【被災地支援】復興アントレプレナー2017-2018 in 大槌・釜石編 2nd
こんにちは!インターンの原口です!
復興アントレプレナー2017-2018 in 大槌・釜石編 2ndの活動報告をいたします!
このプログラムは、東日本大震災をきっかけに、被災した中高生の力になりたいという思いで2013年から始まったプログラムです。
バークレイズ証券様の全面的なご支援のもと、このプログラムは今年で5年目となりました。
今回は小槌神社の敷地内にある、地域の集会所で行いました。
現地コーディネートである『おらが大槌夢広場』の皆様にご協力頂き、今回も開催することができました。
今回はインフルエンザや部活動などの影響により9名の参加です。
はじめにアイスブレイクを行いました。
「東京で商品を販売することに対して不安に思うことはある?」
という投げかけに対して、不安な気持ちを率直に話す姿が印象的でした。
前回も参加している生徒からは、「英語を喋る人との会話が困る」と、
具体的な意見を周りに共有していました。
「お店作りに大切なことはなんだろう」
という投げかけに対しては、初参加の高校生が真剣に意見を交わし合う姿がありました。
周りと想いを共有したことで、雰囲気がとても良くなりました。
次に、小売店の経営目標をたてることになり、「大槌の魅力」を出すためにはどうすれば良いか、みんなで話し合います。
ここでも、経験者はスムーズに意見交換をしており、頼もしいかぎりでした。
はじめて参加する人は、疑問点を一個一個取り除くように会話をし、試行錯誤している姿がありました。
「商品選びのコツ」はなんだろう?
「大槌の魅力ってなんだろう?」など議論が飛び交っていました。
次は収支計画を立てます!
商品毎の仕入れの値段と数量、商品の売値を設定し、利益目標を立てます。
商品の値段は、仕入の値段+お店の利益で、設定します。
マルシェでは、お店の売り上げに応じた出店料も必要です。売り上げから、仕入れと出店料を差し引いて残った金額が実際の利益になります。
利益はチームのお土産になるということもあって張り切っている姿がありました。
「利益すくねー!」
「値段を高くしても大丈夫じゃない?」
などの意見が飛び交っていました。
次は接客の練習です。
指導者がお客様になりきり、対応の仕方を学びました。
はじめて接客をする子もおり、その場その場の状況判断の仕方を共有しあっている姿がありました。
大槌の生徒は皆優秀で、指導者が指導する前に自分からやらなければいけないことを自ら行動に移る姿が目立ちました。
次は班ごとにお客さん側、接客側に分かれ、様々なパターンを繰り返しました。その都度、振り返りをし、共有している姿は頼もしいかぎりでした。
次回までに、
商品選びを済ましておくこと
POPづくりに必要なアイデアを膨らませておく
など、宿題も出ました。
高校生たちは、東京に行きたい気持ちが強いようで、
終わった後に「東京で何する?」などの会話を繰り広げていました。
次回は2月24日土曜日です。
本番前の大事な事前学習になります。
インフルエンザが流行ってきている中で、生徒が元気に参加してくれることを願っています。
六本木マルシェで高校生が大槌・釜石の魅力を伝えられるように、
次回の開催時も高校生のやる気を引き出せるようにがんばりたいと思います。
今回のプログラムが開催されたことによって、大槌の周辺を訪ねることができました。
現在の大槌は、仮設住宅が残っていたり、震災の爪痕がある場所を残すか、残さないかなどの議論も発生しているとお伺いしました。
そんな中ですが、被災地の子どもたちは、日常の不安を微塵も感じさせず活動している姿がありました!
以上で、復興アントプランナー2017-2018in大槌・石巻 2ndは終了です!
今回も現地コーディネーターとして大活躍くださった『おらが大槌夢広場』の皆様、 ありがとうございました!
そして今年も心強くご支援くださるバークレイズ証券の皆様、いつも多大なるご支援をいただき感謝申し上げます。
今年も素晴らしい体験を彼らと一緒にしたいと思います!