【文化】9つの教えを学ぶこども武士道
こんばんは。
5号です。
本日は子どもたちと一緒に
”武士道”を学ぶプログラム!
武士道とはご存知の通り、
昔から我々のなかの存在していた日本人の規範意識。
本日の先生は、
そんな武士の心を著した「こども武士道」を執筆した
ADKの皆様でございます!
メインの先生はADKの高橋先生。
「こども武士道」では高橋和の助というキャラクターで
登場いたします。
こちらが本日使用するテキスト。
「こども武士道」に登場する数多くのキャラクターが、
子どもの学びをサポートします。
どのキャラクターもかわいらしい♪
武士道といっても、
子どもたちにはいまひとつピンとこない様子。
そこでまずは”武士”とは何か、を問う必要がございます。
「武士ってどんな人??」
子どもたちからは、
「強い人!」「ちょんまげ!」「頭が禿げている人!」と、
いろんな意見が飛び出します!
武士とは今で言うところの警察官、自衛官、裁判官等々。
様々な役割を担っていた大変重要な存在であったとのこと。
そんな武士が大切にしていた9つの教え。
「義・勇・仁・礼・・・・」をそれぞれみんなで声に出して読んでみましょう♪
(詳しくは「こども武士道」をご覧下さい♪)
例えば「誠」ですと、
「武士に二言はない!」。
武士は一度言ったことは取り消さないのです。
それほど自分の発言にしっかりと責任を持つのです。
そもそも武士道の9つの教えはすべて、
「正しいか・正しくないか」が基準になっているのではなく、
「かっこいいか・かっこよくないか」が基準になっているのです。
それではこれから練習問題をやってみましょう!
今からいろんなシチュエーションに出くわした場合を考え、
自分だったらどういう行動をするかを考えてみましょう!
そしてそれは武士道のようにかっこいい行動かどうかを
もう一度考えてみましょう!
まずはこちら!!
「50円を持ってお買い物。30円のものを買ったのにおつりを70円ももらいました。
そんなときどうしますか???」
実際にそういった状況を想定してデモンストレーションしてみましょう!
こちらの子は「20円をお店にちゃんと返す」と回答。
うん、かっこいいですね!
そのほかにも、
「もらっちゃう!」「もう商品も返しちゃう!」という子も。
ある男の子も、最初は「もらっちゃう!」と言っていたのですが、
他の子の意見も聞いたりして、
最終的にはプリントに「やっぱりかえす」と記入。
武士道が心に宿った瞬間です♪
それからこんな問題も。
「大好きなおまんじゅうを買って、ひとりで食べようと思ったら、
おまんじゅうが大好きな颯太君に会ってしまいました。そんなときどうしますか???」
「はんぶんこして半分あげる!」という子が大多数。
「全部食べちゃう」という子もおりましたが...。
「それではがりがり君だったらどうしますか??」と先生から難題が。
がりがり君だとはんぶんこしてはい、と友達にあげることができません...。
んーーーと悩んで、
「全部あげるかわりにお金をもらう」「全部あげてまた新しいのを買ってくる!」等々、
いろんな意見が飛び出しました!
おちゃらけた意見も含め、
みんなどういった行動がかっこいい行動なのか、
だいぶ分かってきたようです。
最後にまとめとして、
今までやってしまったかっこ悪いこと、
そしてこれからかっこよくするためのMY武士道を書いてみましょう!
「言葉遣いに気をつける」
「喧嘩していたら相手が納得するまで話す」など、
今までの自分の経験を振り返ってかっこよくなかった部分を
今後MY武士道として自分を律していくようです。
自分で考えたMY武士道に、
高橋先生から9つの教えのはんこをそれぞれ押していただきました。
かわいいキャラクターも手伝って
はんこを集めることに夢中になる子も。
プログラム終了後、ある男の子は、
「ありがとうございました」と丁寧に先生方一人一人にお辞儀をして
きりっとした態度で帰っていきました。
武士道の教えに沿った大変素敵な行動だと思います♪
武士道とは昔から日本人の心のなかにある規範意識。
「正しい・正しくないのものさしで考えるのではなく、
かっこいいか・かっこよくないかで考えましょう」と高橋先生から。
心のよりどころや道徳の規準が揺らぐ現代にとって、
武士道は自身を律する意味でも
また他人を思いやる意味でも
今後ますます大切になってくる教えではないでしょうか。
ADKの皆様ありがとうございました!!