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【谷中小学校放課後子供教室】高学年向けビッグプログラム始動!~シナリオプロジェクト~

こんにちは、台東区立谷中小学校放課後子供教室「あつまれ谷中っ子」の飯塚です。
今年度からスタートした高学年向けの連続プログラム『シナリオプロジェクト』の様子についてご紹介したいと思います。

このプログラムは、高学年にも積極的に放課後子供教室に参加してほしいというスタッフの願いから生まれたもので、数々の有名な脚本家を輩出されているシナリオ・センターの新井一樹さんと、脚本家・映画監督としてご活躍されている胡麻尻亜紀さんを講師にお迎えしてスタートしました。

第1回目のテーマは『シナリオづくり』です。
物語を分かりやすく面白く作るポイントや書き方を学び、自分たちでオリジナルのシナリオを書くプログラムを行いました。

シナリオを書く上で大事なのは、まずは登場人物のキャラクターを考えること!

例えば『河原田権三(かわはらだ ごんぞう)という人が、小学校の校長先生だったら??』というお題で考えてみました。その人はどんな人で、どんな服装をしていて、口癖はなんだろう…子どもたちからはどんどんアイデアが溢れてきます。

「年齢は55歳くらいで、いつも甚平を着ていて、話すときは俳句になっちゃう…」
「もともとは社会の先生で、酒癖は悪いけど子どもたちには優しい…」

などなど、 河原田権三(かわはらだ ごんぞう)という名前だけでこんなにキャラクターの特徴が想像できるなんてすごいですね!!

登場人物のキャラクターがイメージできたら、いよいよシナリオを書きます。

テーマは『谷中小の廊下で○○が走っていたら、河原田権三はどうするでしょうか?』○○の部分には自分で考えたキャラクターを設定します。

でも、いざ紙に書いてみると、なかなかセリフが思い浮かびません…

そんな時「新井さん、あの、思いっきりふざけてもいいんですか?」と、5年男子が質問をしました。 新井さんは笑って「もちろん!」と答えてくれました。
「放課後なんだから自由でいいんだよ!だって授業じゃないし、正解なんてないんだから」と声をかけてくださり、その魔法の言葉で子どもたちの心がどんどん解放されていきました。

私も子どもに戻って一緒に新井先生のシナリオプログラムを受けたいなぁ~と、心から楽しんでいる子どもたちの笑顔を見て羨ましく思いました✨

最後に出来上がった作品を発表しました。

注意するどころか生徒と一緒に廊下を楽しそうに走ってしまう河原田校長や、仕事中なのにお酒が飲みたくなった河原田校長を生徒がなだめる場面など、子どもたちが考える河原田校長のキャラクターがとても面白く、何度も笑いが起きていました。

発表を聞いた胡麻尻さんから「河原田校長と生徒のやりとりのテンポがとても良くて漫才みたいだから、もしかしてお笑い好きかな?」や「ちょっとミステリアスな話だからホラー好きなんじゃない?」とズバリ見抜かれて、プロの脚本家ってやっぱりすごいねと子どもたちは驚いていました。

第2回目のテーマは『動画づくり』ということで、タブレットを使用して実際に撮影をしました。

まずシナリオを撮影する上で大事なことは、『枠を意識する』ということ!

例えば泣いている人を撮影するときには、全身を撮影するよりも泣いている顔をアップにして撮影した方が、見ている人に伝わりやすいですよね。
アップやロングなど様々なショットを効果的に使うことで、見ている方により分かりやすく伝えることができるそうです!

男子チームと女子チームに分かれて、撮影スタート!
女子チームは何やら相談中の様子。胡麻尻さんとはもうすっかり打ち解けて、楽しそうな子どもたちです!
というのも、胡麻尻さんは前回のプログラムの後に、子どもたちが書いたシナリオを一枚一枚丁寧に添削してくださったり、高学年の子どもたちともっと関わりたいとわざわざ放課後に遊びに来てくださったりと、子どもたちのためにいろいろと協力してくださっていたのです。プロの方がこんなにも手厚くサポートしてくださるなんて、子どもたちは本当に幸せものですね!

続いては絵コンテづくりに挑戦!
配られた用紙にはこう書いてあります。

『つくえに、ふせんがはられている。
ふせんに気づく太郎。
太郎、ふせんを手にとる。
ふせんに『X・Y・Z』と書いてある』

このシナリオをもとに、4コマの枠の中に絵コンテを書いていきます。

絵コンテとは、アニメやドラマや映画などを撮影するときに、その流れを絵と文字であらわしたもので、映像のイメージを具現化するための設計図にあたる大事なもの。
先ほど教えていただいた枠を意識しながら、それぞれ考えていきます!
「上からみた絵が描きたいけれどなかなかうまくいかない」と苦戦している子もいましたが、想像力を生かして作業が進んでいきました。

次は自分たちが書いた絵コンテを撮影していきます。
「ふせんを手にしたシーンは、アップで撮影した方が良さそう!」と、少しずつ撮影のコツをつかんできたようで、いろいろな撮影方法にチャレンジしていました。

シナリオや動画づくりって聞くと、とても難しいものだと思っていたけれど、やってみたら自分にもできたし、何よりとっても楽しい!
初めての高学年向けプログラムでしたが、「めちゃくちゃ楽しかった!」「また次も絶対参加するよ~」と満足そうな子どもたちの顔を見て、とても嬉しくなりました。

回を重ねるごとにどんどん参加者も増えて、盛り上がりを見せている『シナリオプロジェクト』!
10月に実施予定の上映会に向けて、これから自分たちで作ったシナリオでショートムービーを作成する予定なので、完成が今から楽しみです。

放課後はゴールデンタイム!高学年の子どもたちにとって、放課後がさらに楽しく充実した時間になるよう、今後もサポートしていきたいと思います!

文・谷中小学校放課後子供教室/飯塚

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