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【文化】十世 三宅藤九郎さんの狂言プログラム

こんにちは。
アフタースクール3号です。

本日は狂言プログラム、
女性狂言師の「三宅藤九郎さん」が放課後にふたたび登場です。

3号も昨年の夏に「狂言」に出会ってから、すっかり藤九郎先生の大ファンです。

それにしても、「狂言」って一体どんなもの??

子どもたちも、「狂言」という言葉は耳にしたことがあるようですが、
どんなものかを説明することは出来ない様子。

まずは先生から、クイズを交えた「狂言について」のお話がありました。
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狂言とは、日本のお芝居の原点となる伝統芸能で、
たのしいこと、おもしろいことを演じた「喜劇」なのです。

600年前の室町時代から続いてきたもので、254曲も存在します。

254曲も存在しますが、
演じられる「能楽堂」は、4本の柱に囲まれ、背景に松の木が描かれた
決まったかたちの舞台なのだそうです。

どの謡でも、狂言師の声(セリフ)と表情(仕草)だけで
すべてを伝えるのだそうです。

観客は、狂言師の声と表情から情景を感じとり、ストーリーに入り込むのです。

もちろん、感じ取り方は「十人十色」、
それぞれが自分なりの情景を思い描いて楽しむのです。

3号も、狂言は言葉も難しいような気がするし、
観ても意味が分からないのかな?と、思っていましたが
先生のお話を聞いて、「なるほど!自分なりに楽しむことが出来るんだ!」
と、イメージが変わりました。

子どもたちも、初めて聞くお話にひき込まれるように耳を傾けていました。

でも、先生のように声を出すのはとっても難しそう!

さっそくみんなでチャレンジです。

2つの流儀がありますが、今回は「和泉流」という狂言を習います。

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狂言は、礼儀や作法もとても大事で、まずは立つ練習、座る練習を行います。

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初めて習う作法に、最初はややぎこちない様子。

続いて今日は、「兎」 という小謡を習います。
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まずは先生のお手本です。
先生の凛としたうたに教室の空気も静まり、子どもたちもビックリ。
これぞプロの技ですね。

先生の後に続き、同じようにうたを繰り返します。

でも、声の大きさや発音の仕方など、やっぱり難しい!

そこで先生から
「ただ言葉を真似するだけでなく、
息を吸うところから同じようにうたってみましょう」
とのアドバイスも。

お腹から声を出すには、たくさん息を吸う必要がありますね。

休憩中も、とある質問をするため、先生を囲む子どもたち…
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質問の内容は子どもたちと先生のヒミツです。

続いて先生が、小謡と子舞で「兎」を披露です。
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動きが加わるとさらに迫力が増して、美しいです。

題名の通り「うさぎ」についてうたった小謡なのですが、
小舞により、さらに様子が伝わってきます。

さぁ、先生に続いて子どもたちも練習再開です。
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はじめて聞いたときは、言葉の意味が分からなくても、
意味を一つひとつ習った後でうたうと、自然と情景が浮かんできます。

最初よりも背筋も伸び、声も大きくなり、様になっています!お見事!!

最後に礼をし、プログラムの終了です。
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みなさんお疲れ様でした!

終了後、さっそくうたを暗記した!という子どもたちによるお披露目が。
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堂々と発表していました ^^

さらにさらに、帰る間際に、皆で披露が!
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次は発表会の予定ですが、すでにこんなに上手に。
もしかして小舞付きでの

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