【学び】アルビオンさんのハンドクリームのひみつ
こんばんは。
5号です。
長い梅雨の時期も終わり、
ようやく空が晴れ渡った本日は、
目黒区の小学校でプログラムを行って参りました。
今回は素材にこだわった素晴らしい化粧品を作っておられる
アルビオンさんが市民先生となる
化粧品の本格理科実験でございます。
こちら小学4・5・6年生30名限定のところ、
応募は80名を超えたそうで、
人気のほどがうかがえます。
そして、
土曜日という日程にもかかわらず、
アルビオンさんからなんと、
11名もの社員の方々が集まってくださいました。
白衣も着ていただいて、
まさに研究所さながらの雰囲気。
本日のこの時間だけ、
こちらの理科室が”アルビオン研究所”に変わります!
それではプログラムを開始いたしましょう!
まずは会社の説明から。
アルビオンさんが作る化粧品は、
コンビニやドラッグストアでは購入できません。
専門店やデパートなどでお取り扱いがあるそうです。
高級でこだわりのお化粧品を作っているだけに、
商品を扱うお店にもこだわっているのですね。
こだわりは水にもあらわれており、
東北地方の白神山地でとれる天然水を使った化粧品を、
現在開発中とのお話。
水にもこだわって、
化粧品を作ってらっしゃるのですね。
恐れ入ります。
(こちらのお水は、後ほど全員にプレゼントしてくださいました。)
それでは早速実験開始です。
こちらずらっと並べられた液体の数々。
A,B,C,D,Eそれぞれに
今回の実験に重要な液体が入っております。
子どもたちの目がきらりと輝きます。
本日のメインテーマは、
「ハンドクリームを作ろう!」なのですが、
ハンドクリームを作るために、
みんなが良く知っている”水”と”油”を扱います。
”水と油”と言うように、
この2つは本来混ざらない液体であるので、
一生懸命混ぜても分離してしまいます。
そう、
ここで登場するのが、
本日最初のひみつの液体C。
こちらを水と油が入ったビーカーに入れると。。。
なんだか白く色が変わり、
混ぜてみると分離していた液体が混ざり合いました!
子どもたちからも、
「おーーー♪」と歓声が。
「どうして水と油が混ざるのか」を、
本日のメイン先生である小平さんが、
すかさず説明してくださいます。
ひみつの液体Cは、
水とも油とも仲良しになれる部分を持っていて、
水と油をつないでくれる役割をしているそう。
とてもわかりやすい説明に、
子どもたちも納得納得。。。
それから今度は、
水と油が混ざった液体と、
本日2つ目のひみつの液体Dを混ぜ合わせます。
各班に入っていただいた社員の方々が、
子どもたちをフルにサポートしてくださいます。
するとあら不思議。
先ほどまでの液体がさらに白く変化し、
どろどろした液体に。
これはもしかしたら・・・
そうです!
いい匂いにするために香料を少し入れたら、
手作りのハンドクリームがついに完成します!
作ったハンドクリームを、
手や腕にみんなで塗りたくります:)
それではここで、
理科実験の定番である顕微鏡の登場!
油だけのプレパラートと、
完成したハンドクリームのプレパラートを見てみましょう。
それぞれで何が異なるのでしょうか。
ただの油だけでは、
顕微鏡で見ても何も見えません。
(「ミジンコだ!」
「ミドリムシだ!」と叫んでいた子もいましたが、
それらは一体どこから!?)
対してハンドクリームを顕微鏡で見てみると、
小さいつぶつぶが多数見えます。
こちらが白く見える要因でもあり、
先ほど説明してくださったように、
水と油が混ざった姿でもあるんですね。
先ほど、
水と油を混ぜるために使用した液体Cの正体は、
”活性剤”と呼ばれるもので、
石けんや台所洗剤などでも使用されているものだとか。
こちらの活性剤が、
水と油を仲良くくっつけてくれるので、
手に付いた油や食器の油汚れが落ちるそう。
いやー勉強になります。
そして最後に、
お肌の状態をチェックする専用機器を使って、
ハンドクリームの効果を見てみましょう♪
ハンドクリームを塗っていないところと塗ったところで、
水と油の状態を比較してみます。
塗っていないところでは”1”だった油の量が、
ハンドクリームを塗ったところだと、
なんと”300”以上に!
これには子どもたちも大人たちも、
全員で「おおおーーーー[E:sign03]」
終わった後は、
後片付けをみんなでして解散!
アルビオン研究所の前で、
「ありがとうございました!」と子どもたちをお見送り。
プログラムの最後に、
「どうやったら皆さんのようにアルビオンで働けますか?」
と校長先生が質問されたときに、
本日のメイン先生の小平さんが、
「理科に興味を持つことが大切」
とおっしゃってくださいました。
化粧品と理科、
一見関係ないようですが、
深く関係があります。
このように、自分たちが勉強していることが
自分の生活や将来に結び付くことが
感じられるといいなと思います。
理科離れなども叫ばれる今日、
今回のような充実したプログラムに参加することで、
子どもたちが、
「理科って楽しい!」
「実験って楽しい!」
と少しでも感じてくれたら素敵です!
非常にわかりやすいご説明と、
子どもたちを惹き付ける楽しい実験、
そして、
総動員で子どもたちの学びを
サポートしてくださいましたアルビオンの皆様、
本日は誠にありがとうございました!