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【文化】“ワザ伝”プロジェクト in くまもと キッズワークショップ 2017

イベント

皆さんこんにちは!
12月9日(土)に、“ワザ伝”プロジェクト in くまもと キッズワークショップ 2017がグランメッセ熊本にて行われました。

本プロジェクトは、一般財団法人あんしん財団様と連携し、日本の伝統的な”技”を全国の子ども達に伝えるプロジェクトとなっております。
今回は、熊本地震で甚大な被害を被った、熊本県の子どもたちへ届けてまいりました。

日本の伝統工芸「水引」、世界最強の「ネオジム磁石」、伝統工芸「江戸すだれ」をはじめとした様々なワークショップ、展示の様子をお伝えしていきたいと思います。
日本のモノ作りを支えるプロから、直接”技”を教わる貴重な機会、子どもたちのキラキラした表情にご注目下さい!

まずはじめに、コンベンションホールでオープニングセレモニーが行われ、プログラム講師、ご協力いただいた皆さんからご挨拶がありました。

挨拶が終わると...、なんと!特別ゲストくまモンが登場!!!
子どもたちと一緒にくまモン体操を踊ってくれました!

オープニングセレモニーも終わり、いよいよプログラムの始まりです!

まずは「日本の伝統工芸『水引』で自分だけのしおりを作ろう」のプログラムの様子をお伝えします。
先生方は、長野県飯田市から足を運んでくださった飯田水引職人の皆さんです。

長野県と熊本県の共通点が多いことが分かったところで、水引クイズです!
水引は紙で出来ていること、お相撲さんの髪結いも飯田元結なんですよと教えてもらい、みんな「へー!」と驚きの表情です。

そしていよいよ水引でしおりづくり体験です。
まずは結び方の練習です!あわじ結びを先生に教わります。
各テーブルに就いて、先生が丁寧に教えてくださいます。

「できた!」「難しい~!」とみんな真剣そのものです!

いくつか練習したところで、今度は自分の好きな色を選んで2本・3本で結んでいきます。
もうすっかりみんな夢中です!親御さんも夢中です!

こんなカラフルな水引を使うんですよ!色を選ぶのもとっても楽しそうです。

2本ができたら3本に挑戦!子どもたちはどんどん上手になっていき、作品ができあがっていきます。
中にはこんなに小さく結ぶ子どもも!「小さく結ぶのは難しいのにスゴイ!」と先生から褒められていました。どんどん次に挑戦していきます。

「3本できたよ!」「5本挑戦する!」とそれぞれ、みんな目標をもって取り組んでいます。
あわじ結びのほかに、少し難しい梅結びをやりたい!と先生に教えてもらう子どもたちも。
難しいことに挑戦する気持ち、とっても素晴らしいですね。

水引は、人と人を結ぶ意味も込められています。しおりがいくつかできたところで、プレゼントするために、大切な人に気持ちを伝えるメッセージを書きます。

「けんかしたお友達に仲直りしたいと思って書きました」「おじいちゃんおばあちゃんにありがとう」「お父さんにお仕事がんばってね」とみんなそれぞれの想いを書いて水引と一緒に封筒に入れます。

最後に、職人さんから子どもたちへメッセージです。「テレビゲームだけじゃなくて、自分で手を動かすモノヅクリも楽しいので、ぜひ家でも手を動かして何かを作ることをしてくださいね」。

最後に人と人を結びつける水引ならではの「ハイタッチ」でお別れです!

飯田水引プロジェクトのみなさん、参加してくれたみなさん、有難うございました!
伝統工芸の体験で、子どもたちが日本をもっと好きになり、「できた!」を増やすきっかけとなれば嬉しいです。

お次は、「世界最強ネオジムじしゃくを体験」のプログラムの様子をお伝えします。
磁石の販売から企画までを行っている「磁石やさん」、株式会社マグエバーの澤渡さんを講師に迎えプログラムを行いました!

