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【聖学院アフタースクール】「1年生だってできるんだ!~“やってみたい”を大切に~」

こんにちは、聖学院アフタースクールです。
12月に開催した、クリスマスマーケットの様子をご紹介します。

聖学院アフタースクールのクリスマスマーケットは、子どもたちが自分たちでお店を出します。メンバーを集め、どんなお店をやるか計画し、準備する。スタッフが伴走しながら進めていきますが、慣れないうちはなかなか大変です。

そんな中、今年のクリスマスマーケットでは、1年生が中心になって頑張ったお店が二つあります。

1つ目は「しゃてき屋さん」。1年生の男の子S君が発起人となり、メンバーを集めてきてくれました。

2つ目は「さんどいっち屋さん」。なんと全員1年生の仲良し女子グループです。

どちらのお店も、皆お店を出すのは初めてでした。上級生がいなくて大丈夫かしら…と思ったものの、やる気は十分。とりあえずできるところまでは自分たちで頑張ってもらおうと見守ることにしました。

ある日の放課後、しゃてき屋さんのSくんが「先生、これ預かっておいて!」と何かを持ってきました。よく見てみるとシーリングスタンプ。聞けば「しゃてき屋さんの景品にしたい」とのこと。

11月の工作プログラムで作ったシーリングスタンプをうまく使えないかと考えたようです。他のお店の景品はアフタースクールのスタッフがまとめて購入したり、各家庭で不要になったものを持ってきたりしている中、「アフタースクールでやったことを景品作りに生かす」という発想がとても素敵でした。

シーリングスタンプは蝋を熱して加工するため、スタッフのサポートが必要です。すぐにスタッフに共有し、Sくんの取り組みを応援しようと体制を整えました。

最初の目標はシーリングスタンプ10枚でしたが、ほかのしゃてき屋さんメンバーも協力して、20枚作ることができました。

一方のさんどいっち屋さんはというと、こちらもやる気満々でメニューを考えていました。「フルーツいっぱいのサンドイッチはどうかな?」「クリスマスのスペシャルセットがあったらいいんじゃない?」と、夢はどんどん膨らみ、メニューの数もどんどん増えていきました。

これは1年生だけではとても準備しきれないと思った矢先にスタッフが助け舟を出します。「いちごジャムとチョコレートのクリームの2種類にしたらいいんじゃない?」「くるくる巻いてキャンディーロールにしたらかわいいよ!」最初はスタッフの提案に少し不満そうな1年生でしたが、クリスマスらしいシールでデコレーションするというお友達のアイディアで納得したようです。

クリスマスマーケット当日。準備に売り子にと大忙し。お買い物している暇がないよ~と言いながらも、一生懸命働いていました。

売上こそ、他のお店には及ばなかったものの、1年生の力でお店をここまで仕上げたことがあっぱれ!「次の春祭りでも絶対お店出す!」と晴れやかな顔のS君を見て、任せてよかったなあとしみじみ思います。

初めてだって、1年生だって、「やってみたい!」という気持ちがあれば、ちょっと難しいハードルでも乗り越えることができる。子どもたちの内に秘めたパワーに気づかされます。手伝いたい、先回りしたい気持ちをぐっとこらえて、子どもたちの「やりたい!」をこれからも大切にしていきたい聖学院アフタースクールです。

文・聖学院アフタースクール/中村

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