【被災地支援】復興アントレプレナー2017-2018 in 大槌・釜石編 1st
こんにちは、学生インターンの篠崎です。
復興アントレプレナー2017-2018 in 大槌・釜石編の第1回目を先日1/13に実施致しました!
このプログラムは、東日本大震災をきっかけに、被災した中高生の力になりたいという思いで2013年から始まったプログラムです。
バークレイズ証券様の全面的なご支援のもと、このプログラムは今年で5年目となりました。
東日本大震災から7年。
震災に関するニュースもここ何年かだいぶ減ってきたように感じます。
しかし被災地の復興の状況はどんどん変化していっています。
これからがまさに大切な時期です。
私たち一人ひとりが被災地について考える歩みを止めることなく、
このプログラムはもちろん、それだけでなくできることを探していくことが大切なのだと思います。
プログラムでは、生徒たちが小売店を起業するというところから始まり、仕入れから販売までを実際に体験することを通して、
『起業してビジネスをするとはどういうことか』、『地元岩手県の魅力は何か』など学んでいきます。
最後の販売を行う舞台は、なんと六本木・アークヒルズのマルシェ。プロの小売業の方々が出品する中に混じって、小売の体験ができます。
毎回ご好評をいただいているプログラムで今回参加してくれた生徒の中には、2回目の参加という生徒もいました。嬉しい限りです!
もともとお互いに小学生や中学生の頃からほとんど顔見知りということで、プログラムが始まる前から子どもたちはリラックスした雰囲気でした。
プログラム開始前に、現地のコーディネートを担当してくださっている、一般社団法人 おらが大槌夢広場の神谷さんと話す子どもたち。
気さくに話をしてくださる神谷さんに自然と笑顔がこぼれます。
さあ、いよいよ第1回のプログラムのスタートです!
まずは自己紹介ならぬ、他己紹介でアイスブレイクをします。
名前や将来就きたい仕事とその理由のほかに、実は◯◯◯といった話題を2人1組でお互いに話してチームのメンバーに相手のことを紹介していきます。
「実はモルモットを飼っています!」「将来の夢は、大工になることです。」など、
友達の知らなかった一面や考えを知ることができて、各グループで話し合いが盛り上がっていました。
アイスブレイクをしたら、次は「起業とは何か」をクイズやグループワークを通して学んでいきます。
「起業」と聞いて思い浮かぶワードを個人とグループで考えていきます。
「起業って言ってもなかなか思いつかないなあ……。」と頭を抱えている子どもたち。
こちらのグループは「よく考えたら自分で起業した社長で、知っている人いるじゃん!」と言って、社長名を挙げていました。
みんなで考えた「起業」のアイディアがこちら。たくさん集まりました!
こちらは、三択クイズの様子です。
「3万社とは、どんな数字でしょう」という問題に、子どもたちの答えもきれいにわかれました。
「3万社という数字は、日本の100年以上続いている会社の数でした!」
これには、子どもたちも「へえー!」と驚いている様子でした!
一通り起業のことを学んだ子どもたちは、ここでついに自分たちの会社「大槌商事株式会社」を設立します!!!
会社を設立して、まず必要になるのは店舗計画とその計画で銀行から資金を集めること。
ということで、店舗計画からグループごとに考えていきます。
店舗計画では、店長、店舗名、店舗のテーマ、商品を考えます。
「大槌ならではの物ってなにがあったかな?」「この大槌のお菓子ってすごくおいしいよね!絶対たべてほしいなあ!」
など、商品は考えるとアイディアがたくさんあがっていました。
一方で、テーマ決めには少し時間がかかっているグループも。
しかも、銀行の頭取を納得させるためにはただの店舗計画だけでなく、プラスαで自分たちの強みも考えてアピールすること必要です。
この強みも多くのグループが頭を悩ませていました。
「私たちの強みって何かな?元気?」
「でも、元気なだけでお客さんって買ってくれるのかな?」
少し話し合いが煮詰まってきたので、気分転換に会場下にあるスーパーへ大槌や岩手県ならではのものを探しにでかけました!
地元ならではのものは、スーパーを見てあるくだけでたくさんあることがわかります。
「こんなものも出品してもいいね!」
「これも大槌で作ってるよ!」
と、少しフィールドワークをしただけでアイディアが出てきたようです。
スーパーから戻ったらいよいよ最後の追い込みに入ります。
銀行の頭取に交渉にいく時間まであとわずか。
頭をフル回転させて、子どもたちの表情もより真剣モードに突入していました。
残りの時間で全力を出し切ったところで、いよいよ最後の交渉です。
頭取からの質問にドキドキしながらも無事、どのグループも銀行からお金を借りることができました!
本当にみなさん、頑張りました!!!
ちょっと答えに詰まってしまったところもありましたが、そこは次回に向けた課題として、
よりクリアにしていきましょう。とアドバイスも頂きました。
発表が終わって一安心した様子。
第一関門を突破できて、これからのプログラムがますます楽しみですね。
これにて、第1回目のプログラムは終了です。
最初は戸惑いながら話し合いをしていた子どもたちが、最後の発表に向けて一気にギアを入れて、
計画書をまとめあげて立派に発表をしてくれた姿に、
これ以降のプログラムがどのようになるのか、本番がどんなものになるのか、
とても今後が楽しみです。
今後のブログにもぜひ、ご注目ください!
プログラムを支えてくださっている、
バークレイズ証券の皆様、一般社団法人 おらが大槌夢広場、そして参加してくれた子どもたちに、
改めて感謝を申し上げます。
引き続きよろしくお願いします。
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