初めて見るアメーバにビックリ!!
本日は、コレです。
わかります?[E:eye]
アメーバ(別名“粘菌”)です。
ということで、世田谷区内の小学校理科室で、
理化学研究所の青野博士による「アメーバの観察」です!
参加は小学校低学年を中心に36名。
6年生含めた高学年も数名来てくれました[E:happy01]
さて。
本日の実験は、コレ。
各班に1つずつ、配ります。
左は、エサの上にアメーバを置いたもの。
これを暗いところに置き(このアメーバは光が嫌いだそうです)、
時間がたつとどうなるか、観察します。
時速約1cmで成長するそうです[E:up]
右は、少し見にくいかもしれませんが、真ん中で分かれていて、
一方がアメーバの好きな糖分(グルコース)、もう一方が
アメーバが嫌いな塩化カリウムです。
アメーバの変化を観察し、どっちが糖分か、当てます。
実はこのアメーバ君、前回3月の実験では寒さのため
ご機嫌ナナメであまり変化しませんでした[E:crying]
今日は暖かいので期待できます!!
それらの変化を見つつ、お待ちかね、顕微鏡でのアメーバ観察。
食い入るように観察する子どもたち。
よーく見ると、、、
血液のようなものがアメーバの中に流れています!
私もはじめて見て、感動しちゃいました!
そうこうしているうちに、アメーバ君に変化が。
わかります??
何か足のようなものが出てきているの。
たくさん変化している方がアメーバが好きな糖分です。
ちょっと時間が足りなくて、あまり変化のないものも
ありましたが、それもご愛嬌。
各班によって変化がバラバラなのもアメーバが生きている
証拠なのです。
子どもたちにとって、変化の少ないものや変化の遅いものを
根気良く見る機会が減っている中で、じっと観察している子が
いるのが印象的でした。
中には、
観察メモに、こんな風に書いている子も。
目と口、書きたくなっちゃうんだよね~~。 わかるわかる。
最後は恒例の、質問タイム。
「アメーバはどこにいるんですか?」
「森などにいます。アメーバはジメジメしたところが好きで、木の
光の当たらない隙間などにいます。」
「アメーバは何を食べて生きているの?」
「糖分です。オートミールなどを与えて育てます。1週間くらいエサを
あげなくても生き続けます。」
青野博士からこんな話も。
「アメリカのある町で、粘菌が大量発生しました。町じゅう黄色になって
しまい、宇宙人が来た!と大騒ぎになりましたが、後でアメーバだと
わかりました。」
「このアメーバの動きは、人間の脳や血液の動きに良く似ています。
アメーバの研究が進むと、人間の脳に似たものが作れるかも
知れません!」
今日参加した子どもたちから将来の博士が出るかも知れません[E:happy01]
ではまた!