■概要
◇事業名 | つくば市アフタースクールモデル事業 |
◇地域 | 茨城県つくば市 |
◇発注機関名 | 茨城県つくば市こども部こども育成課 |
◇実施期間 | 令和6年4月~現在 |
◇実施体制 | 特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール |
◇事業目的 | 多様な体験・活動を行う放課後の場の創出 |
◇参考情報 | 沼崎小学校アフタースクール(モデル事業)について(つくば市公式サイトに遷移します) |
■背景
つくば市では、希望する全ての子どもが放課後を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行う場として、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」の開設を検討しており、そのモデル校として、2025年4月から、つくば市立沼崎小学校にアフタースクールを開設することになりました。
モデル校の開設に向け、放課後NPOアフタースクールが支援事業者として市からの委託を受けました。2024年度は開設に向けた準備としてモデル校のニーズ調査、制度検討、学校調整、スタッフ研修などを、2025年度は開設後の運営支援として、オペレーションの改善、人材育成、活動充実などをサポートしています。
■令和6年度実施内容(一部抜粋)
■4~5月:制度面の検討/使用教室・動線検討/現児童クラブなどへのヒアリング
■6月:モデル校児童・保護者 アンケート実施(回答率53.4%)
■7~8月:運営事業者選定支援
■9~11月:運営面の詳細検討(施錠、施設利用調整など)、学校調整
■12月:保護者説明会開催/広報素材作成
■12~3月:開設準備支援(プログラム内容、学校調整など)
■2025年3月:開設前スタッフ研修実施(満足度90%以上)
■ポイント
子どもたち自身が好き・やりたいを見つける居場所づくり!

子どもたち自身が好き・やりたいを見つける居場所づくり!

モデル校の沼崎小学校での保護者アンケートでは、例えば以下のような点が、放課後の過ごし方で心配、不満なこととして挙げられていました。
・安心して子どもだけで遊べる場所がない
・外遊びなど体を動かす遊びができない
・送迎の負担が大きい
・留守番をさせるのが不安
・外遊びなど体を動かす遊びができない
・送迎の負担が大きい
・留守番をさせるのが不安
このような声も踏まえながら、子どもたちが安全・安心に遊べて、多様な活動の中から好きなこと、やりたいことを見つけられる居場所づくりを目指して、市や運営事業者の方と連携しながら、準備に取り組んできました。子どもたちが思いっきり体を動かして遊んだり、様々な活動を同時に展開するには、十分な空間が不可欠。放課後の学校施設をお借りするため、学校の先生方には当初ご不安もあったかと思いますが、子どもたちにとって良い居場所となればとの想いで、多大なご理解とご協力をいただき、校庭・体育館や特別教室などをお借りできることになりました。
2025年4月にモデル校として沼崎小学校アフタースクールが運営開始し、地域講師によるマジック・人形劇・コンサートなど、多様なプログラムが実施されています。体育館でのドッジボールや自由遊びの工作も大人気!毎日思いっきり遊んで「楽しかった~!」の声がたくさん聞こえてきます。

■関係者の声
自治体担当者様の声(つくば市こども育成課)
つくば市では、子どもたちが自らの「好き」や「得意」を見つけ、自主的にやりたいことを選択できる放課後の居場所づくりを目指し、アフタースクール事業を開始しました。準備段階から放課後NPOアフタースクール様と協同したことで、つくば市の目指す居場所づくりへの第一歩を踏み出すことができました。
つくば市のアフタースクールモデル事業は、子どもにとっての「放課後」の意味を根本から見直す取り組みです。
これからもつくば市の皆さまと協力しながら、地域の子どもたちにとって本当に必要な「居場所」を一緒につくっていきたいと考えています。
本件お問合せ:放課後NPOアフタースクール自治体・事業協働チーム:kaihatsu@npoafterschool.org