【スポーツ】フラッグフットボール教室!@練馬
こんにちは!アフタースクールインターンの大井です。
今年もたくさんの小学校にプログラムをお届けすることができました。
今年は最後に、12/16に練馬区の公立小学校で行われたフラッグフットボール教室の様子をお届けします。
日本フラッグフットボール協会から今井コーチにお越しいただき、1~5年生までの30人の子どもたちに指導していただきました。運動が苦手でも得意でも、背が高くても低くても誰でもが楽しめるスポーツで、現在学校の体育教育でも注目を集めているフラッグフットボール。いったいどんなスポーツなのでしょうか?
授業を終えて体育館にやってきた子どもたちはまず腰にフラッグを付けるように言われます。
「なにこれ?」「どうやって使うの?」と謎が多い中でコーチから「集合!」の合図がかかり、みんな駆け足で集まります。
「今日みんなに大切にしてほしいことは、コーチの目を見てしっかり話を聴くこと。これを一番大事にしてほしい。」
しっかりとうなずいて、まずは準備体操をして体を温めます。コーチから体操の指導を任された子どもたちが、しっかり仕切っていました。
いよいよ2時間の特訓の始まりです。
まずは腰についたフラッグを取り合います。どれだけたくさん取れるかな?
その後も二人一組で手つなぎフラッグ取り、青で進んで赤で止まる信号フラッグ取りなどで体育館中を駆け回って体を温めます。これも後で役に立つのかな?
ようやく子どもたちの気になっていたアーモンド型の小さなボールが登場!
ここからは二チームに分かれて対戦です。
攻めと守りに分かれて、攻め側はボールを持って相手側のゴールの線を目指して走り、守りは攻めを邪魔してフラッグを奪います。
これを一対一から三対三に増やし、ゲームらしくなっていきました。
さらに五対五でボールを持った王様を守りながら、相手の王のフラッグを奪い、先に王様がゴールしたら勝ちという高度なゲームに発展していきましたが、子どもたちはなかなかルールの呑み込みが早く、どんどんと進んで行きました。
コーチが各チームで作戦を立てるように言うと、チームで円陣を組んでしっかりと学年でグループ分けしたり、順番を考えたり…
足が速い人が王様になるべきなのか、学年が上の人が王様になるべきなのか…これはチーム戦なので、誰か一人が強かったり速かったりしても勝つことはできないゲームなのです。どのチームもうまく誰もが王様になれていました。
そのあとは、ボールを遠くまで投げる練習です。
パスキャッチゲームといって、自分の指定したコーンの場所でキャッチできたらそのコーンの得点(遠いほど高得点)がもらえます。これも先ほどのチーム戦で、遠くを指定して点数を稼ぐチームと、近くでコツコツと点数をためるチームに見事に分かれていました。
それからボールをもってコーンを一周するリレーです。声援が飛び、接戦となりました。
ここで時間が来てしまいました。
この日練習した
・フラッグをとる
・ボールをもってゴールに走る
・作戦を立てる
・ボールを遠くまで投げる
と今日はできなかったボールのパスを使ってフラッグフットボールのゲームは進められます。
フラッグフットボールは、アメリカンフットボールの老若男女バージョンとでも言いましょうか。ルールで違うのはタックルの代わりにフラッグをとるということ、これならだれでもできますね。
最後にまた集合がかかったときには全員汗だくでしたが、疲れたなどとは誰も言わずにしっかりとコーチに目を見ていた姿が印象的でした。
今井コーチは
「今日はみんなコーチの話をしっかり聴いてくれてありがとう。話している人の目を見て聴くことは、今日だけじゃなくてどんな時も忘れないようにしてほしい。」
とメッセージを残してくださいました。きっと子供たちの心に刻まれたことでしょう。
当日ご支援くださった学校応援団の方々からいただいた子どもたちの感想には
とても楽しかった。特に鬼ごっこ系のゲームが楽しかった。四年男子
ずっとやっていたかった。あんなスポーツ知らなかったからよかった。二年女子
またやってみたい。特に5対5が楽しかった。二年男子
などがあり、本当に充実した時間が過ごせたのだなと思います。男子も女子も、低学年も高学年も、だれもがこの二時間でフラッグフットボールのとりこになっていました。
中でも、チームを先導してくれた高学年の男子たちは、集合をかけたり並ばせたりととても頼もしい姿を見せてくれていました。
私も今回初めてフラッグフットボールに出会いましたがたくさんの学びができるスポーツだと実感しました。このゲームは協力が不可欠であるためチーム間にコミュニケーションが自然と生まれ、全員が同じように参加できるスポーツだということがわかりました。
最近のラグビーブームにもあやかって、ぜひこれから多くの子どもたちそして人々に広まったらいいなと思います。
今回プログラムを提供してくださった日本フットボール協会の吉田様、指導してくださった今井コーチ、プログラムの応募をしてくださった関町北小学校の竹内様、本当にありがとうございました。
参考: 日本フラッグフットボール協会ホームページ https://www.japanflag.org/
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