■ 概要
| 事業名 |
千葉市放課後子ども教室運営の民間委託事業(新宿・登戸・稲毛小学校) |
| 地域 |
千葉県千葉市中央区・稲毛区 |
| 発注機関名 |
千葉市教育委員会 生涯学習振興課 |
| 実施期間 |
令和7年6月〜令和10年3月 |
| 実施体制 |
企画・運営・実行:放課後NPOアフタースクール |
| 事業目的 |
アフタースクール導入が当面困難な小学校において、児童へ多様な体験・活動機会を安定的に提供すること |
| 参考情報 |
千葉市放課後子ども教室運営の民間委託 |
■ 背景
千葉市では、子どもたちが放課後を安全・安心に過ごせる居場所を確保し、多様な体験活動の機会を提供する「アフタースクール」の拡充を市内全域に進めています。しかし、近隣地域におけるマンション開発等の影響により、学校施設の規模に対する児童数が過大な状況が続く見通しであることから、当面の間アフタースクールの導入が難しい小学校も存在します。
本事業は、そのような「アフタースクール導入困難校」において、放課後子ども教室の運営を民間事業者に委託することにより、放課後子ども教室の安定運営を通じて子どもたちに継続的で多様な体験活動を提供する取り組みです。
■ 令和7年度実施内容(一部抜粋、予定含む)
■4月~6月:学校・子どもルーム(放課後児童クラブ)との協議
■7月~9月:参加児童募集、ニーズ調査、地域人材・団体との連携調整、プログラム設計
■10月~翌年2月:体験プログラム週1回実施、安全管理・広報活動、アンケート分析
■3月:アンケート分析・評価報告、次年度改善提案
■ ポイント
地域とつながる多様な放課後体験を子どもたちに


放課後NPOアフタースクールは、対象の3校の放課後子ども教室において、子どもたちが安心して多様な体験を楽しめるプログラムの提供を担っています。具体的には以下の5点を留意しつつ活動を推進中です。
①児童・保護者ニーズの把握
活動前に児童と保護者へアンケートを行い、放課後子ども教室への希望や目的を確認。活動後も子どもたちと対話しながら、より良い内容への更新を行っています。
②地域人材の参画促進
「子どもに関わりたい」という思いを持つ地域の方々や保護者などへ声をかけ、事業趣旨や活動内容を紹介、関心や得意分野に合わせて無理ない参加を調整しています。
③多様な体験機会の提供
企業・団体・地域の方々と協力し、学校では体験できない多彩なプログラムを企画。子どもたちが放課後の時間を通じて興味を広げ、新しい挑戦に意欲を持てるよう支援しています。
④年間目標と達成方法
週1回を目安に活動を行い、参加率8割以上、満足度8割超を目指して、より魅力的かつ安定した運営を進めています。
⑤団体の強みを生かした運営
これまで千葉市で培った経験と地域講師のネットワークを活かし、高校・大学の学生と連携した活動や、特技を持つ方、得意なことを伝えてくださる地域人材を講師として招くなど、団体の経験・知見を活かしたプログラム提供を行っています。
放課後NPOアフタースクールは、子どもたちが放課後を「安心して過ごせる居場所」と感じ、そこから自分の好きや得意を見つけ、地域と関わるきっかけを得られるよう、日々の活動を丁寧に積み重ねています。これからも地域の皆さまと力を合わせ、子どもたちの笑顔と成長を育む放課後づくりに取り組んでまいります。