【赤坂・青山子ども中高生共育事業】いけばなを通し、日本文化を学ぶ
こんばんは。
5号です。
本日豪華二本立ての二つ目。
『いけばなを通し、日本文化を学ぶ』と題しまして
日本文化の一つ、生け花を体験します。
こちらは日本文化プログラムの第三弾です。
昨年12月に行われました
第一弾の『伝統音楽 三味線・琴の世界』の様子はこちらをご覧下さい。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-408e.html
また先月に行われました
第二弾の『和食から学ぶおもてなしの心』の様子はこちらです。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-b103.html
さて本日の先生は
長い歴史を持つ草月流の本部講師、
加藤久美子先生です。
そしてお弟子さんの有吉さんと宮田さん。
さあ生け花プログラム開始です!
本日使用するお花はこちら。
そして準備するものはこちら。
生け花といってもやったことのない子はどうしていいやら。
そこで本日用意していただいたのがこちら!
生け花の冊子です。
○△□がそれぞれの花を示しています。
今日のプログラムは二本立て。
まずは基本の生け花で練習します。
上の冊子を参考にして
みんな同じものを作ります。
それから今度は
各自が好きなうつわを選び
好きなように生けていきます。
ではまずは基本練習。
先生のお手本をじっと見つめます。
黒くて丸いうつわに
ニューサイラン、チューリップ、スイートピーを生けます。
完成!!!!
それから今度はフリープログラム。
好きなうつわを選んで好きなように生けていきます。
先生が選んだのは黄色で三角のうつわです。
生けるのはモンステラ、ガーベラ、こでまりの3種類。
それぞれが大きさ、色、形などでタイプが異なります。
完成!!!
ポイントは
「花を正面に向けること」
だそうです。
それとそれぞれの配置バランス。
まったく素人の私が言うのも失礼ですが
先生の作品を見て
「素敵」と思ってしまいました。
ではみんな始めてみましょう!
長さを調節してはさみで切ります。
はさみで切る際には水のなかで。
こうすることで
植物が長持ちするそうです。
お母様と一緒に挑戦する子。
ご覧のようにお母様も生け花に夢中!
こちらは完成間近!!
お母様との合作です!
ではできた子から
今度は自由にうつわを選び
自由に生けてみましょう。
うつわの種類も非常に豊富です。
普段見かけるタイプのものから
くねくねしたもの、なんとも複雑なものまで
多種多様。
個性が光るチョイス。
先生から
「うまいねー」と嬉しいお言葉。
生け花というと女性のイメージがあり、
今日は女の子10名、男の子2名の参加だったこともあり、
初めは乗り気ではなかった男の子も
先生の「うまいねー」の言葉に
「にこ〜〜〜」っと笑ってくれました。
花を生けるにつれて
花の、植物の力でしょうか。
部屋の雰囲気が徐々に変化していくようでした。
そして生け花の力でしょうか。
子どもたちもお母様、お父様、おばあちゃまも
みんな笑顔になっていったように感じました。
笑顔が載せられないのが悔しいです!!
完成した作品をわずかながら紹介いたします。
さて、完成したら作品と一緒に写真撮影。
そしてそれを色鉛筆でスケッチします。
では最後に先生から。
「お家に帰っても生け花をしてください!」
「生け花でお家が明るくなります!」
今日生けたものはみんな家に持って帰ります。
持って帰るときも新聞紙にしっかり包んで、
外気になるべく当たらないようにすることが大切だそうです。
本日のプログラムを通して
私は先生の
「生け花に正解なんてない」
という言葉がとても印象に残りました。
自分の好きな物を
好きなように生ける。
なにかまた大切なことを教えられた気がします。
みんなからも
「楽しかった!」
の声が聞けました。
また、最初乗り気ではなかった子も
「楽しかった?」の問いに
うん、と答えてくれました。
普段なかなかできないような経験が
今日はできたのではないでしょうか。
パワフル、だけど繊細な加藤先生、
本日は貴重な体験、ありがとうございました!