【学び】なんで空は青いの?
こんにちは。アフタースクール33号です。
今日は荒川区の公立小学校でサイエンス・プログラムです。
体育館に1年生から6年生まで、約90名の子どもたちが集まりました。
今日の先生は、平松伸行さん(向かって左)と、狭間雅行さん(右)のお二人。
平松さんはワークショップ・プロデューサー、狭間さんは科学館職員。
二人とも子どもが大好きで、最初からニコニコと優しく話しかけます。
狭間さん:
皆さん、最初にクイズですよ〜。
なんで空は青いの?
あちこちで子どもたちの手があがります。
Aくん:宇宙は青いから!
Bさん:鮮やかだから!
狭間さん:う〜ん、・・・。
Cさん:青しか見えないから!
狭間さん:
オ〜、近いぞ!
はい、今日はこのクイズの答えを、みなさんと一緒に考えていきましょう。
というわけで、これから色々な実験です。
狭間さん:
空が青く見えるのは昼間で、「光」があるから色がよくわかるんだね。
だから「光」についてちょっと考えてみよう。
なんと光は波なんだよ!
これからその波を作ってみます。手伝ってくれる人は?
子どもたちの手が一斉に上がります。
狭間さん:いろんな波ができたね。
光にもいろんな形の波があるよ。
そして、光の色はその波の形で変わるんだよ!
狭間さん:
太陽からくる光がどんな色をしているか見える道具があるよ。
平松さんが見せてくれるよ。
ほら、虹のようなものが見えたでしょう!
子ども:あっ! 見えた! 見えた!
狭間さん:
じゃ、光にはどんな色がある?
そう、いろんな色があるね。
では、ここで質問。光の3原色ってあるよね。何色かな?
子どもたち:口々に色の名前を叫ぶ。
狭間さん:
さっき、皆さんに「うちわ」を配ったよね。
それが光の三原色です。赤、緑、青です。
この3つの色を混ぜるといろんな色ができるよ。
どんな色ができるか、みんなで考えてみよう!
狭間さん:
では黄色を作ってみよう!
みんなが持っている色のうち、2つの色を一緒にすると黄色ができるよ。
は〜い、では黄色になると思う色と一緒になろう!
狭間さん:そう、赤と緑が一緒になると黄色になるね。
同じようにしてピンクも作った後、
狭間さん:じゃ、赤と緑と青の3つの色を一緒にしたら何色になるかな?
子ども:白!
狭間さん:そう、正解! 白になります。
狭間さん:
じゃ、ここで、最初のクイズの問題を思い出してください。
「なんで、空は青いの?」
その答えをみんなで考えよう。
赤、緑、青の人、一人ずつ出てきてください。
狭間さん:
空から地球に向かって全部の色が進みます。(3人の子どもたちが進む)
赤と緑は頑張って地球に届きます。(赤と緑の子ども地球に着く)
でも、青は途中で空気にぶつかって地球まで届きません。
空には青色だけ残っています。(青色の子ども途中に残っている)
だから空は青いんです!
夕方の空がどうして赤いのかも、同じようにやり、今日のプログラムは終了です。
低学年の子どもたちにはちょっと難しかったかもしれませんが、
みんな積極的に参加し、活気あふれる活動になりました。
狭間さんは、終わった後、こんなことをおっしゃっていました。
「これは『量子力学』で、大学院で勉強することなんですよ」。
子どもたちが家に帰って、空はどうして青いか、家族に得意げに説明する姿が目に浮かびます。
先生の狭間さん、平松さん、今日はありがとうございました。
そして、「にこにこすくーる」のスタッフの皆さん、お世話になりました。
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