入職の経緯を教えてください。
もともとは食品メーカーのCSR部門で、放課後NPOアフタースクールと一緒にプロジェクトを立ち上げていました。そのプロセスを経て、子どもに向けたまなざしや、誰でも受け入れるという姿勢、社会全体で放課後を良くしていこうという考え方や取り組みに、すっかり団体のファンになりました。キャリアとして「子どもを真ん中にして、社会を良くする仕事がしたい」と思ったときにぴったり来て、転職を決意したんです。ちなみに前職の企業のプロジェクトは、今も継続して実施をしています。

©Nagisa Kamiya
子どもを真ん中にして、社会を良くする仕事がしたい
企業のCSRについて、前職と関わる立場が変わりましたが、今のお仕事をどう感じていますか?
企業のCSR担当者は、社会と企業の間に立ち、社会で求められることと企業の目指す姿の双方がWINWINの関係になるように、全社を巻き込んで新しいことを作っていく大変な立場にあります。今は、企業の理念や事業戦略、そして子ども達に伝えたいメッセージを理解し、寄り添いながらも、私たちは子どものプロとして、最善のことを企画・提案し、プロジェクトを作りあげていく立場です。アプローチは少し変わりましたが、前職の経験をいかして仕事ができていること、子どもに良いものを届けたい、社会を良くしたいという想いの実現ができていることに、とてもやりがいを感じます。

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その企業にしかない素晴らしい資源を次世代の子どもたちに
これから取り組んでいきたいテーマを教えてください。
団体が大切にしているポリシーは「どの子にも絶対いいところがある」ですが、「企業にも絶対いいところがある」と感じます。企業にはその企業にしかない素晴らしい資源を持っていて、それを次世代を担う子どもたちに届けることができることに非常にやりがいを感じています。その企業ならではのいいところを発見してどんどん好きな企業が増えていくこともすごく楽しい。企業の良さや資源をいかして、子ども達が新しい体験をしたり、学校や家ではできないような発見ができたりする。その活動は、子どもだけではなく、関わる人みんなにとってプラスの経験になります。
これからも、企業の方たちとコラボレーションしたプロジェクトを作り、たくさんの子どもたちに届けていきたいです。