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【桐蔭学園小学校アフタースクール】子どもたちが過ごしやすい環境づくりの工夫

こんにちは。桐蔭学園小学校アフタースクールです。

今回は、事務スタッフの立場から見た子どもたちの変化についてお伝え致します。

私は事務スタッフとして、子どもたちと過ごす時間が限られていますが、だからこそ日々の変化に気づくことがあります。

最近では全体の雰囲気がより穏やかになってきたように感じています。その背景には、スタッフみんなで協力して取り組んできた環境づくりがあると考えています。

桐蔭学園小学校アフタースクールでは、新年度に合わせて部屋の大掃除を行ったり、夏休み前にはおもちゃを大幅に増やしたりと、より子どもたちが過ごしやすい環境づくりに取り組んできました。

その中でも大きな変化が、部屋を「動的スペース」と「静的スペース」に明確に分けたことです。

子どもの人数が多い中でも、遊び方が分散されることで、それぞれが自分のペースで遊んだり、静かに集中したりできるようになりました。スタッフも子どもたちを見守りやすくなり、全体の雰囲気が穏やかになったと感じています。

また、屋内でも身体を動かして遊べる道具を増やしたことで、子どもたちの過ごし方も安定してきました。

天気によって外遊びができない日もありますが、卓球台やカラーステップなどが増えたことで、限られた屋内スペースでも子どもたちがのびのびと楽しんでいる様子が見られます。


さらに、現場スタッフの皆さんが協力して続けてきた片づけの声かけも、成果が出てきています。

以前は事務作業を終えて現場にいくと、まず片付けから始めることが多かったのですが、今では自分から元の場所に片づけられる子が増え、部屋の中がすっきりと整っています。

こうした環境の変化とともに、子どもたちの言葉遣いや行動も、落ち着きや柔らかさが感じられるようになりました。現場スタッフのていねいな関わりはもちろん、環境整備や日々の声かけが、子どもたちの心の満足感や安心感につながっているのではないかと感じています。

安心して過ごせる場所があることで、子どもたちの心が満たされ、そこからさらに自分のやりたいことに向かっていけるのではないかと思います。

今年度は、夏まつりに向けた準備を子どもたちが主体的に進めたり、“先生”になってプログラムを開催したり、展示を自分から進んで行う姿も見られました。

限られた時間の中でも、子どもたちが安心して自分のやりたいことにまっすぐになっている様子を見ることができて、とてもうれしいです。

文・桐蔭学園小学校アフタースクールスタッフ/久和野