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【文化】谷川さんに教わる詩の教室−1

みなさんこんにちは♪

アフタースクール15号です。

今日は10月とは思えない暖かさで、まさに学習日和!?
元気な子どもたちの中には半袖っ子も沢山いました♪

さてさて、
本日千歳船橋にある桜丘区民センターで行われたプログラムは、
世田谷区教育委員会が主催の、
「才能の芽を育てる体験学習 達人と学ぶ日本文化 詩の教室」。

講師にはピアニストの谷川賢作先生、
詩人の谷川俊太郎先生をお迎えしてのプログラム!

まずは先生方の自己紹介。

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集まったのは小学5、6年生30名。

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そして賢作先生がピカソの作品集から7つの助言を紹介して下さいました。

1. 必ずできると信じろ
「思いついたことは出来る。思いつかないものは出来ない。
これは避けがたく、明白なことだ。」

2. 限界を超えろ
「私はいつも自分の出来ないことをする。どうやればいいのかわかるからだ。」

3. 「その時」を待つな
「インスピレーションは常に存在する。見つけに行くんだ。」

4. 動け
「明日に引き伸ばせば、それは死んでしまう。」
「行動がすべての成功の鍵だ。」

5. 正しく問え
「他の人間はなぜそうなったかを問う。
私はいつも何ができるのか、なぜできないのかを問う。」

6. ジャッジせず、隠された美を見ろ
「我々は脳をブン投げて、ただ目だけで見ることができればいいのだが。」

7. 遅すぎるなんてことはない。
「若さと年齢は無関係。」

子どもたち、一生懸命メモしていました。

見返した時に思い出してもらえたら嬉しいですね!

そして早速、
先生から今日のテーマの発表です。

「絵を見て詩を創ってみる」

今日先生が持ってきて下さったのは、「カラフルな梟」が描かれている絵。

この絵を基に、
梟の目線になって書いても良し、
自分が感じたことを自由に書いても良し。

早速とりかかる子、
どうしようかなぁと考える子、
まずは自分も絵を描いてみる子、など皆それぞれのペースで取り掛かります。

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「詩って難しいなぁ…」そんな雰囲気を察して、
賢作先生がアドバイス!!

「詩はもっと自由で良いんだよ!」

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そうおっしゃって見本に1作品創り、
歌にのせて紹介して下さいました。

ちょっと反抗的な梟の詩に子どもたちからは笑い声が!!

こんなに自由に書いていいんだ☆と皆のペースは一気に上がっていきます。

出来たものを基に、
俊太郎先生にアドバイスをもらいに行く子。
「いいね!」

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詩の完成に向けてラストスパートです。

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そしていよいよ発表タイム☆

・「ひとりじゃないよ」
(一人ぼっちじゃないことに気がついた梟の詩)、
・「ナルシスト」
(ナルシストな梟の詩)、
そして「ふ」・「く」・「ろ」・「う」という、
アクロスティックという技法を使って、
出だしに合わせて創った子どもたちもいたりと、個性豊かな詩が出揃います。

賢作先生から、
「下を向いて読むのではなく、前を向いてみんなに伝わるように!」
俊太郎先生からも、
「はっきりと聴き取れるように読む!」とアドバイスが!

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子どもたちが創り発表してくれた詩に、
賢作先生が歌やリズムをつけて下さったり、
俊太郎先生のアドバイスがあったりと贅沢な時間!

こんな風にもなりますと、
ゆったりとしたメロディーをつけた場合や、
激しい怒りをメロディーにした場合など多種多様。

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同じ一つの絵から沢山の「詩」が生まれ、
そしてその「詩」を様々な曲調にのせることで、
世界感はどんどん広がっていきます☆

その組み合わせの意外性に、
会場には笑い声や「びっくりしたー!!」と驚きの声が上がりました。

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そして最後に、
俊太郎先生の詩と賢作先生のピアノ演奏により、
校歌と、詩集「すき」より「だいち」をパフォーマンスをして下さいました。

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心がふと暖かくなる内容に、
子どもたちはもちろん、大人も思わず聴き入りました。

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賢作先生:
「ぜひ人をびっくりさせてみてください!」
「保守的なものを創るのではなく、ぜひ新しいものを生み出すことが大切」

俊太郎先生:
「みんなから拍手をもらおうという気持ちで読んでほしい」

目の前にある絵という題材を使って、
自分自身の新しい詩を生み出し、そしてまわりの人々にそれをしっかりと伝えること、
子どもたちにしっかりと意識してほしいですね!

言葉の持つ力の強さを改めて感じたプログラムでした!!

谷川賢作先生、俊太郎先生、本当にありがとうございました。

さて、次回のプログラムでは、
それぞれがもう一度家で詩を考え、
そこに曲をつけてみんなの前で発表していきます!!

グランドピアノにステージもある会場に、
今からドキドキワクワク、一週間後が楽しみです☆

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