【赤坂・青山子ども中高生共育事業】伝統音楽 三味線・琴の世界!!
2009.12.14
こんばんは五号です!
本日は日本文化プログラム第一弾の
「伝統音楽 三味線・琴の世界」の日でした。
赤坂の老舗料亭にて日本の伝統音楽である三味線や琴に触れられる貴重な体験です。
先生は箏曲演奏家であります山崎扇秋先生です。
歌舞伎座、国立劇場、またアメリカや中国など海外講演も積極的に行ってらっしゃる
一流の先生です。
では早速本日お世話になります老舗料亭の金龍さんにお邪魔してみましょう。
1928年から続く老舗料亭です。
こちらの外観。
漆黒の静かな佇まい。
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入り口には「金龍」。
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暖簾をくぐりますと、
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厳かな雰囲気を持つ玄関です。
薄明るい玄関から和のにおいが漂います。
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玄関を上がって奥へと進むと
お酒も豊富に揃うカウンター席。
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一度玄関へ戻り、左手へと進むと階段が。
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気がつくと音を立てないように自然と私も忍び足になっていました。
忍び足で階段を上ります。
奥へと続く廊下を抜けると
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あっ敷居は踏まないようにお座敷へ。
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本日の舞台となりますお座敷です。
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天井の薄明かりと外からの日光が広いお座敷を優しく照らします。
お座敷には本日使うお箏がずらり。
山崎先生のお弟子さんの佐々木先生、松本先生がお箏のチューニング。
素人にはわからない高度な音の世界です。
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さて本日は箏を中心に日本伝統音楽を体験します。
まずは山崎先生のお手本を!!
子どもたちもお母様お父様方も静かに聴き入り、伝統音楽の世界へと誘われます。
では早速子どもたちがお箏の練習に入ります。
課題曲は「さくら」。
「さ〜く〜ら〜 さ〜く〜ら〜」でおなじみの伝統ある曲です。
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弦を指で弾くためにお爪を親指、人差し指、中指にはめましょう。
弦はしっかりと張られているため、弾くのにはけっこう力が要ります。
20キロ近くの負荷がかかるそうです。
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山崎先生、佐々木先生、松本先生、そして金龍の亭主秋葉さんの娘さん、娘さんのお友達が
子どもたちに優しく丁寧にお箏の弾き方を教えます。
みんな静かに真剣にお箏と向き合います。
おしゃべりなど一切ありません!
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この場の静かで洗練された独特な雰囲気が子どもたちをそうさせているのかもしれません。
見ているお母様お父様もじっと我が子を見守ります。
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がんばってお箏を練習しているお子さんを見て
お母様も参加し、親子で練習。
親子が触れ合うきっかけになりますね!
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山崎先生、包み込んでくれるように教えてくださいます。
「上手」と優しく一言。
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「さ〜く〜ら〜」と先生の歌声に合わせて弦を弾きます。
うんうんどんどん上手くなってる!!
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最後に先生とみんなで演奏会!
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たった一時間の練習でみんな「さくら」を弾きこなしました!
子どもたちも静かな雰囲気の中で集中して練習できたからでしょう。
お見事です!
最後に山崎先生が三味線と胡弓で「さくら」を弾いてくださいました。
まずは三味線。
聴いたことのある音色ですが、生で聴くと印象がまた違います。
きりっとした音色とともに独特の雰囲気を醸し出します。
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今度は胡弓。
胡弓とは三味線を小型にした形の楽器です。
バイオリン同様弓で弦をこすって音を出します。
音が出た瞬間から場の空気が一変、
雰囲気のある音色が我々を包み込みます。
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「普段なかなか来られない料亭に来ることができて嬉しかった」
というお言葉をお母様からいただきました。
独特の雰囲気を持つ料亭にお邪魔して、今回私もどきどきの体験でした。
二時間どっぷりと日本伝統音楽を体験した子どもたち。
「お箏は難しかったかな?」との問いに
「難しかった」と感想を言ってくれました。
今回の貴重な体験が、これから将来どんなことにつながっていくのか
楽しみでなりません。
本日は山崎先生、佐々木先生、松本先生、金龍の皆様、
本日はどうもありがとうございました!
次回の日本文化プログラムは1月17日。
「和食から学ぶおもてなしの心」です。
次回も楽しみにしていてください!!