【赤坂・青山子ども中高生共育事業】いけばなを通し、日本文化を学ぶ
2010.02.13
こんばんは。
5号です。
本日豪華二本立ての二つ目。
『いけばなを通し、日本文化を学ぶ』と題しまして
日本文化の一つ、生け花を体験します。
こちらは日本文化プログラムの第三弾です。
昨年12月に行われました
第一弾の『伝統音楽 三味線・琴の世界』の様子はこちらをご覧下さい。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-408e.html
また先月に行われました
第二弾の『和食から学ぶおもてなしの心』の様子はこちらです。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-b103.html
さて本日の先生は
長い歴史を持つ草月流の本部講師、
加藤久美子先生です。
そしてお弟子さんの有吉さんと宮田さん。
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さあ生け花プログラム開始です!
本日使用するお花はこちら。
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そして準備するものはこちら。
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生け花といってもやったことのない子はどうしていいやら。
そこで本日用意していただいたのがこちら!
生け花の冊子です。
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○△□がそれぞれの花を示しています。
今日のプログラムは二本立て。
まずは基本の生け花で練習します。
上の冊子を参考にして
みんな同じものを作ります。
それから今度は
各自が好きなうつわを選び
好きなように生けていきます。
ではまずは基本練習。
先生のお手本をじっと見つめます。
黒くて丸いうつわに
ニューサイラン、チューリップ、スイートピーを生けます。
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完成!!!!
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それから今度はフリープログラム。
好きなうつわを選んで好きなように生けていきます。
先生が選んだのは黄色で三角のうつわです。
生けるのはモンステラ、ガーベラ、こでまりの3種類。
それぞれが大きさ、色、形などでタイプが異なります。
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完成!!!
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ポイントは
「花を正面に向けること」
だそうです。
それとそれぞれの配置バランス。
まったく素人の私が言うのも失礼ですが
先生の作品を見て
「素敵」と思ってしまいました。
ではみんな始めてみましょう!
長さを調節してはさみで切ります。
はさみで切る際には水のなかで。
こうすることで
植物が長持ちするそうです。
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お母様と一緒に挑戦する子。
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ご覧のようにお母様も生け花に夢中!
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こちらは完成間近!!
お母様との合作です!
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ではできた子から
今度は自由にうつわを選び
自由に生けてみましょう。
うつわの種類も非常に豊富です。
普段見かけるタイプのものから
くねくねしたもの、なんとも複雑なものまで
多種多様。
個性が光るチョイス。
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先生から
「うまいねー」と嬉しいお言葉。
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生け花というと女性のイメージがあり、
今日は女の子10名、男の子2名の参加だったこともあり、
初めは乗り気ではなかった男の子も
先生の「うまいねー」の言葉に
「にこ〜〜〜」っと笑ってくれました。
花を生けるにつれて
花の、植物の力でしょうか。
部屋の雰囲気が徐々に変化していくようでした。
そして生け花の力でしょうか。
子どもたちもお母様、お父様、おばあちゃまも
みんな笑顔になっていったように感じました。
笑顔が載せられないのが悔しいです!!
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完成した作品をわずかながら紹介いたします。
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さて、完成したら作品と一緒に写真撮影。
そしてそれを色鉛筆でスケッチします。
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では最後に先生から。
「お家に帰っても生け花をしてください!」
「生け花でお家が明るくなります!」
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今日生けたものはみんな家に持って帰ります。
持って帰るときも新聞紙にしっかり包んで、
外気になるべく当たらないようにすることが大切だそうです。
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本日のプログラムを通して
私は先生の
「生け花に正解なんてない」
という言葉がとても印象に残りました。
自分の好きな物を
好きなように生ける。
なにかまた大切なことを教えられた気がします。
みんなからも
「楽しかった!」
の声が聞けました。
また、最初乗り気ではなかった子も
「楽しかった?」の問いに
うん、と答えてくれました。
普段なかなかできないような経験が
今日はできたのではないでしょうか。
パワフル、だけど繊細な加藤先生、
本日は貴重な体験、ありがとうございました!