【Yahoo!募金プロジェクト】東北の子ども達を元気に!プロジェクト~陸前高田編~
放課後NPOアフタースクール インターンの中田です。
7月18日に、私のとっても大好きなまち、岩手県陸前高田市で子どもたちがわくわくするようなプロジェクトを開催してきました!
題しまして!
東北のこどもたちから、日本を元気に!プロジェクト第1弾
〜ドッジボール日本代表選手と練習•試合をしよう!〜
このプロジェクトは、ニャフーネット募金 きっず応援プロジェクト(Yahoo!募金)で今年3月11日の震災募金で集まった募金で、 陸前高田市のNPO法人パクトさまとYahoo!株式会社さまの協力のもと、開催することができました。
日本全国からたくさんの募金をいただきました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回は「被災地の子ども達にのびのびと体を動かす機会を作りたい」と、日本ドッジボール協会から日本代表選手が3名来てくださいました。
子どもたちにいろいろな技を伝授してくれることを期待し、いざ陸前高田へ!
この日は台風も過ぎ去り、快晴でドッジボール日和となりました!
陸前高田に到着し、パクトのスタッフのみなさまと合流しました。
午前中は、フィールドワークということで、パクトのみなさまが東日本大震災での陸前高田市の被害の様子などを説明してくださいました。
手づくりのパネルなどで大変わかりやすく説明していただき、かつて道の駅だったTAPIC45や奇跡の一本松、復興まちづくり情報館などを見学しました。
見学する中で、被害の凄惨さ、壮絶さを改めて突きつけられました。
東日本大震災があったあの日を境に、子どもたちを取り巻く環境は変わってしまい、遊ぶ場所は少なくなってしまったということ。
小中学校の校庭には仮設住宅があり、おもいっきり大きな声を出して遊ぶこともままならないということ。
ドッジボールは全国的に小学生にも大変人気ですが、こうした状況から陸前高田の子どもたちはあまりドッジボールをする機会がないということでした。
そんな子どもたちにとって、今日を本当に特別な一日にしてほしいという想いがとても強くなりました。
午後になり、今日の開催場所である、陸前高田市のスポーツドームにお邪魔しました。
開始時間が近づくにつれ、子どもたちもたくさん集まってきて約40名の子どもたちが集まってくれました!
とってもうれしいです。
開始時間になり、みんなであいさつをしてイベントスタート!
ドッジボール日本代表選手の方々の自己紹介からはじまり、今日の一番大切なルールである“時間をしっかりまもろう!”という約束をして、いざ!準備体操!
低学年、中学年、高学年の順に整列し、日本代表選手のかけ声に続いてとても大きな声を出して準備体操をしました。
そして、まずはじめに日本代表選手の方々のお手並み拝見!
投げる、とるという技をみせていただきました。
座っている子どもたちの頭上を通してのキャッチボールは圧巻で、子どもたちのきゃーきゃーとした歓声が広がり、さすが日本代表選手の方々だなとわたしたち大人もびっくりしました!
その後は、避けるという技もみせていただきました。
とても速いボールをいとも簡単に避けている姿をみた、この時の子どもたちの表情はとてもキラキラしていました!
ここで日本代表選手の方々からのクイズ!
Q.ドッジボールの“ドッジ”はどういう意味でしょうか?
①投げる ②とる ③避ける
子どもたちはとても真剣な表情で考えていて、どれだろうなー?という様子。
正解は、③避ける です。
意外だなー!というような声が多く、このクイズに正解したのは、高学年の子どもたちが多かったです。
その後は、先ほどの3つのグループに分かれて、ドッジボールの基礎である、投げる、とるについて教えてもらい、練習をしました。
日本代表選手の方々は、どの子どもたちにもひとりひとり優しく丁寧に教えてくださり、時にはとてもおもしろいことなどをしてくれて、子どもたちの笑い声が絶えず聞こえました。
子どもたちが上達してきたところで、試合前のミニゲームをすることになりました!
子どもたちのまわりに、日本代表選手3人がいて、その3人が投げるボールに当たらないように避ける、とるというゲームです。
誰かが当たってしまっても、味方のチームの子が日本代表選手の投げたボールをとった場合、ハイタッチをしたら復活できるという、チームワークが必要なゲームです。
いざゲームが始まると、会場内に子どもたちの歓声が一気に広がり、とても楽しそうな雰囲気でした。
ミニゲームに参加していないチームは、プレーしている子どもたちの応援をしていて、会場は大盛り上がり!
すべてのチームが、日本代表選手に勝つことができ、おもいっきり飛び跳ねて喜んでいる子どもも見受けられました。
そして、ついに日本代表選手の方々と試合です!
約40名弱の子どもたちvs.日本代表選手2名と大人スタッフという形で試合をするということになりました。
完全に大人チームが不利な状況…。
これは勝たなくてはいけない!と大人も気合いをいれたところで、試合開始!
はじめは、子どもたちも日本代表選手の投げるボールに驚かされるも、時間が経つうちにボールの速さに慣れてきて、ボールをするするとよけていました。
そんな中、大人チームは子どもたちの人数の多さに圧倒され、高学年の子たちが投げるボールに当たり、あれれ?まずいぞ、という状況になってきてしまいました。
そしてタイムアップ!
結果は……小学生チームの勝利!
子どもたちは飛び跳ねて大喜びしている様子!
大人チームは、あちゃーといったような表情でした(笑)
コートチェンジをして、次こそは負けないぞ!という大人チームと、次も負けないぞ!と気合満々の子どもたちの2回目の対決です。
試合が始まると、子どもたちの勢いが増していて、あっという間に大人たちを当てていきます。
しまいには、日本代表選手も当たってしまい、大人チームは絶望的…。
小学生の圧倒的な力になす術もなく、大人チームはあっという間に2人だけになってしまいました。
そこでタイムアップ!試合終了。
結果は歴然……子どもたちの圧倒的勝利!!!
再び子どもたちは飛び跳ねて大声ではしゃぎ、喜んでいました!
大人チームは、疲れきっている様子(笑)
試合が終わり、終わりのあいさつをして、今日のイベントは終了…かと思いきや!
ここで日本代表選手たちからのサプライズプレゼント!!!!
ドッジボール日本代表選手3名の方のサインとみんなにメッセージのプレゼントです。
子どもたちがうれしそうに手にしていて、日本代表選手に「だっこしてー!」と言って離れない子どもたちもいたり、日本代表選手たちは終始大人気でした!
日本代表選手の方々が、必ずまた来るからね!と言うと、子どもたちはとてもうれしそうでした。
いつも一緒に遊んでいる子どもたちがあんなに楽しそうに、うれしそうにして、とびっきりの笑顔ではしゃいでいる姿をみたときに、自然と顔がほころび、このプロジェクトに参加させてもらって本当によかったなあと心の底から思いました。
私たちは、この子どもたちに何かを与えるのはとても難しいかもしれませんが、いつまでも子どもたちがこんな表情になってくれるようなことをお手伝いしていきたいと思います。
今回、このプロジェクトに関わってくださり、素敵な時間を提供してくれた、
NPO法人パクトのみなさま、Yahoo!株式会社のみなさま、日本ドッジボール協会のみなさま、
本当にありがとうございました。
またみなさんでお会いしましょう!