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茨城県つくば市|つくば市アフタースクールモデル事業 運営支援業務

概要

事業名 つくば市アフタースクールモデル事業
地域 茨城県つくば市
発注機関名 茨城県つくば市 こども部 こども育成課
実施期間 令和6年4月~現在
実施体制 特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
事業目的 多様な体験・活動を行う放課後の場の創出
参考情報 沼崎小学校アフタースクール(モデル事業)について

背景

つくば市では、希望する全ての子どもが放課後を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行う場として、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」の開設を検討しており、そのモデル校として、2025年4月からつくば市立沼崎小学校にアフタースクールを開設することになりました。

モデル校の開設に向け、放課後NPOアフタースクールが支援事業者として市からの委託を受けました。2024年度は開設に向けた準備としてモデル校のニーズ調査、制度検討、学校調整、スタッフ研修などを、2025年度は開設後の運営支援としてオペレーションの改善、人材育成、活動充実などをサポートしています。

令和6年度実施内容(一部抜粋)

■4~5月:制度面の検討/使用教室・動線検討/現児童クラブなどへのヒアリング
■6月:モデル校児童・保護者 アンケート実施(回答率53.4%)
■7~8月:運営事業者選定支援
■9~11月:運営面の詳細検討(施錠、施設利用調整など)、学校調整
■12月:保護者説明会開催/広報素材作成
■12~3月:開設準備支援(プログラム内容、学校調整など)
■2025年3月:開設前スタッフ研修実施(満足度90%以上)

ポイント

子どもたち自身が「好き・やりたい」を見つける居場所づくり!

つくば市アフタースクール:活動の様子(屋内)

モデル校の沼崎小学校での保護者アンケートでは、例えば以下のような点が、放課後の過ごし方で心配・不満として挙げられていました。

  • 安心して子どもだけで遊べる場所がない
  • 外遊びなど体を動かす遊びができない
  • 送迎の負担が大きい
  • 留守番をさせるのが不安

こうした声も踏まえ、子どもたちが安全・安心に遊べて、多様な活動の中から好きなこと・やりたいことを見つけられる居場所づくりを目指して、市や運営事業者と連携しながら準備に取り組みました。十分な活動スペースの確保に向け、学校のご理解・ご協力を得て校庭・体育館・特別教室などの利用体制を整備しました。

2025年4月にモデル校として沼崎小学校アフタースクールが運営開始。地域講師によるマジック・人形劇・コンサートなど、多様なプログラムを実施。体育館でのドッジボールや自由工作も人気で、毎日「楽しかった!」の声が届いています。

つくば市アフタースクール:活動の様子(屋外)

関係者の声

自治体担当者様の声(つくば市こども育成課)

つくば市では、子どもたちが自らの「好き」や「得意」を見つけ、自主的にやりたいことを選択できる放課後の居場所づくりを目指し、アフタースクール事業を開始しました。準備段階から放課後NPOアフタースクール様と協同したことで、つくば市の目指す居場所づくりへの第一歩を踏み出すことができました。

関係者の声(参考)

体験イベントでの子どもたちのとても楽しそうな表情や雰囲気がとても印象的でした。これからも子どもたちが熱中できる工夫を積極的に取り入れていきたいです。

今後に向けて

つくば市のアフタースクールモデル事業は、子どもにとっての「放課後」の意味を見直す取り組みです。今後もつくば市の皆さまと協力しながら、地域の子どもたちにとって本当に必要な「居場所」を一緒につくっていきます。