【被災地支援】復興アントレプレナー2015-2016 in 大槌•釜石 1st〜2nd 開幕!
こんにちは。インターンの中田です。
毎年恒例となった『復興アントレプレナー 2015-2016 in 大槌・釜石(岩手)編』のLesson1・2を行って参りました。
本プログラムはバークレイズ証券株式会社のご支援を頂き、
被災地である、仙台、石巻、大槌・釜石(岩手)の中高生と『起業と小売り』について学び、
子どもたちが地元の本当に良いものを自分たちで選び、仕入れ、
最後に東京六本木の本物のマルシェで、本物の小売りや農業を営む方々に混じって販売する、
連続講座のビッグプロジェクトで、今シーズン最後の幕開けとなりました。
昨年に続き、現地コーディネートに多大なるご協力頂きました『おらが大槌夢広場』の事務所が今回の会場です。
東日本大震災から5年を迎える釜石から大槌までの道のりは、復興へ向けてまちづくりが進んでいる様子でした。
この日は参加者のクラスがインフルエンザで学級閉鎖/自宅待機対応となってしまい、
約半数の子どもたちが集まっての実施となりました。
今回は、史上初男女別々の2チームでの参加になります。
バークレイズの方々にも、それぞれのチームに入っていただきました。
まずはみんなで自己紹介。
名前、学年、誕生日、部活、将来就てみたい職業などを話していきます。
「バークレイズの方々は普段どんなお仕事をしているんですか?」
という子どもたちの質問にもわかりやすくしっかりと答えてくださいました。
みんな打ち解けたところで、早速プログラムに入っていきます。
今日は、
・会社を設立する
・店舗計画を立てる
・銀行から資金を調達する
・収益目標と商品計画につい学ぶ
というところまで進んでいきます。
はじめに、
「起業って?」「会社を設立するにはどうしたらいいの?いくらかかるの?」
というところを、所々クイズを交えながら学んでいきます。
「起業」と聞いて何が思い浮かぶか書き出してみました。
お金、社長、利益、支出、損害、資本…
とプログラムの経験者が多い女子チームからは、具体的なイメージがたくさん出てきます。
初参加の男子チームは、将来の自分!とかっこよく答える場面もありました。
さらに小売についても学んでいきます。
小売店の目的、目標ってなんだろう?
実際に、マルシェで出店するときのイメージをしながら考えました。
自分がどんなお店なら買い物をしたいかをチームで話し合っていきます。
そして話し合ったことをもとに、自分たちの強みを考えていきます。
「安い商品が多く、品揃えの多い店が良い」
「年齢層が広く、流行のものに対応しているお店が良い」
などなど、アイデアがたくさんでてきたところで、出店計画書を仕上げていきます。
ある程度仕上げたところで、資金調達の時間です。
先ほどまとめたものを、バークレイズのみなさんに発表します。
このプレゼンテーションを乗り越えた先に、お店の仕入れ予算獲得への道があります。
「まだまだ若いので、若さを売りに元気いっぱいに頑張ります!」
「岩手ならではのおいしい海の幸をたくさん届けます!」
アピールポイントをバークレイズのみなさまにしっかりと伝えました。
女子チームはバークレイズさんからの
「三陸産のわかめは東京のスーパーにもあるけど、どうやってアプローチしていくの?」
という、鋭い質問にもしっかりと答えていました。
これにはバークレイズのみなさんも、
「これなら安心して任せられる!」
と、無事各チーム予算獲得!
契約書にサインをして…
契約成立です!
お店の仕入れ予算を獲得し、仕入れについて学んだところで、
収支計画の立て方を確認していきます。
お店を出すにあたって、どのようにお金を使うか考えてみました。
電気代や人件費、その他にもたくさんのお金がかかります。
それから、仕入れ、売値、必要経費、利益のことを学び、収支目標を立てていきます。
「この商品はどのくらい仕入れよう?」
「この商品はいくらで売ろう?」
「セット販売などで、お得感を出す?」
「目玉商品はどのくらい多めにする?」
そんなことをこれから各チームで考えていきます。
最後に、今後の流れを説明し、
質疑応答の時間を取り、不明点などを解消しました。
本日のプログラムはここまでです。
次回までに、各チームで仕入れ先を訪問、
仕入れ商品候補をリストアップしていき、
店舗で扱う商品を確定させます。
お店の人への交渉もチャレンジします。
そして、3月2日(水)には収支計画を確定させ、出店準備をしていきます。
今年の大槌・釜石の子どもたちは、男女別々のチームということで、
すでに対抗心が燃えているようです。
次回もお楽しみに!