【表現】真夏のジャングル大出現!?〜世界で1つのmy昆虫づくり〜
2010.08.28
こんばんは。
5号です。
本日2つ目のプログラムは、
アーティスト前沢先生による昆虫づくり!
デカルコマニーというアートの手法と
切り紙を使って、
自分だけの昆虫をつくり出し、
みんなで昆虫ジャングルをつくります!
本日の先生、
前沢先生です!
まずは、
先生がつくった昆虫たちを紹介してくださいます。
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こちらは切り紙でつくった蝶々!
「昆虫は左右対称」
ですので、
折り紙や画用紙を半分に折った後、
ハサミでちょきちょきと切って開くと、
すばらしい昆虫たちが現れます。
こちらは、
まさにタイムリーな昆虫です!
夏らしく蝉!
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さてさて、
こちらのぶらーんとしているひもは、
果たして何に使うのでしょうか!?
正解は後ほど!
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またこちらは、
デカルコマニーという手法をつかった蝶々♪
絵の具を画用紙に点々と好きなようにたらし、
一度挟んで開くと・・・
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こんなカラフルな蝶々が現れます!
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先生が見本をつくっている様子を
見学する子どもたち。
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しかしこうした昆虫も、
先生は何かお手本を見てつくったというよりは、
適当に想像力を働かせてつくったそう。
「今いる昆虫じゃなくてもいいので、
自由に自分の昆虫をつくってみてください!」
さあそれでは、
実際にみんなで昆虫をつくってみましょう!
折り紙、画用紙、
好きなほうを選んで二つ折りにし、
好きなようにハサミで切ります。
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「自分で好きなように」
というテーマが、
これが意外と難しい。
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というのは、
自分で「何をつくろう!」と計画して、
それをもとにハサミで切っていくというよりは、
最初から無心でハサミで切っていくうちに、
そして切って開いたときに、
初めてそこで現れるような昆虫をつくるのがポイント。
つまりは、
「新しい見方を体得すること」
が今日の目的!
しかしながら、
「何をつくろう!」ときっちりイメージして、
それを目指してハサミで切り始めようと
最初はどうしても思ってしまうようです。
こちらの子は、
最初本当に数センチ単位の
小さな作品しかつくっていませんでした。
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しかし、
ハサミでどんどん切っていくうちに
ほとんど悩むことなくハサミを入れるようになり、
切り進めるスピードも速まり、
作品がどんどんどんどん大きくなっていきました!
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最終的にできた作品がこちら!
まさにダイナミックでオリジナル!
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面白かったのが、
彼の顔が最初に比べてどんどん明るくなっていったこと。
最後は「終了〜〜!」
と言うまでやり続けておりました♪
今回彼の中で、
今まであった壁のようなものが取っ払われ、
新しい発想力が生まれたのだと思います。
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また、
こちらの女の子はつくった蝶々に割り箸を付け、
「これは忍者なんだよ♪」
と言って、
すばしっこい蝶々になりきって教室中を飛んでおりました[E:shine]
「ここの蝶々はみんなお友達!」
他の蝶々があると、
その蝶々のところで一休み。
しばらくするとまた飛んでいきます。
頭の中のイメージが徐々に膨らみ、本当に楽しそう!
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数々の昆虫が完成していき、
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それぞれの作品を教室内に散らばらせてみましょう!
この時に使うのが、
先ほど紹介した
上からぶら下がっているひも。
こんな風に、
昆虫だらけのジャングルが完成!
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こちらは、
子どもたちがつくったジグザグトンボ。
完全にオリジナルな作品であり、
この作品が子どもたちの新しい発想を手助けしてくれたのです。
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最後はみんなで記念撮影!
参加してくれた子どもたちは、
「本当に楽しかった」
と言ってくれましたし、
何より徐々に笑顔になる様子が
全てを物語っておりました。
オリジナルなものをつくること、
それは決して用意してつくることに限らず、
偶然性からも生まれること。
そして、
そうやって生まれたオリジナルな視点は、
それ以降の世界の見方を大きく変えること。
子どもたちには、
「カブトムシは〜でなくてはならない」
といったような枠に、
とらわれない柔軟な発想を
大切にしてほしいと思いました。
前沢先生、
ありがとうございました!