【湘南学園アフタースクール】子どもも大人も「やってみたい!」をカタチに。一緒につながって楽しむ放課後
こんにちは、湘南学園アフタースクールです。
2014年から開校して、今年で10年になる私たちが大切にしていることのひとつが「子どもと大人の放課後、つながって楽しむ!」というキーワードです。
自分の得意なことから、日常の何気ないことまで、みんなでやってみたいならプログラムにしてみようよ!と背中を押してくれる雰囲気があります。
それがカタチになったものが、「子どもせんせい」によるプログラム。化石が大好きな子による化石教室や、フラダンスが得意な子によるフラ教室が開催されました。
そこにはお友達を楽しませたい!という心意気が詰まっていて、スライドの作成や参加者へのサプライズプレゼントの用意など、入念な準備は大人顔負け。参加した子どもたちから「せんせ〜い!」と質問されたり、「すご〜い!」と褒められたり、教室に笑い声が響いたりして、子ども先生の達成感も大きかったようです。
子どものやりたい気持ちに伴走する心地よさも格別。プログラム当日までに子ども先生自身がどんどんアップデートされていくのを見守るのはスタッフ冥利に尽きます。
また、大人の「やってみたい!」もカタチになりました。例えば日常の何気ないことをやってみているSDGs活動プログラム。
5月には530(ごみゼロ)の日に廃材を利用してポスターを作り、ごみをゼロにするためにできることを子どもたちに考えて描いてもらいました。
6月には年間通して回収している使用済み歯ブラシをみんなで協力しあって重さを測り、梱包して支援団体に送り、7月には水の日にちなんでバケツリレーや水クイズ、水を入れるだけで食べられるご飯の試食をして盛り上がりました。
8月には夏祭りのブースとしてSDGsクイズコーナーとフリーマーケットコーナーを設け、地球にイイことについての学びを深めました。市民先生としていらしてくださったプラスチックフリージャパンの方々に、人懐っこい湘南の子どもたちは積極的にヒントをもらったり、SDGs缶バッジをもらったり。親子でクイズに取り組む姿も見られて内容の濃いイベントになりました。
10月には熱々の焼きおにぎりをおやつに出して、おにぎりアクション(※)!焦がし醤油の香りで子どもたちのSDGsへの興味と胃袋を掴みました。「またやって!(=もっとおにぎり食べたい!笑)」とのリクエストも。来年も引き続きやりたいです。
※おにぎりアクション…日本の代表的な食である「おにぎり」をシンボルに、 「おにぎり」の写真をSNS(Instagram, X, Facebook)、または特設サイトに投稿すると、 1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、 認定NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組み。
冬にはキャンドルナイトも計画中。必要のない灯りを消してアフタースクールで過ごしてみようと思います。
放課後は子どもたちにとって自分の可能性を広げるチャンスの場です。またそこに関わるすべての人たちが輝ける場でもあります。好奇心を引き立て、おもしろいを共有できる、そんなアフタースクールでありつづけたいと思っています。
文・湘南学園小学校アフタースクール/中江