概要
| 千葉市放課後子ども教室活動支援業務委託(総合コーディネーター配置による活動支援) | |
| 地域 | 千葉県千葉市全域(市立小学校20校を中心とした取組) |
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| 発注機関名 | 千葉市教育委員会 生涯学習振興課 |
| 実施期間 | 令和5年4月〜令和8年3月 |
| 実施体制 | 企画・運営・実行:放課後NPOアフタースクール |
| 事業目的 | 地域と協働し、小学生の放課後に安全で多様な体験活動の場を提供する環境づくりの推進 |
| 参考情報 | 放課後子ども教室活動支援業務(千葉市公式サイト) |
背景
千葉市では、すべての児童に安全で多様な体験機会を提供し、豊かな放課後を実現するため、放課後施策としてアフタースクールを展開し、令和12年度までに98校へ拡充を計画しています。
アフタースクールが導入されるまでの間は放課後子ども教室が体験活動を提供する役割を担っています。しかし、保護者や地域住民の参画を得て実施する実行委員会方式のため、学校ごとに内容や回数に差があること、人材不足やコロナ禍の影響を受けての事業の継続性などが課題となっています。また、アフタースクールに移行した学校においては、活動を担っていた地域人材との接続が難しく、放課後子ども教室で積み上げてきた活動や関係性が継承されないなど、地域との関わりが途切れてしまっている点も課題となっています。
これらの点を踏まえて、千葉市は「希望するすべての児童に、放課後における多様な体験・活動の機会を提供すること」を基本理念の1つに掲げ、アフタースクールを導入するまでの間、実行委員会に対する支援をするために総合コーディネーターを配置し、どの学校でも安定して多様な体験ができる放課後の実現を目指しています。
令和7年度実施内容(一部抜粋、予定含む)
■4月~6月:支援校の実行委員会ヒアリング、年間計画策定支援
■7月~9月:体験プログラムの提案・コーディネート
■10月~11月:関係者交流会開催
■2026年1月~3月:次年度改善提案
ポイント
地域とともに、多様な体験ができる放課後づくり
実行委員会の負担を軽減するとともに、各校における活動の頻度や内容の充実を図ることを目的として、放課後NPOアフタースクールは、千葉市から委託を受けて「総合コーディネーター」として担い手不足等の困難を抱える実行委員会を中心に支援対象校20校において、地域と連携した多様な体験活動の場を提供しています。実行委員会への参画にあたっては、各校の方針を尊重し信頼関係を築くことが最重要と捉え、その上で、学校ごとの状況に応じて柔軟に支援し、放課後子ども教室の運営課題(担い手不足・保護者負担・活動未実施校)に対応しています。
具体的支援内容
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プログラム提供:地域や近隣学校・団体と繋がりがある強みを生かしたプログラムの提供
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活動支援:年間計画の共同策定、運営方法の簡素化と役割整理、現場運営の補助
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人材育成:子ども対応の研修・ミニ講座実施、実行委員・コーディネーターへの助言
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情報共有:学校間見学・情報交換会の開催、放課後連絡協議会との連携強化
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立ち上げ支援:実行委員人材の募集、学校との連携体制構築、活動の魅力発信と保護者参加促進

