コンデンサも取り付けます!
この他にも非常に細かい部品が多数あり、
どれも現代の科学に欠かせないものばかり。
そして使う道具もニッパーにペンチ。
初めて使う子も多数。
初めての子にお父さんが一生懸命、
はんだこての使い方を指導します。
こうした温かい光景を見ていると、
こちらまで嬉しくなってしまいます!
子どもたちはもちろんのこと、
大人まで真剣な表情ではんだに向かっております!
しかし大切なポイントは、大人が手を貸しすぎないこと。
なんでも指示するのではなく、
子ども自身が持つ可能性を信じ、
大人は辛抱強く待つことも大切なのです。
わからなくなってしまった場合は”ドクター”に相談。
的確にアドバイスをしてくださいます!
2時間ほどかけて完成したら、
早速広いフィールドでブルブル星人を動かしてみましょう!
リモコンの左右の端を”トントン”と手で叩くと、
リモコンが振動に反応し、
ブルブル星人本体の足がブルブルと振動します。
足の振動が地面に伝わり、ブルブル星人が動くという仕組み。
白熱するブルブル体験!
各所に置かれた村田製作所特製ボールペンを目指して、
ブルブル星人を操作します。
これがなかなか難しい。
足が正確に取り付けられていないとうまく前に進みません。
もう叩くのに夢中な子が続出!
振動だけで少し離れた本体が動くなんて、なんとも不思議な仕組みですね。
ブルブル星人で思う存分遊んだあとは、
最後にTEPIAのスペシャル見学ツアー。
TEPIAに置かれた多数の先端技術を余す所なく見学します!
でこぼこにではなく色に反応し、振動で教えてくれる杖や、
笑顔度を測定してくれるカメラ、
自身の年齢を推測してくれるカメラなど、
”すごい!”と驚く技術や誰でも楽しめるユーモア溢れたものまで、
飽きることなく楽しめます。
これにて本日のプログラムは終了。
なんと13時から17時まで、4時間の長丁場でした。
”ロボット”と一言で言っても、
そこには多数の微細な部品が存在しており、
それぞれが欠かせない役割を担っております。
携帯電話にテレビ、冷蔵庫、パソコン等、生活には
もはや欠かせない技術の固まりを我々は使用しているのです。
そのどれもが高度な技術のもとに作られ、
そして毎日何不自由なく生活できているのだということを
改めて考えさせられました。
また、今回のプログラムの大切なポイントは、
主体は子どもたちであり、
まわりの大人は子どもの主体性を尊重すること。
大人が手を貸しすぎないこと。
誰もが持つ可能性を活かし、それを伸ばすこと。
過度のサポートは時にその可能性を妨げます。
辛抱強く子を信じて待つこと、
それも今回のプログラムに込められた大切なメッセージでした!
村田製作所の皆さん、そしてTEPIAの皆さん、
本当にありがとうございました!