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Newsお知らせ

【終了しました。5/22(水)オンライン公募説明会開催】放課後の質向上に向けた調査研究を全国の放課後児童クラブ等を対象に実施!

お知らせ

※説明会の動画、資料を公開しました!(5月22日)
放課後NPOアフタースクールは、放課後の居場所の質が子どもの健やかな成長や発達にどのように影響を及ぼすのか、「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を活用した調査研究を本格始動いたします。

放課後の質向上に向けた調査研究を本格始動!

今後、放課後NPOアフタースクールは、本調査研究の対象となってくださる自治体および運営事業者さまを公募にて募ります。採択された自治体・運営事業者さまに対して「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を用いた第三者評価の実施、および質改善のためのフィードバックや振り返りの実践に向けた研修の提供を最大3年の調査研究として行わせていただきます。 子どもたちの放課後の居場所をより良くしたいと願うパートナーとして、共に先行事例をつくっていくサポートができればと考えております。公募に先立ち、本事業に関心を持っていただいた皆さまに向けた公募説明会(オンライン)を開催することとなりましたので、ぜひご参加ください。


事業概要および公募情報
期間:2024年6月中旬〜2025年3月(最長3年間継続調査を実施する場合あり)
公募期間:2024年5月22日(水)〜6月7日(金)
対象:同一地域内で複数の放課後児童クラブ、放課後子ども教室、子ども第三の居場所等、小学生児童を対象とした放課後の居場所拠点を運営する自治体または運営事業者
採択予定自治体・運営事業者および拠点数:5地域10拠点(2-5自治体 or 運営事業者)
公募要項:5月22日の説明会開催後に詳細を公開します。
※外部専門家の監修・協力のもと本調査研究を実施いたします(注)

オンライン公募説明会の動画・資料を公開します。ぜひご覧ください。

事業に関するご説明、応募をご検討いただいている皆さまからご質問をお受けする機会として、5月22日にオンライン公募説明会を実施いたしました。

説明会動画  説明会資料


調査研究概要|対象拠点との具体的な取り組み
本調査では、「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(注)」を使った環境の観察および保護者等へのアンケートを対象拠点に対して行い、放課後の質を客観的に測ることで、それが子どもにとってどのような効果をもたらしているかを検証するとともに、拠点運営における物理的な環境や関わりの振り返りに活用します。
公募以降のスケジュール概要期待される成果|対象拠点の皆さまと評価・振り返り手法を確立することで、子どもたちにより良い放課後を自律的・持続的につくり続ける
放課後NPOアフタースクールも、15年以上に渡り居場所運営を行なってきた中で、子どもが主体的に過ごし、活動できる環境や仕組みづくりを推進することで子どもの変化を体感的に捉えてきましたが、本調査を経て具体的にどういった働きかけや環境設定が効果的であるかを明確にできる可能性があります。英米を中心とした海外での研究調査では、良質な環境が子どもの適応的な発達と相関があると示されており、日本での研究が進むことも期待できます。また、放課後NPOアフタースクールが共同研究を行うことで、全国各地の現場運営者が実践・導入しやすい評価・振り返り手法を確立することで、今回は主に以下の観点を自治体や運営事業者の皆様が日々の運営に組み込めることを目指します。

評価スケール等を活用し、セルフチェック・第三者評価など質を測る体制を整備する
可視化されたことへの改善を講じていく(人材育成・研修への参加・環境整備等)

昨年末、国ではこども基本法に基づく初の「こども大綱」を決定。また「こどもの居場所づくりに関する指針」や「放課後児童対策パッケージ」等も同時期に発表され、これまで以上に子どもの声を聴き、量と質の両面から豊かな居場所を作っていくことが求められています。子どもたちにとって「居たい・行きたい・やってみたい」居場所であり、子どもの育ちを応援する共通の軸は、同じく放課後の子どもの現場づくりに向き合われている皆様とだからこそつくれると考えています。私たちと共に、この新たな挑戦をご一緒しませんか?

(注)調査研究の背景
日本では放課後児童クラブの量的不足も喫緊の課題として注目されていますが、全国に1万6千人以上いる学童待機児童の中には、質の不足により居場所を失っている子どもたちも数多く存在します。国は、「こどもの居場所づくりに関する指針」(2023年12月閣議決定)において、<居場所の質の重要性>と<検証の必要性>の高さをうたっていますが、有効な指標と評価方法は未だ確立されておらず今後の重要な検討課題に位置付けています

放課後NPOアフタースクールは、居場所環境の質が子どものWell-being向上にとって重要だと捉えており、質・量共に満たされた放課後の居場所づくりに向けて、放課後児童クラブ等の質を評価する「新・保育環境評価スケール④放課後児童クラブ(SACERS/School-Age Care Environment Rating Scaleの略、読み:サッカーズ※)」を活用した調査研究を開始しました。本評価スケールは、保育園等の乳幼児期の保育環境評価指標としては国内外で活用が進みすでに有効性が証明されているECERS(Early Child Care Environment Rating Scaleの略)の姉妹版にあたるものです。

※SACERS=School-Age Care Environment Rating Scale. 小学生の子どもに、親以外によって提供される放課後のケアの環境の質を、7領域(空間と家具、健康と安全、活動、相互関係、育成支援計画、研修、特別支援)47項目のスケール(指標)で測定。国内での本格的導入や活用事例がほとんどない。

『新・保育環境評価スケール④〈放課後児童クラブ〉』テルマ・ハームス -書籍紹介-京都の法律文化社- (hou-bun.com)

 

■公募・説明会に関するお問い合わせはこちら
放課後NPOアフタースクール 事業開発チーム「放課後の質向上に向けた調査研究」担当
E-mail:kaihatsu[at]npoafterschool.org
※[at]を@に変換して下さい。



本事業は日本財団様の助成を受けて実施しております。

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