白衣を着たじしゃくハカセ澤渡先生から、まずは磁石がどうやってできているのか、また世界最強のネオジム磁石とはどんなものなのかを動画とともに説明していただきました。

身近な磁石がどのようにできているか意外と知らないもので、子どもたちも見学に来ていた保護者の方々も興味深々で話を聞いていました。
ネオジム磁石は永久磁石の一つで世界最強と言われるほど強い磁力を持っています。
1テーブルに一人、子どもたちが代表で磁石の強さの体験をしました。

パチンコ玉がたくさん入った箱の中へネオジム磁石をゆっくりと近づけると、磁石の磁力で一気にパチンコ玉が磁石に
引きつけられてくっついていきます。
子どもたちは「近づけているときから引き寄せられている感じがすごい!」と驚いていました。

次はいよいよお待ちかねの、実験と工作に入ります。実験キットを使って様々な実験と工作を行います。

こちらは音が鳴る磁石の実験です。

一見すると普通の球体の磁石ですが、ぶつけ合うように球体の磁石を投げると、
びよよよ~んという音が鳴ります。

こちらの女の子は立ち上がって磁石を投げることにチャレンジしています。
磁石の面白い音に子どもたちは何度も磁石を投げて音が出るのを楽しんでいました。

磁石がパワーアップという実験もありました。
磁石を金属の型に入れると、入れていない時に比べて、磁石の力が強くなるというものです。

強くなった磁石は剥がすのも一苦労。ちょっとした工夫でこんなに磁力が変わるなんて驚きですね。

磁石を使った工作では、ドラミングきつつきを作りました。
磁石を張り付けた紙コップを二つ重ね合わせて上下させると、上のコップのきつつきが動くというものです。

好きな色のコップを選んで、下のコップには6等分にした磁石を紙コップに張り付けていきます。

SとNの磁気の方向をシートで確認して、マグネットシートの切る向きに気をつけるのがこの工作のポイントです。

ハカセと一緒にレントゲンのシートで確認していますね!

最後にマグネットシートときつつきを付けた画用紙をつけて完成です。

細かい作業でも集中して行っていました。早く完成した子どもの中には、紙コップに好きな絵を書いてオリジナルの「ドラミングきつつき」を作っている子も!
どの子どもも、ぱたぱた上手に動くドラミングきつつきを作っていました。

「ドラミングきつつき」の他には、「不思議な箱」と「くるくるバレリーナ」も作成しました。

前に出てスタッフの作り方の説明を聞く子どもたち。これまで学んだ磁石の知識で説明の途中の質問にも、
しっかり答えられていました。
説明を聞いたら、どんどん工作に取り掛かる子どもたち。

「不思議な箱」は、紙コップの裏に磁石をつけて、紙コップの上に手をのせてモールを乗せると、モールが引きつけられて立つというもの。
この工作では、何人まで手を重ねることができるのか実験したり、モールの他にくっつくものはないか探したりして、子どもたちがさらに実験をしているのが印象的でした。

最後には、ハカセへの質問タイムがありました。

「ハカセが商品を作るときに心がけていることは何ですか?」と質問には、
「磁石には良いところと悪いところがそれぞれあります。磁石の良いところを見つけて、みんなの生活が便利になるために磁石を使うにはどうしたらいいかなということをいつも考えています。」
と、ハカセの磁石への思いを語ってくださいました。

磁石が身のまわりの様々なことに使われ、その力の面白さや不思議さを実験や工作を通じて、
子どもたちが学ぶことができたのではないかと思います。
磁石という身近なサイエンスに、子どもたちが実験や工作で目をキラキラさせているのがとても印象的でした。

じしゃくハカセこと澤渡さんはじめ、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

次は、「伝統工芸江戸すだれでミニランチョンマットを作ろう」のプログラムです。
講師の株式会社田中製簾所の田中さんのもと、子どもたちにすだれ作りの体験してもらいました。

最初にすだれや日本の伝統工芸についての説明がありました。
子どもたちも田中さんの話に興味津々!とても真剣に聞いてました。

そして、実際にすだれ作りを開始。
今回のすだれは大切な人にプレゼントをするために作ってもらい、約1時間の作業をとても集中し、熱中してやっていました。

やはり日本の伝統工芸。かなり苦戦をしている子もましたが、田中さんに丁寧に教わりつつ最後はそれぞれすだれを完成させました!

