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【地方創生】グローカルアントレプレナー 2020 in 大槌

企業協働

岩手県は大槌町より。こんにちは!学生インターンの大濱です。

私は、東北地方にはじめて来ました。

2020年1月18日、東日本大震災から約9年後の今現在、甚大な被害があった大槌町辺りには、新しい住宅やお店が並んでいて、地方創生に向けての第一歩を歩んでいました。

そして今回、昨年まで6年間実施していた、「復興アントレプレナー」から新しく生まれ変わり、「グローカルアントレプレナー」というプログラムが誕生しました。

復興だけではなく、地方創生の目線へステップアップしたプログラムとなっています。

東日本大震災で災害に遭遇した高校生をサポートしたいという想いからハタチ基金、J.P. Morgan様の全面的な協力のもと高校生がチームを組み、自ら仕入れた商品を東京で販売するという起業体験プログラムです。

実際にJ.P. Morganの社員の方々もメンターとして高校生とともに活動をご一緒して下さいます。

今回は第1回目のプログラム。高校生の子どもたちは興味深々で説明を聞いてくれました!

本日は19名(3名は部活でお休み)の高校生1、2年生が参加します。

それでは早速プログラム開始!

まずはじめに、自分の将来のことや起業に対する意見をグループ内で共有して発表します。

本プログラムでは子どもたちに地元の魅力を自分が知らない地域に発信し、広い視野を持つ、そして自ら何かにチャレンジするという精神を持ち、学びから行動に移すことを目的としています。

今回は事前知識のインプットとして、
・大槌町の魅力
・〈仕事〉について
・起業について学ぶ
・小売店について学ぶ
を学習してグループで発表しました。

大槌町の魅力に関して、高校生たちは大槌のいいところを沢山考えます。

「みんな顔見知り」「自然が多い」「空気がきれい」「人のあたたかさを感じる」など、大槌に対する地元愛が伝わりました。

では次に「〈仕事〉について」を見ていきましょう!

「仕事」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
自分にとっての幸せな「仕事」とはなんでしょうか?

高校生からは「看護師になりたい」「自衛官になりたい」など様々な意見が挙がり、彼ら、彼女らなりに自分にとっての幸せな「仕事」を考えていました!

それでは次に「起業について学ぶ」を見ていきましょう!

「起業についてどう思うか」という質問に対して、高校生たちは
「お金持ち」
「偉い人」
「準備が大変」
他には、有名企業や人物名などの回答を発表してくれました。

しかし、「起業をする」ということは、誰でもすぐにできるということを学びます。

さあここでクイズです。

「会社を設立するために必要なお金はいくら?」

「17万円!」「1200万!」「3万円!」「1円!」
高校生からは様々な意見が出てきます。

正解は・・・
「1円!!!!」
1年生女子チームは大正解。(小さくガッツポーズ)

他のみんなはとても驚いている様子でしたね。

最後に「小売店について学ぶ」について考えていきましょう!

一番のポイントは「何を目指していくか」です。

高校生たちには利益を考えながら、大槌の魅力を多くの人に伝えて、お客様に満足してもらえるようなお店づくりを目指していきます。

そのためには、まず自分はどんなお店で買い物したいのかを考えました。

「接客が丁寧」「対等な関係を築ける」「商品の見た目が良い」などの意見が挙がりました。お店は、「商品」だけでなく「接客」や「売り場」も揃って初めて「良い店」と呼ばれます。

みんなも東京での出店に向けて、この3つを考えていきます。

はじめは戸惑いながら話し合いをしていた子どもたちが、発表を重ねるにつれて少しずつプログラムについて理解していく様子が印象的でした。

これ以降のプログラムがどのようになるのか、どんな素敵なお店ができるのかとても楽しみです!

今後のブログにもぜひ、ご注目ください!

次のプログラムは2月23日(日)に仕入れ、売り場づくり、について学び接客練習を実際に挑戦してもらいます!





以上で「グローカルアントレプレナー2020 in 大槌編 1st」は終了です。

まだまだマルシェ出店の実感が湧いていない高校生もこれから準備していくことで、より小売店の起業を行っている実感やマルシェ出店という実感が湧くことになるしょう。

今回ハタチ基金をはじめとするJ.P. Morgan様、おらが大槌夢広場の皆様、参加してくれた高校生のみんな、本当にありがとうございました。

次回もお楽しみに!

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