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Blog活動ブログ

【被災地支援】松屋銀座さんたちと「夏休みものづくり大作戦in釜石」に参加

こんにちは。14号です。

今回は松屋銀座さんとのご縁で被災地に行ってまいりました。

松屋銀座さんと三越さんが共同開催した「GINZA FASHION WEEK」での
チャリティ企画(ケイト・スペードさんのチャリティバッグ販売)からの寄付金を活用して、
被災地の子どもたちに創作活動プログラムを提供する機会に参加しました。

プログラム会場は(財)児童健全育成推進財団さんが震災後、仮設児童館建設の
サポートを行った釜石市の児童館です。

別のご縁で
高知県在住のかみこやのロギール・アウテンボーガルドさんが
和紙づくり体験を実施され、

放課後NPOの方では(「紙」に関連するプログラムということで)

「つくってあそぼ」の造形スタッフでおなじみの石川さんと
「とびだすおもちゃ作り」と「ケーキ作り」を実施しました。

同行メンバーは上記各団体から1,2名の参加で総勢9名です。

二泊三日で、3つの児童館を回って子どもたちにたくさんの作品をつくってもらいました。

1か所目は仮設の児童館にて40名ほどが参加しました。

P1070410

まずはとびだすおもちゃづくりから

牛乳パックをカットしてできた型に絵を描いたり、
折り紙を切り貼りして思い思いに飾り付けていきます。

P1070414

こちらは先生の作品を参考にした飛び出すカブトムシゾーン
みんななかなかうまいです!
P1070415

こちらも先生の作品を参考に飛び出すおもちゃをつくりました。
十字架などお手本とは違うオリジナルの工夫も!
P1070417

お次のケーキ作り
やはりといっていいのかわかりませんが、
女の子の方が集中してやっております。
P1070420

そして、こちらが完成品!
P1070425
イチゴ味、メロン味、ショートケーキいろんな色ですが、
どれも不思議と美味しそうです!

2か所目はこちらの児童館。

こちらも仮設の児童館ですが、
とっても可愛らしい建物です。

後ろに見えるのが学校なので、それと比べるとやはり第2のおうちといわれるほど
時間を過ごす場所なのか、中も外もすごく居心地よさそうに出来ています。

P1070428

こちらでは急きょ「よく飛ぶ紙飛行機づくり」を行いました。
子どもたちは20名弱です。

午前中にすでに和紙づくり体験をしていた子どもたちは
「え~折り紙?」と
やる気なさそうな声が聞こえてきましたが・・・
P1070433

始めてみると意外と楽しかったようで、
みんな紙飛行機をおり、発射台の飾り付けに取り組んでおります。

P1070435

こちらの子どもたちは独創性があり、
ビヨーンとのびる工夫をしたり、いろんな色で切り貼りして
発射台の柄は様々個性的です。
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紙飛行機、発射台が完成して
早速外に出て飛ばします!
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みんなで並んで誰が一番飛ぶか
「せーのっ!」
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とにかくいつもの紙飛行機より飛ぶのでみんな大興奮です。

「ハワイまで飛ばすぞう!」と叫ぶ子、
「どこまで高く飛ぶ?!」と距離より高さを試してみる子
「10.9.8.7.6.・・・」とカウントダウンをして一斉に飛ばす子たち・・

そんなふうにして結局40分以上も紙飛行機を飛ばし続けました。

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3か所目はこちらの児童館。
こちらは被害は少なかったようで建物は震災以前から使っているものです。

写真はロギールさんの和紙づくりの準備の様子
P1070455

こちらは完成した和紙に光を当てて透かして見ています。
作った和紙は窓側に飾って、
朝や夕方の光が当たるようにするときれいに見えるようです。
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※和紙作りの様子も詳しくお伝えしたいのですが、
ずっと工作づくりサポートをしていたため、簡単なご報告で失礼します。

もっと知りたいという方はこちらへ!
http://kamikoya-washi.com/梼原和紙&紙漉体験民宿 かみこや)

さて、
3か所目の児童館では
近くの学童から来た子どもたちが
17名いしかわさんのプログラムに参加しました。
P1070459

ここの子どもたちの作品の系統は机ごとにキレイに分かれていました。

こちらは独創的チーム
とくにこの顔の作品は自画像で、とびだす部分が手に持っている
黒い髪、そしてその裏にも別の物語が、と本当に天才的な発想です!
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こちらはカブトムシゾーン
「カラフルだね~いいね~」と褒めたら
「違うよ!虹色だよ!」と訂正されてしまいました!
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こちらは可愛いゾーン
この子は「自由に作っていいよ~」と先生からの言葉を聞いた瞬間
「私はピアノにしよ♪」 といっていて

できたのがこちら

「あなたにはひかせないよ~」の言葉を見てしまうと
この作品のもつストーリーが気になってしょうがないです。

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こちらは夜景ゾーン(後ろの方の子たちですね。)P1070466

手前の子はこの机で一人、ずーっと黙って何をつくるか考えていました。
手の動かない彼女といろいろ話してみました。

「好きなものは?」
「・・・」
「動物とか、食べ物とか、なんかないかな?」
「・・・」
「じゃあ形はなくてもいいからなんか折り紙貼ってみる?
好きな色は?その色の折り紙貼ってみる?」
「(無言でうなづく)」

その後水色を手にして、、オレンジを手にして・・・
ひまわりは先生の作品を見本にしてつくりま
した。

はちうえから飛び出すひまわり!
とてもキュートです。
最初何をつくればよいのかわからず固まっていただけでに
これだけ素敵なものができて私も感激です!

2泊3日かけて3か所の児童館をまわりました。
普段東京で活動している私たちとしては、
「自由にやってみて」という声掛けに対して
予想以上に困る子が多いなという印象がありました。

型にはまった、ある程度プロセスとゴールが決められたものではなく、
ゼロから自分で考えて物を創りだす「自由」のある体験を
もっともっとしてほしいなと思います。

東北への活動で大事なのは
「継続」
していくこと。

今回は松屋銀座さんとのご縁で3か所もの児童館の子どもたちに
プログラムを提供することができましたが、
今後も様々な形で続けていけたらと思っています。

コーディネートしてくださった皆様、
参加させてくださった方、
2泊3日ご一緒した方々、本当にありがとうございました!

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