【障がい児支援】障がい者スポーツのトップ・アスリートたちと楽しむ秋!
こんにちは。アフタースクール88号です。
11月末日、東京都世田谷区にある光明特別支援学校にて、
スペシャルなプログラムを行って参りました。
「Reach Tokyo 秋のスポーツ・プログラムbyバークレイズ・グループ」
です。
この日を楽しみにやってきた子どもたちはプログラムの導入として、
後に応援などで使える、応援うちわをサポーターと一緒に
デコレーションしながら会話を楽しみます。
『こっちのシールにする?』『何色が好き?』
バークレイズさんといえば、ご存知のとおり世界屈指の金融グループです。
そしてサッカー日本代表の香川真司選手が所属する、
マンチェスター・ユナイテッドFCはプレミアリーグのクラブチームですが、
そのリーグの冠スポンサーとしても知られます。
会場でもバークレイズについてご説明頂きました。
規模が桁違いですね。
そのバークレイズ社員のみなさんと、
障がいを持った子どもたちとその保護者みんなで
楽しむプログラムなのですが、スペシャル・ゲストがおりました。
バークレイズの社員でありながら、
車椅子ラグビーや車椅子バスケットボール、
障がい者パワーリフティング、視覚障がい者ボウリングなど、
障がい者スポーツのパラリンピック日本代表や
日本チャンピオンとしても活躍する、
Reach Tokyoのみなさんのご紹介です。
Reach Tokyoは、日本のバークレイズの社内横断的なネットワークです。
障がいを持つ方、持たない方で構成され、全従業員が平等に働けるように活動し、
また、トップ・アスリートの皆さんを中心に、
障がい者スポーツの普及活動にも取り組まれているとの事です。
ロンドン・パラリンピックのTV放送の映像や、競技の説明、
実際のパフォーマンスで子どもたちにもわかりやすくご説明頂きました。
中でも衝撃的だったのが、車椅子ラグビーの三阪選手と
島川選手によるタックルの実演です!
Reachメンバーの『準備はいいですかー!?』の問いかけに三阪選手は
『準備というより覚悟なんだな・・・』とつぶやきます。
どうやってぶつかるのかと思ったら・・・
ガキーン!!
何と体育館の端から端の助走で猛スピードによる正面衝突でした!
写真ではこの迫力が伝わりづらいかと思いますが、まるで車同士の正面衝突!
みていた皆さんは驚きと共に歓声が沸きました。
大興奮の実演の後はひと休みとなりましたが、
先生、保護者のみなさん、子どもたちも車椅子ラグビー用の車椅子に興味津々。
子どもたちから
『乗ってみたい!』
という気持ちがぐんぐん伝わってきました。
そして何人かは実際に試乗!
そして三阪選手にタックル!
普段は自分で頑張って運転し、
ぶつからないように気をつけている事と思いますが、
この車椅子はカッコいいし、がんがんぶつかりに行っていい、
上手くぶつかるとほめてもらえるというのも
特別な感覚だったのかもしれません。
本当に嬉しそうな笑顔を見る事ができました。
休憩が終わった後は赤組、青組に分かれての玉つなぎリレーです。
ボールを隣の人に渡して一周させるゲーム
ですが、
ボール渡す際にあるキーワードに沿った事を伝えます。
一周目は『好きな食べ物』、二周目は『好きなこと』でした。
終わったチームは司会者に大きな声で『終わったー!』と伝えて頂きます。
一回戦、二回戦共に、赤組の勝利!
三回戦勝負という事でしたが、ここで、司会が大切な事を伝え漏らしておりました。
三回戦目は得点が3倍になるという事を!
三周目『最近自分の中で流行っていること』で劇的な青組の勝利!
その後は泣きの一回という事で、第四回戦が行われました。
この回のキーワードは参加者からの意見で『好きな色』になりました。
お兄さんから小さい子へやさしくボールが渡されたり、
微笑ましい光景も沢山見る事ができました。
その後はいよいよ本日のメインイベント、ツインバスケットです!
まずは車椅子バスケットボールの田中選手他、
Reachメンバーによる競技の実演です。
さすがの車椅子とボールさばきに会場から『おお〜!』の歓声が!
『2回こいだらボールを1回つくというドリブルのルールがありますが、
とりあえずみんなで楽しみましょう!』
という事で、参加希望者をつのると、元気に父兄の方、
そして子どもたちからもやる気が思いっきり噴出しました!
他の方は応援です。
バークレイズさんにご提供頂いた
スティックバルーンがまた雰囲気出ていい感じです。
車椅子で動くのにサポートが必要な子たちも参加!
試合はさらに白熱し、沢山の子どもたちがゴールを決め、
さらに楽しいゲームになりました!
結果、赤組が優勝!!
となりましたが、勇猛果敢なドリブルや、
沢山のチャレンジをしてくれた青組にも大きな拍手がおくられました。
最後はバークレイズの岡田さん、田添校長先生、Reachの三阪さんより
『みなさんのチャレンジ精神は素晴らしい』
『ひとりひとりできる事がある』
『このような活動が広がりを持てるよう頑張りたい』
といった素晴らしいメッセージを頂きました。
会場中のこころが一つとなった瞬間です。
最後はみんなで記念撮影です。
この一日のこどもたちのこころの底から溢れた笑顔は、
一生忘れられないものとなりました。
光明特別支援学校のみなさま、ご協力頂いたボランティアのみなさま、
そしてこのような機会を頂きました、バークレイズのみなさま、
本当にありがとうございました!