【衣】東京ソワールさんとデザイナー体験
2010.11.23
こんばんは。
5号です。
本日は世田谷区の小学校にて、
ファッションのプログラムを行ってまいりました!
本日のプログラム名は、
「デザイナー体験!」
先生はフォーマルウェアを専門とする
東京ソワールの伊藤さん、松木さん、斉藤さん。
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参加してくれたのは12名の男の子女の子。
そのうち女の子が8割。
ファッションに興味を持つのは
やはり女の子が多い様です。
子どもたちに、
「デザイナーってなんだか知ってますか?」と冒頭で尋ねると、
「服や靴をデザインする人」と答えてくれたように、
”デザイナー”と聞くと、
子どもたちもなんとなくお仕事をイメージできる模様。
それでは早速スタート!!
まずは、
フォーマルウェアの先端をいく、
東京ソワールさんの会社を説明していただき、
それから服ができるまでを簡単に説明。
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「まずはパリコレから始まり、
そこからテレビやネット、雑誌など
あらゆるメディアから色や生地、服のカタチなどの流行を取り入れます」
その後、
「流行から分かったことを実際の服の企画に落としていき、
サンプルを作ります」
「サンプルを経た後、修正をかけて最後に商品が完成。
店頭に並びます」
我々が目にするのはお店に並べられたこうした洋服のみ。
しかし実際に服ができるまで、
いろんな工程を経てやっと店頭に並ぶのです。
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そうした流れを説明した後、
「今日はマップ作りと呼ばれる工程をみんなでやってみます」
と説明。
マップとは、自分の中にある服のアイデアを集め、そこから厳選し、
最終的に服のカタチを提案する1枚の紙のこと。
このように、
雑誌の切り抜きや実際の生地の切れ端などが集まり、
アイデア帳やネタ帳に似ております。
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子どもたちは先生の説明の後、
前にずらりと並んだ雑誌から好きな服やアクセサリー等を切り取ります。
ここで大切なのは”いつの服なのか””誰に着てもらいたいか”など、
服を作る目的・対象をしっかりイメージすること。
みんなに「誰に着てもらいたい服を作る?」と聞いてみると、
大半の子は「自分の!」とはにかみます。
やっぱり自分が着たい服をプロデュースしたい様子。
こんな風に雑誌から服を切り取り、
そして画用紙の上に集めます。
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男の子も2名参加してくれました!
女の子に負けず洋服選びに夢中。こちらの子は洋服に限らず、
お茶碗やその他生活雑貨など、様々なものをマップに貼付けておりました。
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雑誌から好きな洋服を自由に切り取るのは非常に楽しい様子♪
ずらりと並べられた雑誌から、
洋服やアクセサリーを選ぶのに本当に一生懸命!
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雑誌からある程度服やアクセサリー等を切り取ったら、
今後はその服の生地を決めます。
これまた前にずらりと並んだ生地から、
つるつるがいいのか、キラキラがいいのか等、
自分のイメージする生地を選択。
自分の考える服のイメージを、より明確にするための工程。
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目で見て、手で触りながら、
「つるつるがいいかな?」「これかわいい!」と、
生地選びにも力が入ります♪
五感をフル活用して生地選びを楽しんでおります!
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生地を決めたら、
最後にマネキンの絵に切り取ったものや色鉛筆で服を着せます!
この作業もみんなにとってみれば
塗り絵のような感覚。
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出来上がったら先生に見てもらいます。
こちらの子のマップには、
「優しい色使いの服が並んでいますね」と先生。
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こちらの子のマップには、
「ポップな服が好きなんですね」と先生がコメント。
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こちらの子のマップは、非常にきれいに整理されたマップ。
やっぱり
「自分で着たい服」がテーマ♪
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その他こちら多種多様なマップが完成!
それぞれの子の個性がしっかりと表現されております!
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最後に先生から、
「今日のようにマップ作りを家に帰ってもぜひやってみてください」。
帰る際には、
「もっとやりたかった!」
「将来デザイナーになりたい!」と
嬉しそうに言ってくれた子もおりました♪
最後に感想を聞いたところ、
「いろんなことができて楽しかった」と言ってくれたように、
本日のプログラムは、
雑誌から素材を選ぶ、はさみで切る、色鉛筆で塗る等、
子どもたちが大好きな要素がたくさんつまっておりました!
また、
マップ作りはまさにアイデア帳。
自分のなかにあるアイデアを実際の服というカタチにするために、
頭のなかを整理し、そして想いが溢れているもの。
しかし、
普段はまったくわからない、
こうした服ができるまでの工程を体験することで、
買い物のときや着替えるときにでも今回の経験を思い出し、
普段当たり前のように着ている服に対して
いつもと少し違った感情を抱いてくれたら嬉しいです。
東京ソワールの伊藤さん、松木さん、斉藤さん、
本当にありがとうございました!