【音楽】サントリーホールの室内楽演奏会第3弾
いつもご覧頂きありがとうございます。
アフタースクール11号です(*゚ー゚*)
雨降りで、少し肌寒い本日でしたが、子どもたちは元気いっぱい、
活発にプログラムに参加して下さいました。
前回に引き続き、本日は横浜市の小学校で、
3〜6年生を対象に室内楽体験をしてまいりました。
先生になってくださったのは、
クラシックの聖地サントリーホールの室内楽アカデミーから
ヴァイオリンの小林朋子先生、ピアノの今井彩子先生が来てくださいました。
前回に続いて参加している子も多くおり、始まる前はとてもリラックスしています。
先生が登場したらシャキーン!と良い姿勢になりました。
はじめは、エルガーの『愛のあいさつ』の演奏で音楽家のあいさつをして下さいました。
うっとり。
今回は、クラシック音楽の中でも、踊りの曲を用意してくださいました。
本日のプログラムのポイントは、演奏を聴きながら自分なりに情景を想像してみること。
そうはいっても難しいので、先生から貴重なヒントが!
①誰が?
②どこで?
③どんな服を着てる?
に注意して聴きましょう!ということでした。
1曲目はオーストリアのウィーン生まれ、クライスラーの『美しきロスマリン』。
「ロスマリンとはローズマリーのことでいい匂いがするんだよ」
想像は広がります。
「この曲から、どんな場面が浮かびますか?」という先生の質問に
バレエを習っている女の子の
「宮殿でふりふりの服を着た王子様とお姫様が踊ってる感じ。」
という発言に先生たちは声をそろえて
「ドンピシャ!」
とおっしゃっていました。
その他にも、森にいそうという意見もありました。
子どもたちの豊かな想像力には、いつも驚かされてしまいます!
この曲は、ワルツ。三拍子の曲で舞い上がるような曲です。
バレエを習っている子たちは、くるみ割り人形もワルツと聞くと、ピンときた子もいたかな?
先生たちが王子様とお姫様のダンスを実際に少し踊って見せてくれました。
続いては、ビゼーの『カルメン』。
オペラの主人公の女の人が男性を誘惑する話。
ちょっと難しい説明でしたが、気が強くてセクシーな動きを先生が実演!
納得!
こちらは、小林先生のヴァイオリンの演奏に合わせてタンバリンを使って
フラメンコを踊る今井先生。
ビゼーはスペインの人。
スペインのイメージがわいてきたでしょうか?
情熱的な曲が多いですね!
続いては『メヌエット』。ワルツと少し似ている3拍子の曲で、王子様とお姫様のダンス。
ワルツとの違いは、メヌエットの方がゆっくりなリズム。
昔の人は、カツラをかぶっていたのでそれが落ちないようにゆっくりなのだそう。。。
「頭に本をのせているみたいだね。」
という、とっても想像しやすい身近な例を挙げてくれた子もいました。
ワルツは、1拍目が重みのある曲。
2拍目が重いとどうなる?3拍目が重いとどうなる?
体をつかって考えました。
バッハとラヴェルのメヌエットを聴きました。
「下から上へ浮かび上がる感じだよ」
次にベートヴェンのメヌエットのピアノソロを聞きました。
みんな楽しそうに音楽に合わせて体を動かします。
最後は、農民の曲。
「炎を囲んで、固い木の靴を打ち鳴らしながら、踊るんだよ。」と先生。
「収穫いっぱいできてよかったね。っていうパーティーでしょ?」
とまとめてくれた子がいました。
アフタースクール11号凄く納得しました!
グリーグの『ソナタ第3楽章』。
ノルウェーの曲だから冬が長くて、暗くて寒い。
空気がひんやりして、星がきらっとなった感じ・・・
もうみんな想像できるようになったかな?
~最後に、先生方からのメッセージ~
小林明子先生
「どんな音楽を聴くのにも通用することは、色々な場面を想像するときの自分の気持ちに気づくこと。」
今井彩子先生
「正解・不正解はないので自由な物語をつくって想像してください。」
ということでした。
終わった後も、質問攻めでした!
最後までご覧頂き有難うございました。