【文化】丸の内キッズジャンボリー1日目〜「ラジコンにふれ、走らせるスペシャリストの技を体験」
みなさんこんにちは、本部スタッフ山田です。
今回は、東京国際フォーラムで8月16日から18日まで、3日間に渡って開催された丸の内キッズジャンボリーで行ったワークショップ
「学ぼう!体験しよう!日本のものづくり」の様子について紹介します。
このワークショップは、日本のものづくりのすごさを子ども達にもっと知ってもらいたいという思いから、あんしん財団様と日本のモノ作りを支える中小企業の方との連携により実現しています。
1日目は、ラジコンメーカー、株式会社ヨコモに所属するラジコンの世界チャンピオン広坂さんをお迎えして「世界チャンピオンのすごさとそれを支えるヨコモの技術を体験体感する」ワークショップを実施しました!
広坂さんは、なんとその業界では知らない人はいない有名人で、17才で世界48カ国、200万人いると言われる R/Cカーレーサーの頂点、世界チャンピオンを獲得し、18年間の世界選手権優勝保持記録を持つすごい方なのです。
「かっこいい!」「すごい!」
ラジコンの速さと世界戦で見事優勝した姿にみんな釘づけです。
それではここでラジコンに関するクイズです!
『世界一はやいラジコンのはやさは、どれとおなじぐらいでしょうか。』
「チーターだと思う人!」
ほとんどの子がチーターとウサイン・ボルト選手に手を上げてくれました。
それでは、ギネスブックにも載ったそのラジコンをビデオで見てみましょう!
驚きのスピードにみんな、「ええー!」「どれ?!」「速すぎて見えなかった!」と言う驚きの声。
新幹線と同じ速さなんて、すごいですね!
続いて、2問目です。
チャンピオンが実際に行った練習はどれでしょう?
こちらは、「3.後ろに手を回して練習した」に多くの手が挙がりました。
なぜ、眼をつぶって練習したのか。
広坂さんは、7歳の時からラジコンを始めて、高校生の時に日本で1位になったそうです。
その後、世界大会に出場するも世界のレベルの高さに全く歯が立たず。更に主催者側で日本チームの記録に誤りがあり、申告したところ、「日本人がそんなに速いわけない」と取り合ってもらえなかった。それが悔しくて、誰よりも沢山練習して、見返してやろうと心に決めたそうです。これまで1日5時間練習していたが、世界チャンピオンは8時間していた。それ以上練習するには、人が練習していない時間にも練習しなければならない。そこで考えたのが、食事の時も片手で練習、両手を使う食事の時は、足で練習。更には、寝る前には眼をつぶってイメージトレーニングをし、なんと遂には夢の中でもラジコンが出てきて練習できるようになったとのこと。
そうして、ほぼ24時間の練習を行い、次の世界大会で見事優勝されたそうです。
世界チャンピオンになる裏には並大抵ではない努力が隠れていたのですね。
次は、お待ちかね、世界チャンピオンの技を披露してもらいました。
ヨコモのレース用のラジコンの速さ、カッコよさ、チャンピオンの技のすごさに、「おおー!」「すごい!」など歓声が上がります。
そして、ジャンプ!これには一同大歓声!
次は、ラジコンの組み立てを体験しました。
ヨコモのラジコンは、レースのあらゆる環境に対応するため、すべてのパーツが状況に応じて交換できるようになっているとのこと。今日はその中でも最も大事なタイヤの交換を中心に体験しました。
好きな色のホイールとタイヤを選んで、一つずつ取り付けていきます。
中には、初めてドライバーを使った子もいて、細かい作業に苦戦する場面も。
でも、みんなで協力して、何とかタイヤの交換が完了しました。
みんな今日初めて会った友達ですが、自然にチームで協力して、作業ができていました。
ボディーを取り付けて、完成です!「できたー!」
次はいよいよレース大会です。1分間に何周できるかを競います。
そして、一番早かった人2名は、なんと、チャンピオンに挑戦することができるのです!
みんな頑張って!
「スタートー!」
みんな、なかなかうまく走れず、ぶつかったり、反対向きになったり。大盛り上がりです。
次はチャンピオンチャレンジです。広坂さんは片手で操作するハンデ付きです。
流石チャンピオン。片手にも関わらず、圧倒的な安定感。
挑戦してくれた二人も大健闘しましたが、チャンピオンには一歩及ばず。
それでも、チャンピオンの走りを見れて、いっしょに走れて、みんな大満足の笑顔でした。
最後にチャンピオンからみんなにメッセージがありました。
「どんなことでもいいので、やりたいことを探して、一生懸命にやって下さい。みんなが今一生懸命頑張った事、その経験は、大人になってもきっと役に立ちます。」
寝食を惜しんでがんばって上り詰めたチャンピオンの言葉だからこそ、心に響くものがあります。
今日学んだこと、感じた事をワークシートで振り返ってもらい、何人かに発表してもらいました。
「これからも勉強習い事をしっかりやりたいです。」
「世界チャンピオンになる為に、イメージトレーニングをして、寝るときも練習したというのは驚きました。」
今日の思い出に、一人ずつチャンピオンと記念撮影。
チャンピオンとの出会いは、子ども達にとって、きっと心に残る思い出になったのではと思います。
世界チャンピオンの一流の技や、それを支える世界に誇る日本の中小企業の技術に触れ、体験、体感し、楽しみながら学べるワークショップとなりました!
あんしん財団様、ヨコモ様、広坂様、今日は子ども達に貴重体験とお話しをどうもありがとうございました!
2日目はどんな日本のもの作りの技を学べるのでしょうか、楽しみですね。
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