すだれを作り終えるとすだれを贈る大切な人にそれぞれがメッセージを書きました。
大切な人に贈るということで、思いを込めたメッセージを書いてくれましたね。

最後に田中さんの方から、子どもたちにメッセージをいただきました。

「ちゃんとした物を、ちゃんと作る」「相手のことを考え物を作る」

職人ならではのお言葉ですね。モノ作りをする上で丁寧に作業を行う、かつ使う相手のことを考える。
今回のプログラムでは、子どもたちも大切な人のことを考え、丁寧に作業をしてくれました。
すだれの紹介は以上になります!

株式会社田中製簾所の田中さん、ありがとうございました。

最後に、コンベンションホールの様子を紹介させていただきます。
コンベンションホールでは当日参加のプログラムが開催されており、こちらも大々盛況。絶えず「コンコン、コンコン」とトンカチの音が鳴り響いているのが印象的でした。

まずは、西原村木もくプロジェクトさん・木育工房さんによる「木のティッシュ箱をつくろう!」のプログラムです。
子どもたちは自分で材料となる木材、すぎ・ひのきのどちらかを選びます。
「においが全然違う!」「こっちの色合いのが柔らかくて好きだな~」
子どもならではの視点に驚きが沢山ありました。

そして、地元の方々に教わりながら自分たちで丁寧に箱を組み立てていきます。トンカチを握るその表情は真剣そのもの、若き職人の誕生です。

特別ゲストのくまモンさんも興味津々のご様子でした。

続いては、熊本大学田口研究室の皆さんによる「円形木琴、木のスピーカーを作ろう!」のプログラムです。
田口研究室は、「木育」に取り組んでいることでその名を知られています。
「木育」とは、木材や森林に触れ、生活に取り入れることで木材の良さやその利用の意義を学ぶ学問のこと。

学生の皆さんのご協力のもと、熊本県産材の「木」を使って楽器を作ります。授業が始まると、子どもたちは先生の話に必死に耳も心も傾けます。

「この木は何歳でしょう???」
先生の質問に元気に答えていく子どもたち。

話が終わると、早速作業に取り掛かります。慎重に、慎重に組み立てていきます。

両プログラムを通して、いっぱい木材に触れて勉強した子どもたち、これで木工もお手の物ですね。

そして、親子フォトブースでは、写真家カワバタマイさんが次々とシャッターを切ります!

あっと言う間に、立派な家族写真の完成です!

写真を撮った後は、家族みんなでオリジナルフォトフレームを手作りしました。テープを貼ったり、シールを貼ったり。ちゃんとデコレーションできたかな?

木工がまだ難しい、そんな小さな子どもたちは、NPO法人子育て応援 おおきな木さんによるゆったりスペース&授乳室で思い思いの時間を楽しんでおりました。
子どもたちは、おもちゃで遊んだり、読み聞かせを聞いたりととてもくつろいでいる様子でした。

この他にも、あんしん財団さんはクイズラリーや第4回子ども作文コンクール「感謝の心を、未来につなぐ」の受賞作品の展示を、
日刊工業新聞さんは新聞について学べる展示を用意してくださっており、子どもたちの学べるプログラムでいっぱいのコンベンションホールでした!

皆さん、本当に楽しく学べるプログラムをありがとうございました!

“ワザ伝”プロジェクトを通して、 「ものづくり」は子どもたちの夢中になる力を引き出す素晴らしさを改めて強く感じることができました。
ここで学んだ技術や日本の伝統技術が子どもたちの未来に活かされ、これからの新しい挑戦のお手伝いに繋がったでしょうか。
今後も継続的に、私たちにできること、様々な学びを届けるために頑張ってまいります!

子どもたちにとって素敵な瞬間、職人ならではの多くの学びを届けてくださった出展者の皆様、そしてこの企画をご一緒させてくださったあんしん財団の皆様、本当にありがとうございました。
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