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Newsお知らせ

【終了しました 6/7(金)応募〆】放課後の質向上に向けた調査研究にご協力いただく自治体・運営団体様を公募します

お知らせ

本件は公募を終了いたしました。お問い合わせ・お申込みいただきました皆さま、ありがとうございました。

放課後NPOアフタースクールは、放課後の居場所の質が子どもの健やかな成長や発達にどのように影響を及ぼすのか、「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を活用した調査研究を本格始動いたします。
放課後の質向上に向けた調査研究にご協力ください。

今後、放課後NPOアフタースクールは、本調査研究の対象となってくださる自治体および運営事業者様を公募にて募ります。採択された自治体・運営事業者様に対して「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を用いた第三者評価の実施、および質改善のためのフィードバックや振り返りの実践に向けた研修の提供を最大3年の調査研究として行わせていただきます。 子どもたちの放課後の居場所をより良くしたいと願うパートナーとして、共に先行事例をつくっていくサポートができればと考えております。ぜひご応募ください。


事業概要および公募情報
期間:2024年6月中旬〜2025年3月(最長3年間継続調査を実施する場合あり)
公募期間:2024年5月22日(水)〜6月7日(金)公募を終了いたしました。
対象:同一地域内で複数の放課後児童クラブ、放課後子ども教室、子ども第三の居場所等、小学生児童を対象とした放課後の居場所拠点を運営する自治体または運営事業者
採択予定自治体・運営事業者および拠点数:5団体 or 自治体(計10拠点)程度
公募要項:公募要項はこちらをご覧ください。
※外部専門家の監修・協力のもと本調査研究を実施いたします(注)

5月22日(水)に開催した公募説明会の動画・説明会資料を公開します。ご検討の際にぜひご覧ください。
公募説明会動画  説明会資料


調査研究概要|対象拠点との具体的な取り組み
本調査では、「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を使った環境の観察および保護者等へのアンケートを対象拠点に対して行い、放課後の質を客観的に測ることで、それが子どもにとってどのような効果をもたらしているかを検証するとともに、拠点運営における物理的な環境や関わりの振り返りに活用します。

公募以降のスケジュール概要

期待される成果|対象拠点の皆様と評価・振り返り手法を確立することで、子どもたちにより良い放課後を自律的・持続的につくり続ける
放課後NPOアフタースクールも、15年以上に渡り居場所運営を行なってきた中で、子どもが主体的に過ごし、活動できる環境や仕組みづくりを推進することで子どもの変化を体感的に捉えてきましたが、本調査を経て具体的にどういった働きかけや環境設定が効果的であるかを明確にできる可能性があります。英米を中心とした海外での研究調査では、良質な環境が子どもの適応的な発達と相関があると示されており、日本での研究が進むことも期待できます。また、放課後NPOアフタースクールが共同研究を行うことで、全国各地の現場運営者が実践・導入しやすい評価・振り返り手法を確立することで、今回は主に以下の観点を自治体や運営事業者の皆様が日々の運営に組み込めることを目指します。

評価スケール等を活用し、セルフチェック・第三者評価など質を測る体制を整備する
可視化されたことへの改善を講じていく(人材育成・研修への参加・環境整備等)

昨年末、国ではこども基本法に基づく初の「こども大綱」を決定。また「こどもの居場所づくりに関する指針」や「放課後児童対策パッケージ」等も同時期に発表され、これまで以上に子どもの声を聴き、量と質の両面から豊かな居場所を作っていくことが求められています。子どもたちにとって「居たい・行きたい・やってみたい」居場所であり、子どもの育ちを応援する共通の軸は、同じく放課後の子どもの現場づくりに向き合われている皆様とだからこそつくれると考えています。私たちと共に、この新たな挑戦をご一緒しませんか?

(注)調査研究の背景
日本では放課後児童クラブの量的不足も喫緊の課題として注目されていますが、全国に1万6千人以上いる学童待機児童の中には、質の不足により居場所を失っている子どもたちも数多く存在します。国は、「こどもの居場所づくりに関する指針」(2023年12月閣議決定)において、<居場所の質の重要性>と<検証の必要性>の高さをうたっていますが、有効な指標と評価方法は未だ確立されておらず今後の重要な検討課題に位置付けています

放課後NPOアフタースクールは、居場所環境の質が子どものWell-being向上にとって重要だと捉えており、質・量共に満たされた放課後の居場所づくりに向けて、放課後児童クラブ等の質を評価する「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(SACERS/School-Age Care Environment Rating Scaleの略、読み:サッカーズ※)」を活用した調査研究を開始しました。本評価スケールは、保育園等の乳幼児期の保育環境評価指標としては国内外で活用が進みすでに有効性が証明されているECERS(Early Child Care Environment Rating Scaleの略)の姉妹版にあたるものです。

※SACERS=School-Age Care Environment Rating Scale. 小学生の子どもに、親以外によって提供される放課後のケアの環境の質を、7領域(空間と家具、健康と安全、活動、相互関係、育成支援計画、研修、特別支援)47項目のスケール(指標)で測定。国内での本格的導入や活用事例がほとんどない。

『新・保育環境評価スケール④〈放課後児童クラブ〉』テルマ・ハームス -書籍紹介-京都の法律文化社- (hou-bun.com)

※本調査の監修・協力
一般社団法人エビデンス共創機構 理事/慶應義塾大学総合政策学部教授 中室牧子先生
一般社団法人エビデンス共創機構 代表理事/慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授 伊芸研吾先生
一般社団法人エビデンス共創機構の詳細はこちら

■公募に関するお問い合わせはこちら
放課後NPOアフタースクール 事業開発チーム「放課後の質向上に向けた調査研究」担当
E-mail:kaihatsu[at]npoafterschool.org
※[at]を@に変換して下さい。



本事業は日本財団様の助成を受けて実施しております。

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