毎年開催するお楽しみ会の「だがしやさん」。児童館指導員がお店役になり、子どもたちが決められた予算内で駄菓子を買うのが恒例でした。
今年は３年生より「店側の人になってだがしやさんをやってみたい」との要望が寄せられ、だがしやチャレンジを活用して実施することになりました。

それまでの打ち合わせではふざけていたお店役の３年生９人でしたが、マニュアルに沿って考えるうち少しずつ真剣に考え、役割や店のレイアウトにも意見がでるようになってきました。お金の支払いで混雑することを考慮し、レジシートを作成し計算が簡単にできるようにしたり、ゆっくり選べるようにお菓子の並べ方に余裕を持たせるなども工夫しました。その甲斐もあり、出席者も多くお店は大繁盛！買い物をする子どもたちも決められた予算内で何を買うか迷ったりしながら買い物を楽しみました。
介助を必要とする児童も介助の先生に手伝ってもらい一緒に買い物を楽しむこともできました。

今回のプログラムについて、ほかの皆さんが実施されているようなイベントなど外部での販売にチャレンジする形での実施ではありませんでした。
しかしながら、販売の仕組みはもちろん、たくさん売るためにはお客さんの視点に立って考えることやお金を大事に扱い、受け取る金額、お釣りに間違いがないよう友達と何度も確認するなど慎重な姿が見受けられるなどお金の大切さも学んでいました。

また、放課後に実施したので、お店役の子どもたちが開店準備をしている間、それ以外の子どもたちは、別室で買い物をするときのマナーについて学習しました。
お店開店時の後半、お店をやっていた子どもたちが、自分たちも買う側に回りたくてそわそわしたり、欲しい商品が売り切れになってしまわないかはらはらするところも見られましたが、最後まで頑張りました。

売る側、買う側もそれぞれの目的に合わせ、よい学習の機会となりました。
他の学年からは「今度は私たちがお店役をやりたい」と早速のリクエスト。また、ぜひ利用したいと思います。ご協力いただきありがとうございました。