【ジョアニークラブ】子どもたちが夢中になって取り組む「編み物クラブ」
2025.10.31
アフタースクール聖心女子学院 ジョアニークラブです。
今年で開室10年目を迎え、子どもたちが夢中になって取り組むアフアク(スタッフの特技を生かして行う自由参加の活動)やスペシャルプログラムも一段と充実してまいりました。
日々の活動は、子どもたちからのリクエストや提案が大きく反映されています。今年度は子どもたちの声がきっかけとなって、ジョアニー初となる<クラブ活動>も始まりましたのでご紹介します。
一昨年の秋、12月開催のクリスマスマーケットで何か子どもたちの手作り商品を~との提案から、11月よりアフアクでかぎ針あみの基礎レッスンをスタート。
ほぼ全員が編み物初心者でしたので、初めは糸を指にかけることすら難しかった子どもたちですが、週1回のレッスンで皆根気強く練習を続けて基本の編み方を次々にマスター!
クリスマスリースやハートモチーフのオーナメントなどかわいらしい作品がたくさん誕生しました。
基礎から練習する編み物レッスンの様子
昨年はひと月早めて10月からレッスンを開始したこともあり、一昨年よりはるかに多くの商品がクリスマスマーケットに並び、中には独自のアイディア溢れる作品を何十個も自宅で仕上げて提供してくれる子もおり、商品の種類もぐっと充実!
早めに編み方をマスターした子がお友達にアドバイスする姿や、学年をこえて教え合う姿もみられ、編み物が秋から冬にかけてのジョアニー定番活動のひとつとなりつつあります。
昨年度のクリスマスマーケットでも、たくさんの写真が並びました。
冬休み後には、入室時「ただいま!」の声より先に「今日は編み物できる?」が決まり文句の子どもたちも登場。汗ばむ季節でも「編み物はいつからできるの?」の声が続いていたため、ついにジョアニー初クラブとなる<編み物クラブ>を結成!
基本の編み方をマスターしている子限定で、夏休み明けから週一開催でマフラー作りの挑戦がスタートしました。
編み物が大好きな子ばかりが集まったこともあって、毎回和気あいあい。
楽しいおしゃべりに花を咲かせながらも手指はしっかり動いていて、2、3年生ながらまるで中高生の部活動のような雰囲気です。クラブという、新しくできた特別なシチュエーションも嬉しいようでした。
ジョアニー初〈編み物クラブ〉の様子
自宅から好きな色の毛糸を持参してもらったところ、極細だったり超極太だったりと毛糸の太さも様々で進度に差も出てしまいましたが、ちょっと遅れ気味の子に「Aちゃん頑張って!」と声をかけたり、お友達がお休みすると「Bちゃん大丈夫かな?先生手伝ってあげてね」と優しい気配り。
作品も「弟にあげるの!」「お友達へのプレゼントにするの!」と微笑ましいかぎりです。
帰宅時間になってもかぎ針を離さず、「あと3目だけ!」などと言いながらギリギリまで取り組み、「え?もう帰る時間?」「楽しいとあっという間に時間が経つね!」とのうれしい声もあがっており、その根気強さや集中力には目を見張るものがありました。
楽しみながらも集中して作業する子どもたち
これまで小さな作品しか作ってこなかったこともあって、マフラーへの挑戦は想像していた以上にハードな道のりとなってしまいましたが、誰ひとり投げ出すこともなく世界でひとつの素敵なマフラーが完成!
それぞれ仕上がったときにはとびきり最高の笑顔が見られました。
この達成感は大きな自信にもつながったことと思います。

世界に一つだけのマフラーができ上がりました。
今年で3年目を迎えるアフアク編み物レッスンも始まり、楽しそうな編み物クラブの様子を興味津々で眺めていた1年生たちも、張り切って挑戦しています。
正直なところ、編み物がこれほどこどもたちのブームになるとは思いもよらず、しかも上達の速さや集中力、子どもならではの独創性には目を見張るものがあり、こちらも嬉しい限りです。
今冬のクリスマスマーケットにはどんな商品が並ぶでしょう?
今からとても楽しみです。
子どもたちの「やってみたい!」「挑戦してみたい!」の声を大切にしながら、これからも思いっきり楽しく過ごせるジョアニークラブを目指してまいります。
文・ジョアニークラブスタッフ/米倉