【被災地支援】キッズワークショップカーニバルinふくしま〜2日目〜
こんにちは。本部の佐藤です。
キッズワークショップカーニバルinふくしま、2日目の様子をお届けします。
前日のラジコンとはガラッと雰囲気が変わり、2日目は「日本の伝統工芸「水引」で自分だけのしおりを作ろう!」プログラムです。
会場の展示物もきらびやかで身が引き締まります。
この日講師を務めてくださるのは長野県にある「飯田水引プロジェクト」の職人さんたちです。
かっこいい!!
この日もまずはクイズを交えて「水引」についてみんなで学んでいきます。
水引って紙でできてるんですね!職人さんがささっと紙縒(こより)を作っているのをみてびっくりする子どもたち!
封印や魔除け、そして人と人とを結びつける意味を持つ「水引」のお話に真剣に耳を傾けます。
この日みんなは伝統的な「あわじ結び」を結って素敵なしおりを作っていきます。
各テーブルに職人さんがつき、とっても丁寧に教えてくださいます。
まずは水引1本を使ったあわじ結びを覚えます。
う〜ん、始めは難しい!
職人さんからのスペシャルレクチャーを受け、子どもたちはあっという間にコツをつかんでいきます。
次は2本に挑戦!
「好きな色を選んでいいよ!」にみんなの目が輝きます。どの色も本当に綺麗で、子どもたちの目が真剣です!
みんな本当にセンスのいい色選びで真剣に結っていきます!
ものすごい集中力で没頭して取り組んでくれました。
早い子は3本、4本でのあわじ結びに挑戦するだけでなく、別の結い方も教わっていました。
す、すごい!!
ワークショップもいよいよ終盤に近づき、最後は頑張って作った水引をしおりに仕上げていきます。
そして贈りたい人に向けてメッセージカードを書きます。
「お友達にあげるの!その子は青が好きだから青で作ったんだ〜」
「お父さんにあげるんだ!僕とお揃いにしたよ!」
と会場のみんなが心を込めて作ってくれたことが伝わる暖かい空気に包まれました。
メッセージカードを入れる封筒にも水引を使って飾り付けてくれた子もいました!
そして教えてくれた職人さんたちとグループごとに記念撮影!
初めての水引、夢中になるほど楽しかったね!
参加してくれたみんなへ職人さんからはこんなメッセージをいただきました。
今日作ってくれた水引は誰かが作ったものじゃありません。
みんなが自分の手で大切に作り上げたものです。
ものづくりの心をどうか忘れないで、これからも大切にしていってください。
日本の伝統文化を守り続ける職人のみなさんと子どもたち。
また一つ、大切なつながりができました。
今日作った水引を誰に贈りたいですか?と聞くと
お父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟やお友達、従兄弟などみんな大切な誰かを
想って作った水引のしおりを手に発表してくれました。
特に多かったのは日頃の感謝をご両親に伝えるためや、兄弟の入学祝い、お誕生日プレゼントなど、
頑張っている誰かを労ったり祝ったりするために作ってくれた子です。
最高のプレゼントができましたね!
中にはこの春転校してしまう友達へのプレゼントとして作った子もおり、
別れのシーンに結びつきを贈ることができる水引はなんて奥深く、素敵なんだろうと思いました。
人と人との結びつきを意味する水引。
最後は握手で感謝を伝えましょう。
心と心が結びつき、またいつか出会えますように。
この2日間、両日とも来てくれた子どもたちも何人もいました。
「昨日のラジコンは負けちゃったけど楽しかったな〜」「お母さんは本読むのが大好きなの!水引のしおり渡せてうれしかった!」
そして、
「また来年も来てよ!」
ありがとう。本当に本当にありがとうございます。
このつながりを大事にして、これからずっと守っていけるように、私たち大人も走りつづけます。
子どもたちの笑顔を守るためにずっとずーっとそれぞれの立場で頑張ります。
この日子どもたちに素晴らしい技と、あたたかい心を届けてくださった飯田水引プロジェクトの皆様、そしてこの企画をご一緒させてくださったあんしん財団様に心からの感謝を込めて。
かけがえのない、本当にかけがえのない大切な2日間をありがとうございました。
放課後NPOアフタースクール