【学び+食】マンション防災プログラム実施!
こんにちは、14号です。
今日は、初めてのマンションでのプログラム!
つなぐネットコミュニケーションズさんと温めてきた
マンションアフタースクールプロジェクトの企画からうまれた
マンションでのトライアル企画です。
マンションアフタースクールについての詳細はこちらへhttp://www.mlab.ne.jp/lab/community04/
今回は、川崎市のマンションで、テーマも初の「防災」に挑戦しました。
3.11を前に、
いずれ必ずやってくる東京での地震に備えて、
子ども自身が自らの身を守るためのきっかけとなるプログラムを実施しました。
今回は気合を入れて、3時間で内容盛りだくさんの企画となりました。
当日の流れは、こんな感じです。
1.国崎先生による「防災」の必要性について
2.防災クイズ(一人でいる時に地震にあったらどうする?)
3.防災グッズ探検(災害時に備えておくべきものを実体験で学びます。)
4.防災料理(水なし!ガスなし!でできる料理に挑戦)
さて、まずは国崎先生が地震の構造、なぜ備える必要があるのかを教えてくれます。
国崎先生は、防災のプロで危機管理教育研究所の代表です。http://www.kunizakinobue.com/aboutus/kunizakinobue.html
地球の構造は、卵と似ているんだ!というお話はとってもわかりやすかったです。
その後、阪神淡路大震災発生時の映像が流れ、会場はシーン・・・
これが自分の身にもいずれ起こるとという国崎先生の言葉に
子どもたちもなにか大事なことを感じ取っているようです。
また、家庭内では、家具を固定していないとどんなことが起こるか?
そのリアルな映像が流れて、子どもたちも「ここまでー?」と笑いながらも
これが事実と知ると、静かに集中し始めます。
「家具固定」は特に優先して実施すべき「防災」です。
これをしているかしていなかで、震災時のお部屋の状況がだいぶ違います。
皆さんも改めてお部屋を見て、
家具の位置はいまのままでよいか、寝ている間に倒れてくるものはないか、
改めてチェックしてみてください。
そして、お次はクイズ
一人で地震にあった時、どうしたらいいかというこのクイズは、
素晴らしいことに正答率がかなり高かったです!
どれが答えだと思う!?と聞くとすぐにAまたはB、Cの札が上がります。
災害時伝言ダイヤル(災害が起きた時に伝言を残せる番号)
「171」
を知っている子も多くいました。
さらに続いて、防災グッズ探検に入ります。
探検といっても行くのは「自分の家」
渡された災害時持ち出しリストの中から自分が必要だと思うものを
自分の家から持ってくるゲームです。
みんなが何を持ってきたか?
笛、マスク、ヘルメット、家族の写真、ラジオ、小銭、保存食、懐中電灯、ゲーム・・・さらには携帯用トイレを持ってきた子も
何人かの子には、なぜそれを持ってきたか発表してもらいました。
笛・・・「助けを求められるから」
ゲーム・・・「好きだから」
小銭・・・「電話とか、何かに使えるから」
防災ずきん・・・「いざという時、ないと危ないから守れるように」などなど
みんな自分で考えたものを持ってきて、立派です!
リストに入っていた中で、キシリトール入りガムを持ってきた子はいませんでしたが、
こちらも震災時は歯ブラシのかわりになるとあって重要品!
リストに下着が入っていたことには、みんな笑っていましたが、
「震災時に全く着替えられない状況でずっといると気持ち悪いでしょ」というと
子どもたちも「確かにな~」という表情。
これをきっかけにおうちで災害時用備品をそろえてくれるといいなーと思います。
さて、最後は料理です。
今回は、ある程度の備蓄品があることを想定した上で
ライフラインのない状態でもできる水なし、ガス無しの栄養のある料理に挑戦です。
料理ができない人も誰でもできる!ということで14号が見本を見せます。
メニューもしっかり
・ひじきと野菜の満点サラダ
・ハムとチーズとのりのロールサンドイッチ
・はちみつコーンフレーク
サラダはひじきとツナとコーンの缶詰を混ぜるだけでできる
簡単!だけど栄養満点の料理です。
災害時を想定して、消毒しやすく再利用しやすいはさみを使って実施します。
子どもたちは、夢中で作ります。
親御さんも一緒に挑戦です。
「いただきます」の合図の後にすぐ「おいしい~~」という声が!
ちゃんと備蓄品を備えていれば、水もガスも止まった時でもこんなに美味しいものが食べれるのですね!
今日は、本当に盛りだくさんでしたが、
今回をきっかけに、「防災」について、家庭で考えるきっかけになると良いと思います。
「お母さん、これは必要だよ!」
「こういう時は、こうするんだよ。」と子どもたちから聞こえてくると嬉しいです。
また、今回をきっかけに知り合った子どもたちや保護者の方々がつながっていくことも
防災の大事なポイントです。
災害時には隣人との助けあいがとても重要です。
このつながりを機に通常のコミュニティも活性化すると嬉しいです。
国崎先生、つなぐネットコミュニケーションズの皆様、来てくださった方々、本当にありがとうございました!