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だがしやチャレンジ

みんなの実施レポート

つくりもん市

更新日時: 2022年6月10日

  • イベント名

    つくりもん市

  • 開催場所

    [富山県] 高岡市福岡にぎわい交流館

  • 開催日時

    2022年5月15日

  • 主催団体

    高岡市立福岡公民館

『子供たちの「やってみたい」を叶えます』を合言葉に、地域の「つくりもん市」での出店に向けて小学3年生以上を対象に募集をかけ、17名が参加しました。

当地区には子供たちに大人気のお店「だがしの丸五商店」があります。今回、だがしやチャレンジを実施するにあたり、全面的にご協力くださいました。

第1回目の作戦会議は「だがしの丸五商店」に集まり、店主から利益や売上、仕入について教わりました。当初はみんなで1店を運営する予定でしたが、子供たちの話し合いで2店舗出店して、その売上高を競うことが決まりました。チーム分けをしたことで、さらにやる気がアップ!店名決めも販売する駄菓子選びも真剣そのもの。どの年代の方にも喜んでいただけるようにと、意見を出し合いました。

第2回目の作戦会議は「だがしの丸五商店」の店内をじっくりと見学させていただき、出店に向け必要な物(値札、小銭、レジ袋など)を子供たちがリストアップしていきました。店主からはリストの最終チェックとアドバイスをいただきました。レジ袋はいくらにしようか話し合っていたところ、エコを意識して「新聞で作ったらいい。」という意見が子供から上がり採用されました。また、POPやポスターを手描きしたり、スマホアプリを使って配布用チラシのデザインを考え、印刷会社に出稿することにもチャレンジしました。

第3回目は、地元小学校と幼稚園に行き、駄菓子屋出店のお知らせと、チラシ配布のお願いをしてきました。作戦会議の様子が地元新聞2紙に掲載されていたこともあり、先生方は子供たちの取り組みをご存じでした。「お店を出すなんてすごいね。」などと声をかけていただき、子供たちはとても誇らしげな表情をしていました。

準備最終回は、「つくりもん市」が開催される福岡にぎわい交流館で行いました。仕入れた駄菓子が届きましたので、販売価格を決め値札をつけたり、新聞エコバッグを作りました。また「つくりもん市」運営会社の事業部長が、当日の出店レイアウトは子供たちが考えたものをそのまま採用するとおっしゃってくださったので、入口からの動線を意識して机や駄菓子の配置、会計の場所を決め、販売のリハーサルも行いました。

このリハーサルがとても重要でした。店員としておつりの計算をすることは、大人が考える以上に緊張するもののようでした。現金販売だから間違えてはいけないというプレッシャーもあったのかもしれません。ゆっくり計算するとできるのに、慌ててしまっておつりの計算が合わない。そのことが事前にわかり、みんなで練習をすることができました。

さていよいよ販売当日。開店前からお客様が待っていてくださるなど、予想以上の大盛況!子供たちは「自分たちのお店」という意識がしっかりとあり、店長を中心として接客や会計も責任をもって行うことができました。うまい棒を購入した人ができる「うまい棒くじ引き」の景品は駄菓子と一緒に届いた「うまい棒千社札」でした。それが人気ですぐに売り切れてしまいそうでした。急きょ話し合い、購入できるのは1人1本までと制限することに決まりました。接客をしながらも臨機応変に対応しようとする子供たちの姿がありました。

おかげさまで、駄菓子は無事完売。チャレンジした子供たちは、店員さんの大変さを実感しながらも、多くの方にご来店いただき、嬉しさと達成感でいっぱいでした。閉店後すぐに「次はこうしよう」と改善点を話し合っていたところからも、責任感が芽生えていたことが伝わってきました。

子供たちのために実施しただがしやチャレンジですが、協力してくださった大人も、買い物に来てくださった地域の皆さんも笑顔になれる素敵な企画でした。ありがとうございました。

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