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大阪府泉大津市|放課後子ども教室運営支援

概要

事業名 泉大津市青少年育成プログラム開発支援サポート業務
地域 大阪府泉大津市
発注機関名 大阪府泉大津市教育委員会 生涯学習課
(旧:スポーツ青少年課)
実施期間 令和5年4月~現在
実施体制 特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
事業目的 放課後子ども教室未実施の小学校区における地域団体の持続的な活動実施に向けた運営の伴走支援

背景

泉大津市では令和4年度よりコミュニティスクール制度が始まり、地域と学校が連携・協働し、子どもたちの学びや成長を支えることを目指して行う地域学校協働活動を発展させる機運が高まりました。

令和5年以降、地域の方が主体になり放課後子ども教室を企画・運営していくことができる仕組みづくりを行う事業を市として展開、放課後NPOアフタースクールにて1年に3校ずつ計8校を対象に、それぞれ2年かけて地域の方が放課後子ども教室を自主実施・運営できるようサポートさせて頂くこととなりました。

令和6年度実施内容(一部抜粋)

<1年目の新規支援校>ノウハウ・ナレッジのご提供
放課後NPOアフタースクール主導で各学校の現状理解と最適な体験プログラムの計画~実施・振り返りを行い、地域の方にプログラム設計や実施までのフローについて実演
STEP1 本事業に参加する小学校・地域の方の募集・体制づくり
STEP2 体験プログラムの段階的な実施・仕組みの整備
STEP3  実施校以外への事例の共有・認知拡大

<2年目の継続支援校>地域ボランティアの方によるPDCAサイクル実践の伴走支援
地域ボランティアの方が主体となり、各学校における体験プログラムの計画~実施・振り返りまで必要に応じてミーティングを実施しつつ、各フェーズにおけるお困りごと、課題に応じた解決策のご提案をリアルタイムで実施し、自走できるようバックアップ
STEP4 年間計画の立案サポート
STEP5 アカウントの新規開設・申込フォームの作成サポート
STEP6 チラシ作成のサポート
STEP7 学校との打ち合わせ・講師との打ち合わせ・当日プログラムサポート

STEP1~STEP7を踏まえ、3年目から地域ボランティアの方のみで自走できるサスティナブルな放課後子ども教室の運営を実現

ポイント

地域主導で持続可能な「子どものための居場所」を作る!

1年目のサポートとなる小学校では、放課後NPOアフタースクールがこれまで培った居場所支援のノウハウ・ナレッジを泉大津市にて小学生の見守りに参画頂いている地域ボランティアの方々にお伝えしながら、全体の体制づくり、体験プログラムの設計、仕組み整備や事例共有を通じて来年度の実践へ向けて準備を進めていただきました。

並行して、2年目のご支援となる小学校では、実際に地域ボランティアの方が主となり年間計画の立案を進めていただきました。具体的に体験プログラムを年に何回行うかについて、学校の年間予定などとも調整しながら、どのくらいならできそうかを一緒に考え、多いところでは毎月1回のフリープログラムに加え、特別講師の方にお越しいただくスペシャルプログラムを3回組むことができました。

事業者がやって見せて終わり、ではなく実際に企画・運用をしていただく際、いつでも相談できるバックアップ体制を敷くことにより、運営における様々な事象の対応を経験頂くことで手ごたえ感をもって次年度からの完全自走への準備を整えていただきました。

また、この事業に関わってくださっているステークホルダーの皆様にご参加いただく情報交換会も実施し、各校の事例を共有し合うことにより、学校の垣根を超えた横断的な繋がりが構築できるよう進めています。

関係者の声

自治体担当者様の声(泉大津市教育委員会 生涯学習課)
本事業に携わる中で、市内でも各校により、特色が異なって実施方法やそれまでの過程が様々であることを実感しています。既に自走している小学校では、地域ボランティアの方を中心とし、子どもたちにとって貴重な経験となるプログラムを定期的に実施し、子どもたちの学びや成長に寄与しているものと考えています。
また、現在支援いただいている小学校については、ボランティアのなり手不足といった根本的な課題やその他の課題を含め、各校に合った課題解決を図り、支援が終了した後も、自走できる体制及び仕組みを構築していただくことを期待しています。

体験プログラム(折り紙ヒコーキ教室)に参加されたお子さんの保護者の方
(事後アンケートより)
折る時、紙の厚さで私にはなかなか指先がうまく動かず、押える力が弱く感じましたが、3年生の子ども達は紙の固さにまけず折っていたし、自分のヒコーキの飛ぶ様子を見て喜んだり、どうしたらうまく飛ぶんだろうか考えたり、講師方に教えてもらったり聞いたりする行動が見られました。自分で解決しようとする心構えも育ったのではないでしょうか。

放課後子ども教室の運営に関わってくださった地域の方(事後アンケートより)
毎回、参加した子供の元気な姿を見ると、自分が、何も無い戦後に過ごした子供時代と比べると、伸び伸びしていると感じます。
みらい応援隊として活動する前の子ども達との関わりは登下校の見守りだけでしたので、子ども達とふれあう中で子どもの様子もよくわかり楽しいひと時を過ごすことができております。

本件お問合せ:放課後NPOアフタースクール 関西チーム
kansai@npoafterschool.org