【子どもの声から始める】小学校高学年~の放課後の居場所、完成!:川崎市子どもの居場所づくりプロジェクト_東高津こども文化センター
川崎市では放課後等の子どもの居場所づくりに関する取組の検討を進めています。この取組で大切にしていることは「子どもたちの意見を聞き、取組に反映させること」。本年度はその試行的取組の一環として、川崎市東高津こども文化センターの一室を、実際に利用している子どもたちの意見をもとにリニューアルすることになりました。
子どもの声を聴くワークショップ以降、検討を重ねてきた本プロジェクト。2025年2月、小学校高学年~を対象とした新しい放課後の居場所がついに完成しました。
リニューアルコンセプトは『「もっと居たいな」が見つかる場所』。ワークショップで得られた子どもたちの声をもとに、子どもたちそれぞれの、そのときによって変わるニーズに応えられる場所となるよう議論を続けてきました。
公開にあたってはオープニングイベントを開催。ワークショップに参加してくれた子どもたちと一緒に準備を行い、近隣の小・中学校の子どもたちをご招待。以降3日間にわたってプレオープンし、子どもたちに実際に利用した上での意見やアイデアを募る機会を設けました。
結果として、1日あたり約20~30名の小学校高学年~高校生までの子どもたちが入れ替わり立ち替わり来室し、様々な意見を聴かせてくれた貴重な機会となりました。嬉しかったことは初回来訪以降、何度も来てくれた子どもが多かったことと、来てくれた子どもたちが自身のお友達を誘って再来訪してくれたことで、どんどん利用の輪が広がっていったことです。
今後はさらにブラッシュアップを重ね、継続的な実施に向けて協議を進めていきます。引き続き大切にしたいのは「子どもたちの意見を聞き、取組に反映させること」。運営側が決めたルールを押しつけるのではなく、子どもたちと一緒に場づくりを進めていくことで、たくさんの子どもたちの『「もっと居たいな」が見つかる場所』となるよう、試行錯誤していきたいと思います。