特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール

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古田敦也さんからのエール!〜湘南学園小学校アフタースクール開校5年目の約束〜

2018年5月24日 アフタースクール

2014年春に開校した湘南学園小学校アフタースクール(神奈川県藤沢市)。
放課後NPOアフタースクール初の直営校(※)として、満を持しての開校でした。
(※放課後NPOの職員により運営されています)

あれから4年の歳月が流れ、子どもたちは心も身体も成長し、
スタッフにとっても本当に学び深い4年間でした。

そんな湘南学園小学校アフタースクールが開校3年目を迎える頃、放課後NPOのアドバイザリーボードにご就任いただいている古田敦也さんと運命の約束を交わします。

古田さんから「開校3年目のお祝いにプログラム開催に行くよ!」とおっしゃっていただき、それはそれは感激したのですが、当時子どもたちの中であまり野球が流行っておらず、”今やるのはもったいない!”ということで、「もう何年かする頃にはきっと野球が流行っていますから、ぜひその時に改めてお願いさせてください!」と未来に想いを託しました。

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あれから2年…

今年6年生になった男の子に、開校当初からアフタースクールに来てくれている子がいます。
たくさんの魅力をもった人気者。学年が上がるにつれて年下の子たちの面倒もよく見てくれるようになりました。

そんな彼がある日突然野球に目覚め、下級生に熱心に野球を教え始めたのです。
あと1年で卒業。一般的に学童保育を高学年の子が利用することは非常に稀です。
泣いたり笑ったりたくさんの思い出を放課後の時間に作ってきました。

私たちスタッフにも多くの感動と勇気をくれた子どもたちに、最高の贈り物をしたい。
そう考えていた折・・・

「本物の野球選手に、本物の野球を教わりたい!」

運命の約束はここで果たされることになったのです。

始めたばかりの野球。なかなか上手くいかない言葉と身体のキャッチボール。
子ども同士もめたり、悔しい思いをぶつけ合うこともあります。
そうした時間のすべてが大切な育ちであると考え見守りつつ、こんな状態で古田さんにお越しいただいても良いのか悩みましたが、私たちは子どもたちへの願いをボールに込めて投げてみることにしました。

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“夢を語る勇気”

7割以上の小学生が習い事に通っている日本。
放課後の居場所として通わせる保護者も多く、塾や習い事に追われて忙しく過ごしているのが現在の小学生の姿です。
窮屈な放課後の環境にチャレンジ意欲が低下し、興味関心に出会っても、「もっと小さい頃から打ち込んでいないと難しい」と大きな夢を持つことを諦めたり、声に出すことに臆病になってしまう子どもたちが昨今増加しています。

好きなことをとことん追求する面白さ、スポーツの持つ魅力、そして夢を叶える素晴らしさをその象徴とも言える古田さんに教えていただくことで彼らのさらなる成長を応援できればと思ったのです。

「古田さん、子どもたちに野球を、夢を叶える素晴らしさを教えてください!」

古田さんは二つ返事でOKをくださいました。

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2018年5月19日(土)
直前まで雨予報だった天気は徐々に晴れ渡り、絶好の野球日和となりました。
湘南学園小学校の全児童を対象に告知し、当日は120名近くの子どもたちと保護者のみなさまが集まりました。


「運動会よりたくさんのお父さんがお越しくださった!」と先生方も驚く程、
本当に多くのお父さんたちが嬉々とした表情で校庭に大集合!
イベントが始まる前に自然と親子キャッチボールが始まりました。

会場も子ども達の身体も温まった頃、ついにイベントスタート!

