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【学び】国連プログラム ~ニューヨークからラオスへ~

みなさま。

久々の登場、アフタースクール2号です。

本日は、なんと国連職員の方を市民先生に迎え、『国連プログラム』を行いました!

場所は都内の私立校です。

この貴重な機会とあって、小学生から高校生(中高の校長先生も!)まで幅広く参加してくれました。

なかなか無いこのプログラムにスタッフも含めて多くの関心が寄せられました。

2号もプログラムを一緒につくっている中で、非常に刺激になりました。

本日の市民先生は田島麻衣子さん。

国際連合の中でも、唯一食糧を扱う世界食糧計画、通称WFPの方です。

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彼女は世界を飛び回る仕事をしているため、この地球儀が大好きだそう。

子どもたちにもまず、国連本部があるニューヨークの場所から説明します。

子どもたちがイメージしやすいように写真もたくさん持ってきてくれました。

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国連っていかにもスゴそう!子どもたちもちょっと憧れの目です。

ここで少し国連についての説明です。

国際連合は、第2次世界大戦で多くの方々が亡くなったことを受けてつくられました。

①国際平和②国の友好関係の発展③国際協力 を目的とし、

現在193カ国が加盟しています。

みんなが知っているUnicef(ユニセフ)も国連の仲間です。

田島さんはラオスに食糧を運び、学校給食を提供する仕事をしていたそうです。

そしてこの仕事をするキッカケとなったのが、19の時に旅したフィリピンでの

ゴミ山で使えるものを拾い、生計を立てている子どもたちの姿だったそうです。

今日はそんな彼女がトラベル・ガイドとしてニューヨークからラオスへ案内します。

子どもたちに配られたのは、国連職員と同じ特別なパスポート(と似たもの)。

ホンモノを見せられた子どもたちは、そのスタンプの多さに食いつきます。

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そこへ着替えた田島さんが登場!実際こんな感じで食糧をラオス奥地の村に

運んでいたそうです。出発地、ニューヨークを大好きな地球儀でいま一度確認。

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では出発!

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東京経由で、19時間後にバンコク到着。

ニューヨークからの直行便はありません!

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バンコクからさらに飛行機で1時間、やっとラオスの首都、ビエンチャンに到着。

写真を見てびっくり。2階建て以上の建物がありません。

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さらに飛行機でラオス地方都市へ飛び、そこからがすごい。

ジープで5時間、未舗装の道を行きます。道はデコボコ。

途中に市場登場。ラオスの人々が普段何を食べているかわかります。

見づらいかもしれませんが、タマゴやライチと並んで、幼虫っぽいものも・・・

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次は何と川です!川を2時間。

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さらに歩くこと1時間。

このあたりで国連職員すら諦めるケースも。
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やっとラオスの学校に到着です。

実際、ニューヨークからここまで1週間以上かかることも。

今回は仮想「ラオス小学校」を作ってみました。

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中には、学校の授業、調理場、寄宿舎、そして給食などの写真がたくさん。

実際にラオスの学校に来たような雰囲気を味わってもらいました。

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日本との学校や生活の違いに、子どもたちはちょっと戸惑っていましたが

写真に写っている子どもたちの笑顔に気づきます。

田島さんが話します。

「移動の際に川を渡っていた時、私は転んでしまいました。ラオスの人たちが

大丈夫か!と助けに来てくれました。国連の職員として私が助けにいくぞ!と

行ったのに、逆に助けられていたのです。このとき、私はあることに気づきました・・・」

ここで子どもたちに、現地の子どもの写真を渡し、その子と何を一緒にやってみたいか

書いてもらいました。ちょっとご紹介します。

・ラオスに伝わるダンスがどんなものなのか見せて教えて欲しい。

・森に行って竹の子さがしに挑戦してみたい。

・日本のいろいろな事を教えてあげたい。

・いつか大人になったら日本を案内したい。

・ラオスの学校給食を食べてみたい。

など。

最後に田島さんは素敵なメッセージを残してくれました。

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「皆さんに今日伝えたいことは、いま書いてもらったこの子たちも、あんなに時間をかけて

旅をしてきた遠いところで生きているということ。国連のビルは立派だけれどもそれだけでは

世界は平和にならない。みんな一人ひとりが遠いラオスの子のことを少しでも思うように

すれば、きっと戦争は起こらないで平和になるのではないのかな。」

それを受けて、高校生の一人が感想で「いまの話きいて、鳥肌が立ちました」と。

2号も感動してしまいました。

プログラム終了後、「将来、海外に出て仕事をしたいです!」と田島さんに
言ってくる子どももいました。

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本当に貴重な体験となりました。田島さん、ありがとう!

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