本日のスペシャル市民先生をみんなで呼びます。
「古田さ〜〜〜ん!」


選手時代の登場BGMに合わせて現れた古田さんに歓声と拍手が湧きます。

握手にも丁寧に応えてくださる古田さん。
いつでもかっこいい姿に一同メロメロです。



会場全体が興奮に包まれる中、古田さんから冒頭の挨拶として、湘南学園小学校アフタースクールの開校5年目をお祝いいただきました。


続いて、子どもたちからの質問にお答えいただきます。


「どうしたらプロ野球選手になれますか!?」という質問には、「まずはなれると信じて頑張ること。あとはたくさん食べて、たくさん動いて大きくなることだね。僕が子どもの頃は6枚切りのパンを毎朝6枚食べてたよ!」と答えると会場がどよめきました^^


また、「ピンチの時にはどうしたら頑張れますか?」と聞くと、「ピンチだと思った時こそ自分の思ったことを信じて思いっきりやることが大切」とお答えいただきました。


何を聞こうかずっと悩んでいた子どもたち。古田さんからの本気の回答に嬉しくてにやにやしてしまいます(笑)


保護者の方も古田さんの一言一言に共感されている様子で、大きくうなづかれていました。
古田さんの言葉にその場にいたみんなが勇気をもらった瞬間でした。

続いて、古田さんによるキャッチボールのデモンストレーションです!相手役はお父様のお一人が買って出てくださいました!

目の前で見るプロの投球に「おぉー!」という歓声が広がります!

会場の興奮も最高潮に高まり、いよいよ子どもたちの出番です!
まずはウォーミングアップとして、ボールを左右の手に移動したり、空中に高く投げてその間に手拍子をするなど、ボールに慣れるところから始めました。





みんな夢中になってボールを投げます。
「5回も手がたたけた!」「僕は10回だった!」と元気な声が飛び交い、古田さんもそれに応えるように子どもたちに「すごいなー!」「うまいうまい!」と声をかけてくださいました。


さぁ、ここからが本番です。
この日を楽しみに来てくださった保護者の方と子どもたちでキャッチボールをします!
初めてキャッチボールをした親子もいらっしゃり、本当に温かい、温かい時間が流れました。


息子から父へ。


父から息子へ。

家族の数だけ、愛情あふれる”想いのキャッチボール”が繰り広げられました。

週に1回、月に1回、時間のある時だけでもこんな素敵なやりとりがこれからも各ご家庭で生まれたら。
そう思わされる笑顔がグラウンドいっぱいにあふれていました。

お友達同士で楽しんでいる子どもたちも!

古田さんは一人ひとりの元を周り、コツやポイントを伝えたり、いいところをたくさんたくさん褒めてくださいました。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、改めて古田さんにお言葉をいただきます。

「お父さん、お母さんにも伝えたいです」と時に大人へのメッセージも交えながら、
「野球って自分だけが強くても意味がなくて、チームみんなで強くなっていくことが大事なんです」と仲間の大切さを語ってくださり、
また、選手兼監督でもあったご経験から、「メンバーが苦しい時になんて声をかけるかというよりは、チームメイトに信頼される人であること。教育が大切です」と私たち大人が自分の職場での学びとなるようなメッセージも送ってくださいました。

幼い頃からメガネをかけている女の子のお父さんがこんな質問をされました。
「うちの子は目が悪いのですが、スポーツ選手を目指せますか?」

「僕は小さい頃からずっと目が悪かったです。大人になるのっていろんなことを乗り越えていかなきゃいけない。でもなりたいものがあるなら信じてとにかく頑張る。
僕はそうやってプロ野球選手になりました。」


あの6年生の男の子が、古田さんに大きな声で伝えました。

「ありがとうございました!また来てください!!」

また一つ、大切な約束が結ばれた瞬間でした。

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最後に、古田さんからサイン色紙のプレゼントが贈られ、また湘南学園小学校の校長先生より感謝の花束が贈呈されました。

古田敦也さん、スポーツの魅力を、そして夢を叶える素晴らしさを子どもたちに届けてくださり、本当に本当にありがとうございました!
親子でかけがえのない時間を過ごすことができ、子どもたちにとって最高のプレゼントになりました。

また休日にも関わらず本イベント開催を快諾くださり、これまで4年間いつも私たちを応援してくださった湘南学園小学校の先生方、保護者の皆様、ご関係各位、本当にありがとうございます。
これからもご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします!

子どもたちの笑顔を、安全で豊かな放課後の時間を、未来につなげていくことを私たちは約束します。

文:本部事務局/広報 佐藤

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